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ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/11/02 |
JAN | 9784044007157 |
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商品レビュー
3.9
65件のお客様レビュー
著者は、資本主義が生み出す貧困や環境破壊に対する怒りがあり、それ以外のジェンダーや人種差別などの問題と複雑に絡み合っている、こうした社会問題を学ぼうというのが現場へ出かけた経緯であると言う。 自然環境、水道、電力などの社会的インフラ、教育、文化などを社会的共通資本として、脱商品化...
著者は、資本主義が生み出す貧困や環境破壊に対する怒りがあり、それ以外のジェンダーや人種差別などの問題と複雑に絡み合っている、こうした社会問題を学ぼうというのが現場へ出かけた経緯であると言う。 自然環境、水道、電力などの社会的インフラ、教育、文化などを社会的共通資本として、脱商品化すること、傷ついた人が心を癒やすことのできる社会を目指して何かをしたいという考えに共感した。頑張っていこうとする人と共に歩く共事者でありたいと思う。
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学者は、もっと現場で学ばなければいけない、ということで、人新世の資本論で有名な著者が、全国の社会問題の現場を訪ねて、見たこと聞いたこと、時に体験したことを文章化したもの。 表題はかなりキャッチーなコピー、だから、本人は真剣に論じてるのだろうけど、リアクション芸人と化してるように思...
学者は、もっと現場で学ばなければいけない、ということで、人新世の資本論で有名な著者が、全国の社会問題の現場を訪ねて、見たこと聞いたこと、時に体験したことを文章化したもの。 表題はかなりキャッチーなコピー、だから、本人は真剣に論じてるのだろうけど、リアクション芸人と化してるように思えてしまった。 とはいえ、著名人が人々の関心を惹いてくれて、知らしめてくれて、考えさせてくれるような本書の試みは大事。頑張れ!斎藤先生。 まるで人ごとな声援ですみません。 ウーバーイーツ、テレワーク、林業、五輪問題、男性メイク、性教育から、気候変動、外国人差別、水俣病、部落差別、被災地、アイヌと多岐にわたってのルポになってる。 ぜひ、一読してもらいたい一冊ではある。
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一つ一つの記事も興味深いが、「あとがきに代えて」が特によい。思想家が現場を訪れて思うところ述べ、今後の自身のあり方を語るという構成から、大江健三郎の『ヒロシマノート』を思い出してしまったが、作家である大江の高揚感とは対称的に、研究者として現場に関わることへの様々な視点からの自戒ぶ...
一つ一つの記事も興味深いが、「あとがきに代えて」が特によい。思想家が現場を訪れて思うところ述べ、今後の自身のあり方を語るという構成から、大江健三郎の『ヒロシマノート』を思い出してしまったが、作家である大江の高揚感とは対称的に、研究者として現場に関わることへの様々な視点からの自戒ぶりが印象的だった。それにしても話を上手にまとめるものだなぁ、と思った。
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