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布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 人文書院 |
発売年月日 | 2022/10/27 |
JAN | 9784409241523 |
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布団の中から蜂起せよ
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布団の中から蜂起せよ
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感情の乗った文体とその時間/瞬間の自己を切り取った骨子を持つエッセイ。読み応えがあり、同時にそういったエッセイが持つ構造そのものも常に疑問視している作者の視野の広さに感嘆する。 クソだらけの世界で閉口してしまうが、それでも口は閉じずに表に出そうというスタンス。そこから『デモ来ないからダメ』みたいなマッチョな要素は除外し、各々の身体の制約の中でそれでも表出可能なレベルを探って黙らずに表現し続けようと言う考えは、現代においてもっとも必要な政治的スタンスのあり方なんじゃないか。政治に関心がない人が多いのって、政治は上が決めるという権威主義と政治は変えられないという諦観の二つが理由の上位を占めると思っていて、後者についてはこの考え方で多少脱却できる。 生きることと口を閉じないこと、低所得者と老人を切り捨てようとする昨今の情勢をみるにもしかするとその二つは今の社会が嫌う最も強力な弱者の行動なのかもなとすら思う。
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似たような人生を送っている、と思った。 同じ日に、同じような夜を送っている。 同じ本に感銘を受け、同じようなことに憤り、同じようなことで傷ついて、同じような身動きのとれなさのなかで、同じように人を愛したいともがいている。 でもやっぱり、私とは全然違う人生を送っている。そこには緊...
似たような人生を送っている、と思った。 同じ日に、同じような夜を送っている。 同じ本に感銘を受け、同じようなことに憤り、同じようなことで傷ついて、同じような身動きのとれなさのなかで、同じように人を愛したいともがいている。 でもやっぱり、私とは全然違う人生を送っている。そこには緊張がある。 嫉妬もあるし、異論もある。 でも綺麗事でもいいから、世界には善くいてほしい。
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圧倒的な権力には、偏向思想で立ち向かう、それがかつての定石であったと思う。革命家は間違えた事と自認しつつも、その主張を絶対に捻じ曲げてはならなかったはず。 本書における著者の態度は反体制を唱えながらも、結局は中道の域を出ないものであった。はっきり言ってかわいい。 全体を俯瞰しなが...
圧倒的な権力には、偏向思想で立ち向かう、それがかつての定石であったと思う。革命家は間違えた事と自認しつつも、その主張を絶対に捻じ曲げてはならなかったはず。 本書における著者の態度は反体制を唱えながらも、結局は中道の域を出ないものであった。はっきり言ってかわいい。 全体を俯瞰しながら、正論の範囲内で思想を展開するスタイル。誰も傷つけてはいけないという基本ルールの上で展開される言論はいかにもホワイト社会的。 でも松本人志の発言と一般女性の主張が同等に評価されるご時世。 火炎瓶を投げつけなくても、我慢している事をやめてみるくらいの、小さな反抗の寄せ集めが大きな変革をもたらすような、そんな世の中になればいいよね。
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