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布団の中から蜂起せよ の商品レビュー

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32件のお客様レビュー

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2026/04/01

▼東京外国語大学附属図書館の所蔵状況(TUFS Library OPAC)https://www-lib.tufs.ac.jp/opac/recordID/catalog.bib/BC17385848

Posted byブクログ

2026/03/08

凄まじい攻撃力と思想のエッセイ しかし、気持ちは解るし度々現れるキラーフレーズ選び。こりゃすごい ただ、どうしても僕はSF脳な部分があるので1つだけ。著者はルッキズムを強く、そして極限の意味で否定されているがこの先に著者の望む未来は本当に存在するのだろうか 美醜については今の所人...

凄まじい攻撃力と思想のエッセイ しかし、気持ちは解るし度々現れるキラーフレーズ選び。こりゃすごい ただ、どうしても僕はSF脳な部分があるので1つだけ。著者はルッキズムを強く、そして極限の意味で否定されているがこの先に著者の望む未来は本当に存在するのだろうか 美醜については今の所人間として産まれた地点で付き合っていくものであるけれど、ここまで話を進めてしまうと種の保存についての要素が人間から消えてしまうのではと感じてしまった。 それもまた人種としての誇り、動物の個性と思うので論点の方向性が気になった まあ、言わんとすることはわかるのだけど 愛嬌でカバー出来ることもあるのでないだろか

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2026/01/31

私がフェミニズムを初めて知ったとき、今まで苦しんで当たり前だと思っていた違和感から解放されていく感覚があった。 高島さんも同じような感覚だったと書かれていると感じました。 「男性からモテる」それが女性として生きることの絶対的な価値であり評価であることが受け入れられなかった。 私...

私がフェミニズムを初めて知ったとき、今まで苦しんで当たり前だと思っていた違和感から解放されていく感覚があった。 高島さんも同じような感覚だったと書かれていると感じました。 「男性からモテる」それが女性として生きることの絶対的な価値であり評価であることが受け入れられなかった。 私だって何かを叶える主体になりたい。 こんなにも感覚が理解出来るとするするするす?読み進められる読書は初めてかもしれない。 あれ?私の心の奥底の声なのか?と思うくらい自分の思いだった。 名言の荒らしだった、、 生きていてくれ。 本当にその一言につきるし、さまざまな人を肯定することで、自分を受け入れたいからこそ、色んなルールや当たり前を疑う。 そのルールが何のためにあるのか? 誰のために存在しているのか? それを考え続ける。 【メモ】 社会問題を内在化、個人化させない。 私がルッキズムで、苦しんでいるのは社会問題であり、私が変わる必要はない。 ルッキズムに立ち向かうとき 新しい「美」への自己変革を求められるという問題がある 世間は役立たずに冷たいが 役立たずに冷たい世間は正しくない 例え本当の自分を確信できるような瞬間が人生に訪れなくても自分の生を認めたい 幸福であるかどうかを問いすぎない 成長とは言わない 私の現実は病で拡張された と表現する 通俗道徳」という言葉がある。人間は頑張っていればまともに暮らしていける、そうできないのは頑張っていないからだ、という考え方で、少なくとも江戸時代にはすでに存在した思想の潮流だ。 この流れは明治時代によりいっそう顕著になった(このあたりのことは松沢裕作「生きづらい明治社会」(岩波書店、二〇一八年)を参照してほしい)。通俗道徳の横たわる社会ではとにかく頑張ることが美徳とされ、成功できなければ全部「当人の頑張り不足」に帰結する。お金がないんですか、怠けてるんじゃないですか?病気になったんですか、健康管理ができなかったあなたが悪いんじゃないですか?家族の仲が悪いんですか、親孝行していないからでは?..

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2026/01/07

様々なトピックに著者が問う指摘・違和感に都度納得させられたが、著者は自身が否定する社会規範が内面化されていることにも同時に悩む。アジテーション的文章を書く人が、同じ著書の中でここまで葛藤する様は見たことがなく、生身の人間として近くに感じた。重たいとも感じる章はあった。確かに。 ...

様々なトピックに著者が問う指摘・違和感に都度納得させられたが、著者は自身が否定する社会規範が内面化されていることにも同時に悩む。アジテーション的文章を書く人が、同じ著書の中でここまで葛藤する様は見たことがなく、生身の人間として近くに感じた。重たいとも感じる章はあった。確かに。 著者のように鋭く言葉には出来なくても、今自分が当然として受け入れている物事に対して、改めて一回立ち止まって考えてみたい。 いくつか気になる本はメモしたので順次読んでいきたい。

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2025/11/05

無政府主義者、アナーキスト等になった過程がとても分かりやすく書かれており、人生を変えてもらったというか新たな考えがインプットされて世界が広がった作品。 誕生日、結婚といった情景への憤りが美しく言語化されていて納得した。 この本を基底に、推薦図書を廻る旅に出ようと思う。

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2025/10/05

著者の言葉の力がすごい。現状を言葉で明確に訴えていく。問題に対して読む人を引き込み考えさせる力がある。 私としては、論じている内容や思想に自身と相容れないものがあったとしても、読む人を論題に引き込み考えさせる言葉の力に魅力があると思う。

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2025/11/27

言葉に力がある。それも詩的な力だ。著者の主張には耳を傾けざるを得ないし、納得をする部分も多い。 だから、43ページに「選挙の白票は開票の際、数え間違いの数合わせに使われてしまうと聞いたことがあるが、それは沈黙ほど切り捨てやすいものはないということを端的に表している。」と書いてあ...

言葉に力がある。それも詩的な力だ。著者の主張には耳を傾けざるを得ないし、納得をする部分も多い。 だから、43ページに「選挙の白票は開票の際、数え間違いの数合わせに使われてしまうと聞いたことがあるが、それは沈黙ほど切り捨てやすいものはないということを端的に表している。」と書いてあって少し悲しくなった。 特定の数回の選挙の開票に際して、不正が行われた事件は過去に存在している。しかし、いわゆる「選挙」と呼ばれるものが一般に、白票をそのように使うのだと受けとめられかねない、本書の伝聞表現は問題を含んでいる。途上国ですら、選挙の開票については厳正に対処している。それが日本で守られていないならば大問題だ。 本年(2025年)の都議選、参院選でも開票に不正がある、というデマが動画をとおして、拡散されたことが記憶に新しいが、著者が間接的に、それに荷担していると思うと、なんとも言えない気持ちになる。 無効票の内訳は、例えば総務省のHPでPDFとして公開されている。例えば、 https://www.soumu.go.jp/main_content/000930924.pdf で「事由別無効投票数」で検索すれば出てくる。内訳として白票は多いが、絶対数が日本国中で漏らすことなく数えあげられ、それが数え間違いの数合わせにされている事実はほぼない。 筆者が聞かれたのは、おそらく過去に数回起きている開票不正のことと思われるが、それ以外の選挙で開票は正統に行われている事実を考えてみても、表現が適切ではないと考える。 例えば、該当の冒頭部分を「ある数回の選挙の白票は開票の際、不正に数え間違いの数合わせに使われてしまったことがあると聞いたことがあるが、」と書き換えれば、正確になると思うが、いかがだろうか。 布団の中から、という最低ラインからの蜂起を訴えるならば、「沈黙せざるをえない人たち」にとっての蜂起についても考えてみてほしい。横暴な権力への沈黙は一時的には悪なのかもしれないが、だからこそ長期的に見た場合は、そこにしたたかさもあるのではないだろうか。忍耐の持つ抵抗性である。 いや、そもそも布団の中という最低ラインにおいても蜂起しなければならないのだろうか。交代に休むならば蜂起しうる。しかし、蜂起はそこまで至上命題なのだろうか?蜂起と生産性が実は強い親和性、強迫性を持っていることに気付かなくて良いのだろうか?

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2025/02/26

毎日ひっきりなしに腹立たしいことが起きている。世界のどこかで。この国のどこかで。街のどこかで。その家のどこかで。しかし、年を取り、社会に溶け込む術を身につける過程で、やがてその風景にほとんど何も感じなくなっていることに気づく。いや、本当は何も感じないわけではないけれど、これ以上無...

毎日ひっきりなしに腹立たしいことが起きている。世界のどこかで。この国のどこかで。街のどこかで。その家のどこかで。しかし、年を取り、社会に溶け込む術を身につける過程で、やがてその風景にほとんど何も感じなくなっていることに気づく。いや、本当は何も感じないわけではないけれど、これ以上無力感に苛まれてしまうことが嫌だから、精神を削ることはきついから、そもそも動くことができないから、鈍磨した私の精神はその状況を受け入れてしまう。今日も今日とて私は無力そのものだ。 きっと同じようなことを感じている人は多いのだと思う。 アナーカ・フェミニズムという聞き慣れない言葉をかかげながら著者は扇動的に言葉を繰り出していく。状況に対する強烈な怒りを。自分自身のことを。著者が愛するもののことを。「マジであなたたちに生きてほしい」という祈りを。 何も出来ないなんてことはなく、布団の中でもがきながら生き延びようとすること、それはすでに革命となり得るのだと、強い闘志を抱いて訴えるその筆致は力強く、一撃一撃が重い。煽られ、嫉妬し、賛同を覚える。 いや、すべてに賛同したわけではない。その必要はそもそもない。ただ、この方は言葉による威力を信じていて、実際にそれを武器として駆使する術を知っているのだと思う。だからこんなに著者の放った言葉がぐるぐると頭の中で渦巻いているのだろう。何らかの解決策が簡潔に提示されるわけではない。むしろ、著者自身が言うように「どうしようもなかったね」という混乱がそのまま文章に乗っかっており、その迫力が本書の凄みとなっていると感じた。 少しでも世界がマシになってくれたら、この景観はこれまでよりもきっと良くなるだろう。そうなってほしい。そう信じて祈ることはすでに・常にわれらの抵抗となり得るのだ。

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2025/01/07

驚く程に豊かで、強く、愛おしい。「文学界の異端児」が綴る無二の人生――エッセイの名手としての輝きに満ちた傑作が待望の文庫化! 解説 黒岩由起子 「もし次の命があるならば、私はこんな男になりたい。 いや、再び女に生まれ変わったとしても、団鬼六になりたい。」 「なぜ、幾多の才人が...

驚く程に豊かで、強く、愛おしい。「文学界の異端児」が綴る無二の人生――エッセイの名手としての輝きに満ちた傑作が待望の文庫化! 解説 黒岩由起子 「もし次の命があるならば、私はこんな男になりたい。 いや、再び女に生まれ変わったとしても、団鬼六になりたい。」 「なぜ、幾多の才人がこの男に引き寄せられ、夢中になって話に耳を傾けたのか。 その理由を、本書を読んで納得し、そして今再び、会いたい気持が募ってやまない。 どうしよう。」 ――推薦・阿川佐和子 切ないほどの人情、痛快すぎる人生――エッセイの名手としての傑作! 【内容紹介】 「SM小説の大家」「最後の文豪」「文学界の異端児」――不世出の作家・団鬼六は類まれなるエッセイの名手でもあった。戦中の少年期、作家として駆け出した青年期、縁が縁を呼ぶ壮年期、病すら受け入れ筆をふるった晩年に至るまで……驚くほどに豊かで強く、愛おしい無二の日々がしなやかな言葉で綴られる。この世を存分に楽しみ尽くす、人生の真髄を射抜いた傑作。 解説・黒岩由起子(団鬼六秘書、長女)

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2024/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感情の乗った文体とその時間/瞬間の自己を切り取った骨子を持つエッセイ。読み応えがあり、同時にそういったエッセイが持つ構造そのものも常に疑問視している作者の視野の広さに感嘆する。 クソだらけの世界で閉口してしまうが、それでも口は閉じずに表に出そうというスタンス。そこから『デモ来ないからダメ』みたいなマッチョな要素は除外し、各々の身体の制約の中でそれでも表出可能なレベルを探って黙らずに表現し続けようと言う考えは、現代においてもっとも必要な政治的スタンスのあり方なんじゃないか。政治に関心がない人が多いのって、政治は上が決めるという権威主義と政治は変えられないという諦観の二つが理由の上位を占めると思っていて、後者についてはこの考え方で多少脱却できる。 生きることと口を閉じないこと、低所得者と老人を切り捨てようとする昨今の情勢をみるにもしかするとその二つは今の社会が嫌う最も強力な弱者の行動なのかもなとすら思う。

Posted byブクログ