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裸で泳ぐ
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裸で泳ぐ

伊藤詩織(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2022/10/27
JAN 9784000615624

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商品レビュー

4.2

12件のお客様レビュー

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2025/02/12

ブラックボックスと共にこちらも読んだ。 いくつか私は引っかかるところがあり、違和感があった。 無賃乗車(中学生の時にお金がないから子供料金で乗った話)、駅員が悪いように書かれている。本の最初からこのエピソードは無いと思う。 ADHDのことを自分はその傾向にありチャームポイントだ、...

ブラックボックスと共にこちらも読んだ。 いくつか私は引っかかるところがあり、違和感があった。 無賃乗車(中学生の時にお金がないから子供料金で乗った話)、駅員が悪いように書かれている。本の最初からこのエピソードは無いと思う。 ADHDのことを自分はその傾向にありチャームポイントだ、というのも。自分自身を卑下することはないが、同じ症状で困っている人のことを思えば、医師に確定診断されたわけでもなく自覚症状があるというレベルで語るのはどうなのかな、と。強姦によりフラッシュバックする、急に眠気におそわれる、と本人が語っているのだから嘘だとは思わない。けど病気やその症状は人により様々だと思う。ジャーナリストならもっと慎重に書いてほしい。 コロナ禍でホテル隔離時、Uberで注文したビールをホテル側に処分される、というエピソードもホテルの方に噛みついてもしょうがないとは思わなかったのか。 ご自分の意見があり曲げない、それは大切なことだが、人の意見を聞き入れないこととイコールでは無い。編集者に赤を入れられそのたびに…もプロならではの指摘だったり、誹謗中傷を避けるためのアドバイスだったのでは、と思ってしまう。 残念な読後。

Posted by ブクログ

2025/01/28

先日読んだ『校正・校閲11の現場』で、校正をもっと知るための参考図書として紹介されていた。 といってもタイトルや内容からはこれといって校正要素を感じられなかったので、不思議に思いながらも気になったのが読み始めたきっかけ。 「日本語研究」と題された内容があったりして、母語である日本...

先日読んだ『校正・校閲11の現場』で、校正をもっと知るための参考図書として紹介されていた。 といってもタイトルや内容からはこれといって校正要素を感じられなかったので、不思議に思いながらも気になったのが読み始めたきっかけ。 「日本語研究」と題された内容があったりして、母語である日本語ではなかなか罵りの言葉がでてこないが、英語のFワードだったら思いっきり言えた、というのは興味深いことだなと思った。 あと、返ってきたゲラに校閲から「本当に怒ってない?」と赤ペンで書かれたメモが添えられていたことがあったというエピソードはかなり印象的で、校閲ってそこまで踏み込んでいいのかと仰天した。 他にも著者が「サバイビングからリビングに変わった」と述べる通り、日常のことや、友人とのやりとり、学びや思考の連なり、バケットリストの達成状況などが日記のように綴られて、重たい鎧を脱いだかのようなしなやかな雰囲気が感じられた。私も夜の海に裸で浮かんでみたい。 前作『black box』を読んだとき「性暴力」への認識をアップデートできたのだけれど、それからもう5年以上経ったというのがあらためて驚き。 読んでいる最中に、折よく伊藤詩織さんの監督作品がアカデミー賞にノミネートされたというニュースも目にして、ぜひ鑑賞してみたいと思ったのだけれど日本での公開はまだ未定なんだそう。 被害に遭った女性たちが声をあげられるようになり、時代は着実に変わってきたと思うけれど、まだまだ壁は取り払われていない。今後の彼女の活躍に目が離せない。

Posted by ブクログ

2024/03/03

今まで読んだ本の中で一番心揺さぶられた。 同年代の女性で、こんなに私の知らない世界を生きてる人はいない。 弱くて、強くて、真っ直ぐな人だと感じた。 ジャーナリストの仕事は心理的に負担の大きい事柄に向き合わなければいけない内容で、とてもじゃないが私もやりたい、とは思えない。 レイ...

今まで読んだ本の中で一番心揺さぶられた。 同年代の女性で、こんなに私の知らない世界を生きてる人はいない。 弱くて、強くて、真っ直ぐな人だと感じた。 ジャーナリストの仕事は心理的に負担の大きい事柄に向き合わなければいけない内容で、とてもじゃないが私もやりたい、とは思えない。 レイプ被害にあったことでいかに精神的に被害を受けたかも計り知れないが、それを世間に公表した後の出来事をサバイブし、リビングと言えるまでストラグルした様子が凄まじい。静かで、激しい文章。 なんだか、私は自分の人生に本気で向き合ってない気がした。

Posted by ブクログ