裸で泳ぐ の商品レビュー
ブラックボックスと共にこちらも読んだ。 いくつか私は引っかかるところがあり、違和感があった。 無賃乗車(中学生の時にお金がないから子供料金で乗った話)、駅員が悪いように書かれている。本の最初からこのエピソードは無いと思う。 ADHDのことを自分はその傾向にありチャームポイントだ、...
ブラックボックスと共にこちらも読んだ。 いくつか私は引っかかるところがあり、違和感があった。 無賃乗車(中学生の時にお金がないから子供料金で乗った話)、駅員が悪いように書かれている。本の最初からこのエピソードは無いと思う。 ADHDのことを自分はその傾向にありチャームポイントだ、というのも。自分自身を卑下することはないが、同じ症状で困っている人のことを思えば、医師に確定診断されたわけでもなく自覚症状があるというレベルで語るのはどうなのかな、と。強姦によりフラッシュバックする、急に眠気におそわれる、と本人が語っているのだから嘘だとは思わない。けど病気やその症状は人により様々だと思う。ジャーナリストならもっと慎重に書いてほしい。 コロナ禍でホテル隔離時、Uberで注文したビールをホテル側に処分される、というエピソードもホテルの方に噛みついてもしょうがないとは思わなかったのか。 ご自分の意見があり曲げない、それは大切なことだが、人の意見を聞き入れないこととイコールでは無い。編集者に赤を入れられそのたびに…もプロならではの指摘だったり、誹謗中傷を避けるためのアドバイスだったのでは、と思ってしまう。 残念な読後。
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先日読んだ『校正・校閲11の現場』で、校正をもっと知るための参考図書として紹介されていた。 といってもタイトルや内容からはこれといって校正要素を感じられなかったので、不思議に思いながらも気になったのが読み始めたきっかけ。 「日本語研究」と題された内容があったりして、母語である日本...
先日読んだ『校正・校閲11の現場』で、校正をもっと知るための参考図書として紹介されていた。 といってもタイトルや内容からはこれといって校正要素を感じられなかったので、不思議に思いながらも気になったのが読み始めたきっかけ。 「日本語研究」と題された内容があったりして、母語である日本語ではなかなか罵りの言葉がでてこないが、英語のFワードだったら思いっきり言えた、というのは興味深いことだなと思った。 あと、返ってきたゲラに校閲から「本当に怒ってない?」と赤ペンで書かれたメモが添えられていたことがあったというエピソードはかなり印象的で、校閲ってそこまで踏み込んでいいのかと仰天した。 他にも著者が「サバイビングからリビングに変わった」と述べる通り、日常のことや、友人とのやりとり、学びや思考の連なり、バケットリストの達成状況などが日記のように綴られて、重たい鎧を脱いだかのようなしなやかな雰囲気が感じられた。私も夜の海に裸で浮かんでみたい。 前作『black box』を読んだとき「性暴力」への認識をアップデートできたのだけれど、それからもう5年以上経ったというのがあらためて驚き。 読んでいる最中に、折よく伊藤詩織さんの監督作品がアカデミー賞にノミネートされたというニュースも目にして、ぜひ鑑賞してみたいと思ったのだけれど日本での公開はまだ未定なんだそう。 被害に遭った女性たちが声をあげられるようになり、時代は着実に変わってきたと思うけれど、まだまだ壁は取り払われていない。今後の彼女の活躍に目が離せない。
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今まで読んだ本の中で一番心揺さぶられた。 同年代の女性で、こんなに私の知らない世界を生きてる人はいない。 弱くて、強くて、真っ直ぐな人だと感じた。 ジャーナリストの仕事は心理的に負担の大きい事柄に向き合わなければいけない内容で、とてもじゃないが私もやりたい、とは思えない。 レイ...
今まで読んだ本の中で一番心揺さぶられた。 同年代の女性で、こんなに私の知らない世界を生きてる人はいない。 弱くて、強くて、真っ直ぐな人だと感じた。 ジャーナリストの仕事は心理的に負担の大きい事柄に向き合わなければいけない内容で、とてもじゃないが私もやりたい、とは思えない。 レイプ被害にあったことでいかに精神的に被害を受けたかも計り知れないが、それを世間に公表した後の出来事をサバイブし、リビングと言えるまでストラグルした様子が凄まじい。静かで、激しい文章。 なんだか、私は自分の人生に本気で向き合ってない気がした。
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レイプされたと、高名なジャーナリストを訴えた女性ジャーナリスト 7年も戦って、そしてSNSの誹謗中傷とも 凄い 自分の意思で強く生きてきた人 だけど やはり強いだけではいられない 周囲の人に助けられて再び生きる 自殺未遂までやったなんて 心的外傷は深い 深くて 癒えな...
レイプされたと、高名なジャーナリストを訴えた女性ジャーナリスト 7年も戦って、そしてSNSの誹謗中傷とも 凄い 自分の意思で強く生きてきた人 だけど やはり強いだけではいられない 周囲の人に助けられて再び生きる 自殺未遂までやったなんて 心的外傷は深い 深くて 癒えない
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裸で泳ぐ 伊藤詩織 岩波書店 題名にも馴染めないまま ドキュメントとエッセイの違いを考えながら やっぱりエッセイはこそばゆくて苦手だと思いつつ それでも読んでみた 伊藤さんは自分がADHDだと自己判定しそこをチャームポイントとしているようだけれどそれこそが正常だと思う 私には普...
裸で泳ぐ 伊藤詩織 岩波書店 題名にも馴染めないまま ドキュメントとエッセイの違いを考えながら やっぱりエッセイはこそばゆくて苦手だと思いつつ それでも読んでみた 伊藤さんは自分がADHDだと自己判定しそこをチャームポイントとしているようだけれどそれこそが正常だと思う 私には普通とか正常な人間がどんなモノなのか考えも及ばないし ドコカシコ歪んでいるのが普通の人ではないかと思う しかし世の中では当たり前のように自分は正常だと思い込んでいるらしい人でいっぱいである 個性やそこから起こる偏見や差別や比較自体が歪みの証拠だ 反面教師との出合いから逃げるか学ぶかで 人生が真逆になる 競争原理からなる不安恐怖を選ぶか 切磋琢磨からなる相乗効果を選ぶか この世はこの二つが織りなすことで 成り立っている紙一重の選択だ 伊藤さんは自らの体験の中で 逃げずに学ぶ方を選んだようだ 気付いてみると これはエッセイでなく 日記の拾い読みだったのだから 妙にリアルなのも当然だ 読む程にニホン語が綺麗だと気付いた 多分英語もドイツ語もスペイン語も きれいに紡ぐのだろう
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伊藤詩織さんが「ブラックボックス」以来初めて出版したエッセイ集「裸で泳ぐ」。 私の詩織さんへのイメージは、「強くて賢い人」。でも、性被害に遭ったことを実名で公表し、激しいバッシングにも遭い、それにともない名誉毀損の裁判を闘ってくる中で、傷つけられ、不安定になり、悩み、迷い、大小様...
伊藤詩織さんが「ブラックボックス」以来初めて出版したエッセイ集「裸で泳ぐ」。 私の詩織さんへのイメージは、「強くて賢い人」。でも、性被害に遭ったことを実名で公表し、激しいバッシングにも遭い、それにともない名誉毀損の裁判を闘ってくる中で、傷つけられ、不安定になり、悩み、迷い、大小様々な揺らぎがあったことがこのエッセイを通して知ることができる。 それと同時に、ペルーの「コカイン谷」と呼ばれる街や、アフリカのシエラレオネに女性器切除の取材に行ったり、危険を伴う取材にも果敢に取り組んでいるを育てているのには、ものすごい度胸があるのだなと驚かされた。 韓国でのハルモニとの対話、裁判で支援してくれた仲間、昔からの親友、イギリスへ呼んでくれた日本人など、様々な人との出会いを大切にしていきたこと、出会った人たちの存在に救われてきたこともそれぞれのエピソードから伝わってくる。辛いものやお酒が大好きなことも。 その他、英語が堪能で様々な言語に触れてきた詩織さんならではの日本語に対する違和感や疑問や、子どもの頃に遭った理不尽な出来事、家族や恋人との葛藤や衝突についても赤裸々に綴られている。 「被害者」としての経験を抱えながらも、強い信念を持ち、自分らしく生きるために懸命に生きる人の姿がここにはある。私はその姿にとても励まされた。
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何年たっても辛い経験を忘れることは無いけれど、強い意志と良き友人達は変わらずにあって、少し心が穏やかになっておられるように思えました。エッセイというより叫び、痛い読後でした。これからも生きて、書いて、発信していただきたいです。
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エッセイなんだけど、なんか非日常感を 感じてしまって作られたお話みたいな… 親近感が湧くとかではなかった。
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「25歳だった私はが33歳になった」 事件当時、25歳だったのかということを改めて知った。大学を出てまだ2~3年くらいの、本当に若い女性だったのだ。どれだけ怖くて辛くて傷付いたのかと思うと言葉がでない。 そしてその若さで声をあげて戦う決意をしたことを、誹謗中傷に負けずに、今も顔を...
「25歳だった私はが33歳になった」 事件当時、25歳だったのかということを改めて知った。大学を出てまだ2~3年くらいの、本当に若い女性だったのだ。どれだけ怖くて辛くて傷付いたのかと思うと言葉がでない。 そしてその若さで声をあげて戦う決意をしたことを、誹謗中傷に負けずに、今も顔をあげて前に進む姿勢を貫いていることを心から讃えたい。 「強い」とか「すごい」とか「尊敬します」とか、そんな言葉を彼女が欲しているとは思わないけれど。 事件の傷は完全に癒えることは決してないのかもしれないけれど、それでも彼女が笑顔でいられる時間が1秒でも長くあってくれと願う。
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私の認識の中では、著者の伊藤詩織さんは、実名・顔出しで性犯罪被害を告発し、また悪辣なネット上の誹謗中傷者と闘う孤高の闘士と思い込んでいた。しかし、本書で綴られる伊藤詩織さんは、自分の生い立ちをふり返り、自分に正直に、真っ直ぐに生きてきた高校・大学時代、そしてジャーナリストとして活...
私の認識の中では、著者の伊藤詩織さんは、実名・顔出しで性犯罪被害を告発し、また悪辣なネット上の誹謗中傷者と闘う孤高の闘士と思い込んでいた。しかし、本書で綴られる伊藤詩織さんは、自分の生い立ちをふり返り、自分に正直に、真っ直ぐに生きてきた高校・大学時代、そしてジャーナリストとして活動した実績などを通じ、日記を元に自身の人生を行き戻りしながら振り返る。時に性犯罪被害者として激しいフラッシュバックによる心の微妙な変化と揺れ。親友やパートナーに支えられた人生観など、多彩な交友関係を通じて、支え、支えら、悩み、もがき苦しむ様を吐露する伊藤詩織さん。我々が、性犯罪被害やネット被害を受け苦しんでいる人を理解し、自ら考えて発言し、これからどのように行動すべきかを考えさせられる1刷となった。
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