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馬鹿ブス貧乏な私たちが生きる新世界無秩序の愛と性
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馬鹿ブス貧乏な私たちが生きる新世界無秩序の愛と性

藤森かよこ(著者)

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馬鹿ブス貧乏な私たちが生きる新世界無秩序の愛と性

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ベストセラーズ
発売年月日 2022/10/21
JAN 9784584139844

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商品レビュー

3

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2025/03/14

藤森かよこ先生の「馬鹿ブス貧乏本」第三弾。 このシリーズはこれで完結らしい。 今回は「愛と性」がテーマということで、とても楽しく読ませてもらった。性的退却する一方の男性たちに対し、主体的に性に立ち向かおうとする女性たちのさまざまな営みが紹介され、踏みつけられてきた女たちのしぶと...

藤森かよこ先生の「馬鹿ブス貧乏本」第三弾。 このシリーズはこれで完結らしい。 今回は「愛と性」がテーマということで、とても楽しく読ませてもらった。性的退却する一方の男性たちに対し、主体的に性に立ち向かおうとする女性たちのさまざまな営みが紹介され、踏みつけられてきた女たちのしぶとさを感じる。女の「連帯する」という強みはこんなところにも発揮されるのかと驚嘆したのは、女性用風俗の体験談を共有し合うオフ会や、「不倫互助会」なるものの存在だ。男同士では絶対にあり得ないだろう。 また、女性の性的自己決定権は、政争の具にされたり、金儲けの機会にされるほどに脆く危ういという指摘は、胸に刻んでおきたい。先人たちが血の滲む努力で獲得してきた権利を無に帰すようなことはあってはならないが、日本では妊娠中絶がしやすいからと言って、その権利を濫用して自分を傷つけないようにという教えは、若い頃の自分に言って聞かせたい思いだ。男性も同様、女性に望まぬ妊娠をもたらさぬよう十分に注意せよ、さもなくば必ず因果応報があるという呪いのような文章は、生殖能力のあるすべての男女に啓発すべきだろう。 さて、馬鹿ブス貧乏シリーズ第一弾の黄色本に衝撃を受け、付箋を貼りまくって何度も読み返している藤森ファンの私だが、第二弾以降、オカルト・陰謀論趣味が前面に来すぎていて、ちょっと困惑している。もちろん藤森先生は、そうした陰謀論を全面的に信じてはおらず、むしろ面白がっておられるのだが、無批判にそれ系のヤバい本を紹介するので、馬鹿ブス貧乏な読者としてはそれを鵜呑みにしかねない。 藤森先生の本は、読書ガイドとしてとても優秀なのだが、読んでおくべき素晴らしい本と、真に受けてはいけないトンデモ本が同列に並べられていることには危うさを感じる。本文にも書かれているが、そうしたトンデモ理論を「陰謀論!」「科学的でない!」と端から否定してかかるのではなく、その中にも的を射ている部分があるから影響力を持つのだ、という視点を持って見てみようということが言いたいのはわかるが、そのような動機でそうしたアヤしい宗教や思想に取り込まれてしまう人も少なくないので、その辺にはしっかりと警鐘を鳴らしていただきたい。

Posted by ブクログ

2024/02/04

こんなタイトルを付ける人は、とても冷静で現実的に違いないと思った。 それは当たっていた。 あとがきにあった、“「馬鹿」「ブス」「貧乏」という言葉に目くじらを立てる人がいるけど、否定したところで、馬鹿が聡明になるわけでも、ブスが美しくなるわけでも、貧乏が金持ちになるわけでもない”...

こんなタイトルを付ける人は、とても冷静で現実的に違いないと思った。 それは当たっていた。 あとがきにあった、“「馬鹿」「ブス」「貧乏」という言葉に目くじらを立てる人がいるけど、否定したところで、馬鹿が聡明になるわけでも、ブスが美しくなるわけでも、貧乏が金持ちになるわけでもない”といった指摘が非常に気持ちよかった。 性というものをまじめに考えること、自分の意見を言うこと、なぜそのような考えなのか背景を探ることが丁寧に提示されていてまるで講義を聞いている気分だった。 この本や書かれていることはものすごく必要だけど、日本の男女ともに受け入れるのが苦痛だという人がものすごく多そうだと思った。 なぜって、「性」を「エロい」ものとして「知らない」「わからない」ままにしておいた方が圧倒的に楽だからだ。 苦痛や不都合を見ないふりしたり、被害者ヅラしているほうが楽だからだ。 “男性の無知の責任の一端は、女性の不要な我慢にもある”という指摘はまさしくその通りだし、男女間の性に関してだけでなく、日本人が抱える不条理すべてにあてはまることだと言えると思う。 「NO」を言うことや、情報の提示、間違いへの指摘は権利ではなく義務なのだと全員が改める必要がある。

Posted by ブクログ

2023/08/08

ジャケ読み。 一文がやたらと長いときが急にあり、読みづらい。都市伝説のような内容、ショッキングな情報もあり、信憑性に欠ける。 難しい引用、専門用語が多く、自分には合わなかった。

Posted by ブクログ