馬鹿ブス貧乏な私たちが生きる新世界無秩序の愛と性 の商品レビュー
こんなタイトルを付ける人は、とても冷静で現実的に違いないと思った。 それは当たっていた。 あとがきにあった、“「馬鹿」「ブス」「貧乏」という言葉に目くじらを立てる人がいるけど、否定したところで、馬鹿が聡明になるわけでも、ブスが美しくなるわけでも、貧乏が金持ちになるわけでもない”...
こんなタイトルを付ける人は、とても冷静で現実的に違いないと思った。 それは当たっていた。 あとがきにあった、“「馬鹿」「ブス」「貧乏」という言葉に目くじらを立てる人がいるけど、否定したところで、馬鹿が聡明になるわけでも、ブスが美しくなるわけでも、貧乏が金持ちになるわけでもない”といった指摘が非常に気持ちよかった。 性というものをまじめに考えること、自分の意見を言うこと、なぜそのような考えなのか背景を探ることが丁寧に提示されていてまるで講義を聞いている気分だった。 この本や書かれていることはものすごく必要だけど、日本の男女ともに受け入れるのが苦痛だという人がものすごく多そうだと思った。 なぜって、「性」を「エロい」ものとして「知らない」「わからない」ままにしておいた方が圧倒的に楽だからだ。 苦痛や不都合を見ないふりしたり、被害者ヅラしているほうが楽だからだ。 “男性の無知の責任の一端は、女性の不要な我慢にもある”という指摘はまさしくその通りだし、男女間の性に関してだけでなく、日本人が抱える不条理すべてにあてはまることだと言えると思う。 「NO」を言うことや、情報の提示、間違いへの指摘は権利ではなく義務なのだと全員が改める必要がある。
Posted by
ジャケ読み。 一文がやたらと長いときが急にあり、読みづらい。都市伝説のような内容、ショッキングな情報もあり、信憑性に欠ける。 難しい引用、専門用語が多く、自分には合わなかった。
Posted by
今の自分の状態を「こじらせ女子」と言ったものの、その言葉の中に自分のモヤモヤをそのまま入れただけで自己分析が進まないので読んでみた。 「恋愛という興奮による現実逃避」 「似非帳簿文化」 西洋型の食生活で気が荒くなる、闘争心が強くなり家事が嫌いになるという表現は違和感がある...
今の自分の状態を「こじらせ女子」と言ったものの、その言葉の中に自分のモヤモヤをそのまま入れただけで自己分析が進まないので読んでみた。 「恋愛という興奮による現実逃避」 「似非帳簿文化」 西洋型の食生活で気が荒くなる、闘争心が強くなり家事が嫌いになるという表現は違和感がある。それでも、食べるものが及ぼす影響が大きいことは同意
Posted by
馬鹿ブス貧乏な私たちが生きるシリーズ3冊目らしい。 タイトルに惹かれて読んだが、著者の文体はこじんてきに合わなかった。女性のアチラコチラ飛ぶような話を聞いているみたいで、まとまりがない。 しかし、一応各トピックについて5年以内に出版された本を引用する箇所はところどころある。博識な...
馬鹿ブス貧乏な私たちが生きるシリーズ3冊目らしい。 タイトルに惹かれて読んだが、著者の文体はこじんてきに合わなかった。女性のアチラコチラ飛ぶような話を聞いているみたいで、まとまりがない。 しかし、一応各トピックについて5年以内に出版された本を引用する箇所はところどころある。博識なおばさんのアチラコチラ飛ぶ話、と言う感じ。 (とはいえ、自発的に書いた本ではなく、出版社から頼まれたものの、何か他人が書いた文章という取っ掛かりがないと書けなかった感も見えるのではあるが)
Posted by
いまさら愛とか性とかもうどうでもいいのになぁと思いつつ読んだらやっぱり著者の文章は面白い。 男性の性欲はどうしようもないという説は迷信かもしれない は目から鱗
Posted by
性的退却を憂えるのは男性ばかり!! 「働く中年女性のための社交クラブ」を設立したかった私 直接的に他者の身体に触れてこそ他者をリアルに感じる 女性差別社会では男性も不幸必至 女性の男性嫌悪を増大させる性犯罪に甘い日本 女性が貧乏だからこそ女性に相手にしてもらえる男性 若者の性的退...
性的退却を憂えるのは男性ばかり!! 「働く中年女性のための社交クラブ」を設立したかった私 直接的に他者の身体に触れてこそ他者をリアルに感じる 女性差別社会では男性も不幸必至 女性の男性嫌悪を増大させる性犯罪に甘い日本 女性が貧乏だからこそ女性に相手にしてもらえる男性 若者の性的退却の元凶は貧乏という説 性欲の強さは恥じるようなことじゃない 男性の性欲はどうしようもないという説は迷信かもしれない 女性専用風俗が受容されるようになった理由 主体的に妊娠と出産に関わる女性たち 高齢だからこそ性交にこだわらず性を追求する 性的退却と人間関係の解体がかなり進行してしまった日本で、“愛と性”を諦めていない女性たちはほんとうの幸福を手に入れられるのか? 歯に衣着せぬ語り口で人気の著者・藤森かよこの『馬鹿ブス貧乏』シリーズ第3弾。「危機の時代の“愛と性”」をいかに生きるべきか。これまでになく赤裸々に、愛をこめて、本音で説いた究極の人生指南書。 〈本書の目的は、大きく時代が変わる前の過渡期であり、今までの生き方が通用しないことが予測できる危機の時代において、馬鹿ブス貧乏な普通の女性たちが、無駄に恐怖や不安や焦燥を感じて委縮することなく自分なりの人生を創るためのヒントを、愛や性の観点から提示することだ。 本書を書くにあたって、いろいろリサーチして、私は驚いた。私がボケっとしている間に、日本における性的退却や人間関係の解体がかなり進行していることに。と同時に、少なくない人々が、自分の性と愛を充実させることを決して諦めていないことに。そして、現代の愛と性のあり方から、ある未来がぼんやりと見えてくることに。 性と愛は「生」に直結している。性と愛から逃げることは、生きていることから逃げることだ。人間であることから逃げることだ。 本書が、未曽有の危機の時代に生きていても、馬鹿ブス貧乏な女性が自分の人生から逃げず、幸福を作り、他者との絆を作ることを諦めないことに、いささかでも寄与できるものでありますように。〉 第1章 性交と恋愛は自己と他者との遭遇 第2章 男性の女性嫌悪と女性の男性嫌悪が錯綜する日本 第3章 性的退却 第4章 性欲があることをタブーにしない 第5章 性的退却しない女性たち 第6章 妊娠と出産---女性にとって性交だけが性ではない 第7章 まとめ
Posted by
- 1