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しろがねの葉
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2022/09/29 |
| JAN | 9784103341949 |

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商品レビュー
4.1
527件のお客様レビュー
人が生きるということの厳しさ、人間の営為や生きる意味とは
戦国末期から徳川の治世に移り変わる時代に盛期を迎えた島根県石見銀山を舞台に、時代や運命に抗いながら必死に生きる主人公ウメの凄絶な半生を描いた時代小説である。銀を吸って赫然と光り輝く羊歯は銀の在り処を示してくれるが、銀を探し求めて間歩を掘り進める人間は体内に鉱毒を蓄えて死にゆく運命...
戦国末期から徳川の治世に移り変わる時代に盛期を迎えた島根県石見銀山を舞台に、時代や運命に抗いながら必死に生きる主人公ウメの凄絶な半生を描いた時代小説である。銀を吸って赫然と光り輝く羊歯は銀の在り処を示してくれるが、銀を探し求めて間歩を掘り進める人間は体内に鉱毒を蓄えて死にゆく運命を背負う。そんな山に根を下ろし、男勝りの逞しさと慈母の如き深い情愛をもって、女としての苦悩や、次々と襲い掛かる苦難や逆境を乗り越えながら生き抜いていくウメの姿が、重厚な文章や美しい情景描写の中に、生き生きと描き出される。最終盤に、ウメが愛した後に夫となる龍が語った言葉が印象的である。人が生きるということの厳しさ、人間の営為や生きる意味とは何かを深く考えさせられる。
fugyogyo
評価は難しい。 なぜなら、中盤の中弛みで失速したから。 序盤と終盤だけで、持ち直した印象。 割と、オチが読める。予想にちゃんとハマってくれるから、ストレスなく読める。 スコアで言うと3.5。 全体的に感じた面白さは、男と銀を通じて"何かに取り憑かれた"人...
評価は難しい。 なぜなら、中盤の中弛みで失速したから。 序盤と終盤だけで、持ち直した印象。 割と、オチが読める。予想にちゃんとハマってくれるから、ストレスなく読める。 スコアで言うと3.5。 全体的に感じた面白さは、男と銀を通じて"何かに取り憑かれた"人の話であり、御伽話となる源流を見せられていた、と言うべきか。 だからこそ、こういった物語の構成に大きな外れはない。 歴史小説などを読むと、名前だけが出て、一瞬で消える人物たちがいる。この作品は、石見銀山と呼ばれる場所で、名もなき者たちの、ほんの一部、生きたであろうという瞬間を見た気にさせられる。 これを私は、想いに馳せる、と呼ぶ。 この強度の作品にしては読みやすかった。テンポも良かった。逆を言えば、それが弱点。 読み難さがなかった。 個人的に、そこだけが物足りなかった。
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石見銀山を舞台にした女性の一代記。掛け合わせの妙で、鉱山をテーマにした作品は多くあれど、女性が主人公になると唯一無二のものになります。 登場人物はみんないいキャラです。ウメは貧しい生まれで壮絶な幼少期を過ごすが、出会う人々に恵まれ、また強い意志で人生を切り開き己と家族の幸せの形...
石見銀山を舞台にした女性の一代記。掛け合わせの妙で、鉱山をテーマにした作品は多くあれど、女性が主人公になると唯一無二のものになります。 登場人物はみんないいキャラです。ウメは貧しい生まれで壮絶な幼少期を過ごすが、出会う人々に恵まれ、また強い意志で人生を切り開き己と家族の幸せの形を求め続けている。自分は隼人が一番好きでした。強い意志と男気があるがウメに対しては不器用で、最後まで自分よりも家族の幸せを願っていた。もっと幸せになってほしかった。 元は連載だったので仕方ない部分はあるのかもしれないですが、前半生の文章量に比べて後半生は非常に駆け足でしたね。もっと幸せなウメと家族の姿を読んでみたかったですが、まあ主題は違うからそこは想像にお任せなんでしょうね。
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