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しろがねの葉

千早茜(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2022/09/29
JAN 9784103341949

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商品レビュー

4.1

351件のお客様レビュー

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2023/12/04

人が生きるということの厳しさ、人間の営為や生きる意味とは

戦国末期から徳川の治世に移り変わる時代に盛期を迎えた島根県石見銀山を舞台に、時代や運命に抗いながら必死に生きる主人公ウメの凄絶な半生を描いた時代小説である。銀を吸って赫然と光り輝く羊歯は銀の在り処を示してくれるが、銀を探し求めて間歩を掘り進める人間は体内に鉱毒を蓄えて死にゆく運命...

戦国末期から徳川の治世に移り変わる時代に盛期を迎えた島根県石見銀山を舞台に、時代や運命に抗いながら必死に生きる主人公ウメの凄絶な半生を描いた時代小説である。銀を吸って赫然と光り輝く羊歯は銀の在り処を示してくれるが、銀を探し求めて間歩を掘り進める人間は体内に鉱毒を蓄えて死にゆく運命を背負う。そんな山に根を下ろし、男勝りの逞しさと慈母の如き深い情愛をもって、女としての苦悩や、次々と襲い掛かる苦難や逆境を乗り越えながら生き抜いていくウメの姿が、重厚な文章や美しい情景描写の中に、生き生きと描き出される。最終盤に、ウメが愛した後に夫となる龍が語った言葉が印象的である。人が生きるということの厳しさ、人間の営為や生きる意味とは何かを深く考えさせられる。

fugyogyo

2024/05/08

ようやく読みたい順番がきたので読んでみた。 舞台となった石見銀山が実家の近所であり、文章の節々に懐かしい空気感が伝わってきた。 作者は広大な北海道の出身でありながら、この島根県石見の狭い世界をよく描いたなと感じます。 また、ウメの強さが心地よい。

Posted by ブクログ

2024/05/05

おもしろかったです 舞台はシルバーラッシュに湧く村 銀山工 は命が短く、女は何度も嫁いでは子を産んだそうだ… . . . 甘い香、蜜、赤、丸っこい、柔らかい そういうものをまとった性は、無力なのだと、幼い頃から「女」でありたくなかったウメだが、その強い気性もひとつの魅力になる...

おもしろかったです 舞台はシルバーラッシュに湧く村 銀山工 は命が短く、女は何度も嫁いでは子を産んだそうだ… . . . 甘い香、蜜、赤、丸っこい、柔らかい そういうものをまとった性は、無力なのだと、幼い頃から「女」でありたくなかったウメだが、その強い気性もひとつの魅力になるのだろう、時代に翻弄されながらも、あるがままを愛され、貫いていく。 戦国末期の時代小説なに、昭和の初期を思わせる映像が浮かんでくる。人間の本質は今も昔も変わらないのだと思い知らされる。 作品中に描かれる むき出しの人間達 に、「お前もぞ」と言われているようで、やっつけられるのだけど、そこに目を背けてはいけないような気がする。 こんな世界を味わえるなんてやはり千早茜作品素晴らしい

Posted by ブクログ

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