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しろがねの葉
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2022/09/29 |
| JAN | 9784103341949 |

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商品レビュー
4.1
489件のお客様レビュー
人が生きるということの厳しさ、人間の営為や生きる意味とは
戦国末期から徳川の治世に移り変わる時代に盛期を迎えた島根県石見銀山を舞台に、時代や運命に抗いながら必死に生きる主人公ウメの凄絶な半生を描いた時代小説である。銀を吸って赫然と光り輝く羊歯は銀の在り処を示してくれるが、銀を探し求めて間歩を掘り進める人間は体内に鉱毒を蓄えて死にゆく運命...
戦国末期から徳川の治世に移り変わる時代に盛期を迎えた島根県石見銀山を舞台に、時代や運命に抗いながら必死に生きる主人公ウメの凄絶な半生を描いた時代小説である。銀を吸って赫然と光り輝く羊歯は銀の在り処を示してくれるが、銀を探し求めて間歩を掘り進める人間は体内に鉱毒を蓄えて死にゆく運命を背負う。そんな山に根を下ろし、男勝りの逞しさと慈母の如き深い情愛をもって、女としての苦悩や、次々と襲い掛かる苦難や逆境を乗り越えながら生き抜いていくウメの姿が、重厚な文章や美しい情景描写の中に、生き生きと描き出される。最終盤に、ウメが愛した後に夫となる龍が語った言葉が印象的である。人が生きるということの厳しさ、人間の営為や生きる意味とは何かを深く考えさせられる。
fugyogyo
物語の主人公「ウメ」は夜目が効く子どもだった。1人だったウメを拾ってくれたのは、喜兵衛という山師だった。喜兵衛は石見銀山で銀をほる男たちを束ね、自らも間歩(まぶ)と呼ばれる銀鉱に銀を求め入っていく。1人でも生きていけるようウメは喜兵衛に弟子入りをし、男しかいない間歩の中で働くよう...
物語の主人公「ウメ」は夜目が効く子どもだった。1人だったウメを拾ってくれたのは、喜兵衛という山師だった。喜兵衛は石見銀山で銀をほる男たちを束ね、自らも間歩(まぶ)と呼ばれる銀鉱に銀を求め入っていく。1人でも生きていけるようウメは喜兵衛に弟子入りをし、男しかいない間歩の中で働くようになる。 千早さんの作品初めて読んだけど、ものすごい面白かった!読み終わった後は衝撃だった!男は死を覚悟しながら働き、女は男を支えながら子を育て、それが続いていく…現代では男と女の形がかなり変わってしまったが、昔はとてもシンプルだったんだと思う。でも今も昔も女が男に抑圧されたり、我慢しないといけないところはあって、、作品が凄すぎてなんて感想を書けばいいのか分からないけど、男と女があって、暗闇から子が生まれ、育ち、大人になって、また暗闇に帰る…それが続いていくという人の歴史を、ウメという少女の成長とともに描いた物語。とても心に残る作品だった。忘れた頃にもう一度読みたい。
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直木賞受賞作。 家族と離れ離れになった幼いウメが、石見銀山で銀を掘る喜兵衛と出会い、銀を掘る男たちとともに生きる物語。 とにかく密度が濃い。時代背景と文体の影響もあるが、ストーリー展開から描写まで、全部取り込みたくなる。 喜兵衛が良すぎた。あんな豪放磊落なキャラクター、好き...
直木賞受賞作。 家族と離れ離れになった幼いウメが、石見銀山で銀を掘る喜兵衛と出会い、銀を掘る男たちとともに生きる物語。 とにかく密度が濃い。時代背景と文体の影響もあるが、ストーリー展開から描写まで、全部取り込みたくなる。 喜兵衛が良すぎた。あんな豪放磊落なキャラクター、好きにならざるを得ない。 ウメは言わずもがな。隼人、ヨキ、岩爺、龍。いいキャラ揃い。でもキャラが立ってるからいいわけじゃなく、彼らが紡ぎ出すこの世界が、良い。 暗闇。間歩。
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