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しろがねの葉
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しろがねの葉

千早茜(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2022/09/29
JAN 9784103341949

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商品レビュー

4.1

478件のお客様レビュー

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2023/12/04

人が生きるということの厳しさ、人間の営為や生きる意味とは

戦国末期から徳川の治世に移り変わる時代に盛期を迎えた島根県石見銀山を舞台に、時代や運命に抗いながら必死に生きる主人公ウメの凄絶な半生を描いた時代小説である。銀を吸って赫然と光り輝く羊歯は銀の在り処を示してくれるが、銀を探し求めて間歩を掘り進める人間は体内に鉱毒を蓄えて死にゆく運命...

戦国末期から徳川の治世に移り変わる時代に盛期を迎えた島根県石見銀山を舞台に、時代や運命に抗いながら必死に生きる主人公ウメの凄絶な半生を描いた時代小説である。銀を吸って赫然と光り輝く羊歯は銀の在り処を示してくれるが、銀を探し求めて間歩を掘り進める人間は体内に鉱毒を蓄えて死にゆく運命を背負う。そんな山に根を下ろし、男勝りの逞しさと慈母の如き深い情愛をもって、女としての苦悩や、次々と襲い掛かる苦難や逆境を乗り越えながら生き抜いていくウメの姿が、重厚な文章や美しい情景描写の中に、生き生きと描き出される。最終盤に、ウメが愛した後に夫となる龍が語った言葉が印象的である。人が生きるということの厳しさ、人間の営為や生きる意味とは何かを深く考えさせられる。

fugyogyo

2026/01/04

千早茜さんのエッセイを読んでから気になっていたこのしろがねの葉。 いつもの千早さんとは違った文体、言葉や書き方…難しくて言葉を調べたり、読みがながふられてない漢字を調べたり、読みがながふられてあったのになにか分からなくなったり…、なにかと時間をかけながら読みました。 でも、すご...

千早茜さんのエッセイを読んでから気になっていたこのしろがねの葉。 いつもの千早さんとは違った文体、言葉や書き方…難しくて言葉を調べたり、読みがながふられてない漢字を調べたり、読みがながふられてあったのになにか分からなくなったり…、なにかと時間をかけながら読みました。 でも、すごく面白かった。 涙なしには読めませんでした。 ウメは幸せだったのだろうか。 隼人は、喜兵衛は、龍は、おとよは、 この人物はどんな気持ちだったのだろう。 それを考えるともう頭の中がぐちゃぐちゃになって、うまく整理ができなくなります。 こんな話も書けるなんて、千早さんは凄い…。 ただただ思うのは、ウメは本当に芯が通った、強い人だと思った。

Posted by ブクログ

2025/12/16

読みました。 本の装丁の如く、暗かったです。真っ暗。 前情報を入れずに読み始めました。 直木賞受賞作だったんですね。 時代背景が戦国末期なので途中関ヶ原の戦いがチラッと出ては来ましたが、お侍さんはほとんど出てこず、終始石見銀山の銀堀のお話。 暗かったっす。間歩も暗いし、...

読みました。 本の装丁の如く、暗かったです。真っ暗。 前情報を入れずに読み始めました。 直木賞受賞作だったんですね。 時代背景が戦国末期なので途中関ヶ原の戦いがチラッと出ては来ましたが、お侍さんはほとんど出てこず、終始石見銀山の銀堀のお話。 暗かったっす。間歩も暗いし、お話も暗い。そこで明るいのは、丁銀と、彩り豊かな花だけ。 暗いけど、丁寧な描写で臨場感があって読み応えもたっぷり。 石見銀山に行ったことがあるから情景を思い出しながら読み進められて、すっごく良かった。 旅しといて良かったとつくづく思う。一味も二味も深みが増す気がする。 一人の幼ない女子が銀山へ辿り着き、一生を銀山で終えるお話。 後半は官能的な描写と男たちの死。 読み終えた後、エピローグに戻ってみた。 なるほど、と唸った。 この本は今の季節にオススメですね。寒いし、暗いから…。 このお話は好き嫌いがあるかも知れないけど、なんか、文学を読んでる!と言う気にさせてくれる本。 私は読めて良かったです! ありがとう安楽椅子さん♡あ、8さん♡

Posted by ブクログ