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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2022/09/13 |
JAN | 9784309292083 |
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商品レビュー
4
48件のお客様レビュー
静かな、でも力のある絵本。 今が辛い中高生の手に渡れば良いけど、そんな時は絵本とは出逢う余裕がないかもしれない。いつか何かを乗り越えた大人が手にした時に、静かに沁みて生きてることを喜べたらいいな。
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- ネタバレ
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<出版社情報> 学校帰り、ぼくはひとりで川の水を見ていた。そこに雪柄のセーターのおじさんがあらわれて、ふしぎなことをおしえてくれた……名作『くまとやまねこ』の夢のコンビで贈る、いのちの物語。 イジメや誤解で川に飛び込んでしまいたくなった少年。おじさんが、まるで少年の心の闇を見透かす。「耳をぎゅうっとふさいでごらん。」 すると、きみだけの湖が見えると言う。その水は暗い地底の水路をとおって、きみのもとへやってくる。そしてその水がきみのからだをめぐるんだ、と。 湯本さんは「人は自分だけの湖を持っている」という。(インタビュー記事) その湖は生きる泉で、自分を静かにのぞきこむ時間があると、なんとか新しい朝を迎えられる。 絵本で見開き1ページに唯一きれいな彩りのある湖が描かれる。 「水辺にはかならず、だれかいる。 友だちや、だいじなひと。生きているひと、もう死んでしまったひと。 よく見ると、そこにはかぞえきれないほどたくさんのひとたちがいて、みんな思い思いに、草の上にすわったりねころんだりしている。 ぼくと言葉をかわすひともいれば、しずかに見つめるだけのひともいる。 ふりむいて、 ぼくがちゃんといるのをたしかめると、ほほえんでうなずくひともいる。」 今、悩む人に。 どうか、長く、苦しい夜が明けることを祈ります。 川にとびこまないで。暗くよどんでしまう時もあるけれど、澄んだ水になる日はくると信じて。 そう、思えた絵本でした。
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酒井駒子さんの絵はやさしい。 話はかなりシビアだけれど、やさしい。 思いとどまる、何度も振り返る、 そんなつらいけれど、あの時があって今があると思えるような瞬間を持っていることは幸せだ。
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