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オーセンティックな算数の学び
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東洋館出版社 |
発売年月日 | 2022/07/28 |
JAN | 9784491047539 |
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最近よく話題にあがる「真正な学び」について算数に絞って書かれた本。算数のパフォーマンス課題作成に取り組みたいと思い手に取ったが、手がかりとなるような学びは少なかった。 ここから書く感想は、理解力不足の私が書いたものなのできっと参考になりません。 真正の学びには嘘がない、学問と現実とのつながりを見る目が育つ、現在を元に考えるといったことには同意である。ただそれは、この本を読む前からも感じていることであり、そのことについてわざわざ長く難しい言葉で説明されているような印象を受けた。抽象的な話が多かった。ただ、途中に出て来た、交通量のグラフやワクチン接種の分数割り算といった授業実践については、イメージを持ちながら読むことができた。 ポイントとして線を引いたのは、以下の部分。 ・オーセンティックな課題であるかどうかは、0か100かではなく、度合いの問題である。 ・チラシや飴が持ち込まれることで生まれる興味は、外発的動機づけに近く、起爆剤のようなもの。 ・フィクションだからこそ、ルールやパターンにふれ新しい概念に出合うことができる。 ・捨象、仮定といった行為により数学の世界で数量比較できる。 書いてあることは何となくわかるが、それをあえて詳しく言語化する必要はあるのかな…と感じた。まだまだ勉強不足なので、精進します。
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『オーセンティックな算数の学び』 算数の授業が1番難しいと感じている。この難しさはコンテンツベースの授業から抜け出すことができないという僕自身の課題からくるものだ。ではなぜコンテンツベースの授業から抜け出せないのか、そのヒントを得ることができた。 【フィクションについて】 教...
『オーセンティックな算数の学び』 算数の授業が1番難しいと感じている。この難しさはコンテンツベースの授業から抜け出すことができないという僕自身の課題からくるものだ。ではなぜコンテンツベースの授業から抜け出せないのか、そのヒントを得ることができた。 【フィクションについて】 教科書に載っているフィクションの問題場面は、知識・技能を効率よく獲得するためにノンフィクションから必要のないものが削ぎ落とされている。その教科書をベースに授業を組み立てるとコンテンツベースの授業が出来上がる。よくこのフィクションを何とか生活場面に引き寄せる形にして提示するのだが、フィクションはフィクションなのである。(これは教科書を批判している訳ではなく、教科書の問題をそのまま活用せざるを得ない自分の実力の問題を書いている) 【文脈が変わる問題】 前時で布の値段を問うていたと思えば次時ではリボンの長さを問う展開。毎時間の問題が1つずつ分離したコンテンツとして子どもたちに提示され、消費されていく感覚。ここに違和感を感じながらも解決策を見出せない。コンテンツを消費させることでアリバイづくりのような授業となってしまっている。 この2点をクリアする方法は単純である。単元を包括するオーセンティックな課題を考えれば良い。そこから生まれる課題は単純ではないだろうが、やってみなければ前には進まない。3学期にチャレンジだ。
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