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そこにはいない男たちについて ハルキ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2022/07/15 |
JAN | 9784758445016 |
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そこにはいない男たちについて
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そこにはいない男たちについて
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商品レビュー
3.4
21件のお客様レビュー
いるけどいない夫(不仲)、いないけどいる夫(未亡人)を持つ二人の女性が主人公。前者の取り返しが付かない家庭内別居状態の描写がリアルだった…どちらが決定的に悪いでもなく。嫌っていたいから別れないでいた=いるけどいないのではなくずっといたじゃないかと思う。なのに、拗れると歩み寄ること...
いるけどいない夫(不仲)、いないけどいる夫(未亡人)を持つ二人の女性が主人公。前者の取り返しが付かない家庭内別居状態の描写がリアルだった…どちらが決定的に悪いでもなく。嫌っていたいから別れないでいた=いるけどいないのではなくずっといたじゃないかと思う。なのに、拗れると歩み寄ることは本当に難しい。当て馬にされた浮気相手の男性は可哀想だった。後者は、いないけどいることを受容しながら、いるしいる相手と幸せに生きていけるのだろう。解説の通り「きれいな女の人の前に立った無粋な女の子のような気持ちにさせられる」小説。
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心がざわざわする。結婚をしたけれど夫のことが嫌いで、「いない」ようなものとして生活するまりと、 夫を突然亡くしてしまい、文字通り夫が「いない」実日子の2人のストーリが軸で進んでいく。 女だから共感できるのか分からないけど、短い文章で的確に女性の気持ちを表現されていて、ものすごく心がざわざわした。 だいきらいだったはずの夫から離婚を切り出されて、 だいきらいだったのではなく、ずっとだいきらいでいたかったのだと気づく場面なんて、、、 なんだか心当たりがある感情で本当に参る。 あと、解説にもあったけど、本当に料理のセンスが良くて美味しそうで。 作中のレシピ公開してほしいです。笑
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公私共にずっと夫と過ごしており、夫が嫌いなまり。 突然夫が亡くなった料理家の実日子。 まりが実日子の料理教室に行くことから話ははじまる。 ひどく食欲を掻き立てられる一冊だった。 食べたい料理がたくさん。 イメージが浮かぶような料理なのに、少し手が込んでいるから誰かが作ったこの料理を食べたい気持ち。 夫が存在しているけど、自分の中ではいないものとして考えているまりと、夫はいなくなってしまったけど、自分の生活の中で夫を感じる機会の多い実日子が対象的に描かれている中、エンディングでは二人の立場がクロスするというのが面白かった。 解説にある「きれいな大人の女性の前に立った、無粋な女の子のような気持ち」がしっくりきた。
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