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とめどなく囁く(上) 幻冬舎文庫
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とめどなく囁く(上) 幻冬舎文庫

桐野夏生(著者)

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とめどなく囁く(上) 幻冬舎文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2022/07/07
JAN 9784344432079

とめどなく囁く(上)

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商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

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2024/09/03

海釣りに出掛けたまま行方がわからなくなった夫の庸介。 船から誤って落水したのではないかとされ、捜索もされたが見つからなかった。 そのまま遺体も上がらないまま7年が過ぎ、早樹は歳の離れた資産家と再婚した。 再婚相手の塩崎は突然に妻を亡くしており、互いに寂しさを埋めるような感じだった...

海釣りに出掛けたまま行方がわからなくなった夫の庸介。 船から誤って落水したのではないかとされ、捜索もされたが見つからなかった。 そのまま遺体も上がらないまま7年が過ぎ、早樹は歳の離れた資産家と再婚した。 再婚相手の塩崎は突然に妻を亡くしており、互いに寂しさを埋めるような感じだった。 しかしある時、庸介の母から庸介に似た人を見たと連絡が入り、早樹の心はざわつく。 それを機に、庸介の昔の仲間に連絡を取るが、失踪当時に知らなかった庸介の素顔や自分の親友の隠し事を知ることになり、更に早樹の心は乱れる。 7年前、一体何があったのかということよりも、夫の知らなかった一面があったことに衝撃を受ける。 2024.9.2

Posted by ブクログ

2024/09/01

3.7 早樹が住む母衣山の高級住宅でのよく言えば穏やかな、悪く言えば刺激がない暮らしの様子がリアルに伝わってくる。

Posted by ブクログ

2023/01/29

★4つは、おまけ。 と言っても、他の人の参考という意味での“おまけ”で。 自分的には、★は4つが適当かなぁーって感じだ。 つまり、自分的には、“面白かった”ということなんだろう。 …って。 そんな風に書いちゃうのは、これ、もんのすごぉーーく地味ぃーな話だからだ(爆) 身近な親...

★4つは、おまけ。 と言っても、他の人の参考という意味での“おまけ”で。 自分的には、★は4つが適当かなぁーって感じだ。 つまり、自分的には、“面白かった”ということなんだろう。 …って。 そんな風に書いちゃうのは、これ、もんのすごぉーーく地味ぃーな話だからだ(爆) 身近な親しい人がいなくなったことで、その人がどういう人だったのか?と辿っていったら……という、宮部みゆきの『火車』やバリンジャーの『煙で描いた肖像画』のようなストーリーは大好きで。 この『とめどもなく囁く』も、本屋で見かけて、読むのをすごく楽しみにしていた。 でも、これ、そういう話じゃないんだよね。 いや。そういう話でもあるのはあるんだけど、それは全然メインじゃない。 上巻の裏表紙の内容紹介には、“海釣りに出たまま夫が失踪し(中略)、ある日、疎遠になっていた元義母から、息子を近所で見かけたと連絡が入る(中略)、早樹(主人公)は、次第に捉えようのない不安に苛まれていく”とあるんだけど。 いや、もう、本当にそのまんまw 冗談抜きで、最初っから、最後まで。 帯には、“禍々しいものが姿を現し始める”とあるんだけど、いやいや。そーいう話じゃないだろーと(^^ゞ ま、最近の本の帯に書いてあることと言ったら、売るための単なる煽り文句の嘘っぱちwっていうのはわかりきったことなんだけどさ(爆) いや。夫が失踪して、義母が息子を見たと電話をしてきた主人公からしたら、確かに不安に苛まれるだろうし。 また、その真相を禍々しいもの(禍々しいという、慣用句のような言葉が適当かはともかくw)と思うのかもしれないけどさ。 それを他人事として読む読者wとしては、“不安に苛まれる”だの、“禍々しい”と書いたなら、もうちょっとハラハラドキドキさせてよ!と思っちゃうのよ(^^ゞ もっとも、それは著者のせいでは全然なくて。 裏表紙の内容紹介と帯のキャッチコピーのせいなんだけどさ。 とはいうものの、これは本当に地味(爆) あまりに地味な話すぎて、逆に、今の時代、こういうのがドラマとしてウケるんじゃないの?なんて思ってしまったくらい(^^) ただ。 そのくらい地味な話なのに、妙に読ませるんだよなぁー。 そこは、さすが桐野夏生! でも、よくわからない(というより、ピンとこない)のが、主人公である早樹の内面。 克典と再婚する前、フリーライターをしていて。 それなりの企業の会長をしている克典とはインタビューがきっかけで顔見知りになって、その後、街で偶然会ったりしたことで結婚するに至ったという設定なんだけど、主人公とフリーライターというのがイマイチ結びつかない気がするんだよね。 イマイチといえば、主人公が克典と結婚するに至ったことも、なぁ〜んか釈然としない。 上巻だと、“(夫の失踪を)忘れようと務めたからこそ、予期しない人生を選んだのかもしれません”とか、“「ルーティーンをこなす穏やかな日々」を望んだからではなかったか”とあって。 それはそれでわかるんだけど、でも、いざ結婚(再婚)となると、背中を押す強い何かがあるものなんじゃない?と、そこに違和感みたいなものを覚えちゃうんだよね。 まぁこの小説において主人公は、ミステリー小説でいう狂言回しにすぎないってことなのかな? 変な話、他の登場人物、失踪した夫の庸介や再婚相手の克典、その克典の娘、あるいは庸介の母親なんかは、その人となりや背景がピタリとはまるくらいに見えてくるのになぁー。 ただ、ま、それは些細なことだ。 決して、この話の“地味ぃ〜な”面白味を削ぐようなことではない。

Posted by ブクログ

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