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あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集 ブックスならんですわる
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
| 発売年月日 | 2022/06/29 |
| JAN | 9784750517469 |
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あの人たちが本を焼いた日 ジーン・リース短篇集
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商品レビュー
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9件のお客様レビュー
「あいつらにはジャズと呼ばせておけ」これは痺れる。 ジーン・リースについては、英国植民地ドミニカ生まれ育ちの白人に対する、本国イギリス人からの蔑視(こいつらは本物のイングランド人ではない)を抜きにしては語れない。 生まれ育った故郷であるカリブの島では支配層でありながら、母国であ...
「あいつらにはジャズと呼ばせておけ」これは痺れる。 ジーン・リースについては、英国植民地ドミニカ生まれ育ちの白人に対する、本国イギリス人からの蔑視(こいつらは本物のイングランド人ではない)を抜きにしては語れない。 生まれ育った故郷であるカリブの島では支配層でありながら、母国であるはずのイギリスでは一段下の存在として扱われる。同時に、育った島は白人プランターへの憎悪を募らせてゆき、支配者としての一族は没落してゆく。 どこにも居場所がない感覚、帰属先を失った異邦人。 そしてもう一つは、女性が社会的、経済的に男性の管理下にあった時代への反逆だ。 コーラスガールやモデル(マヌカン)として働いたジーン・リースは、パトロン気取りの男性による、若さや美しさへの賞賛の裏に、女性の知性や下層階級への嘲りが併存することを鋭敏に察している。 「あいつらにはジャズと呼ばせておけ」にも、これらの要素が盛り込まれている。 肌の色の差別、階級差別、女性蔑視、貧困と飲酒癖に飲み込まれて、足場を失いずるずると“堕ちてゆく”ような生活。 でも、僕が痺れたのは、逆境への反抗、不屈といった文脈ではない。 白色/有色、富裕/貧困、男性性/女性性、これらは相対性の概念に過ぎない。 主人公の内にに呼び覚まされた歌は、相対性で象られた世界と壁を飛び越えて、その外へと繋がっている。 カテゴライズやレッテルは、鮮やかに無効化される。 彼女を取り巻く人びとの悪意も、得た金の出どころも、狭量な社会規範も、もはや彼女を傷つけ、損なうことはない。 だからこの短編を、民族的アイデンティティの発露とは読まない。黒人奴隷の歌/白人のジャズ、ほんもの/にせものといったレッテルもまた、無意味なカテゴライズだろう。 もはや、どこかに属すことなど求めない。その孤高と不遜なまでの逞しさ。 “もしトランペットであれを吹いたとしても、たとえわたしが望むように、正しく吹いたとしても簡単に崩れる壁などない。「だから、あいつらには、ジャズって呼ばせておけ」と私は思う。間違ったまま吹かせておけばいい。それはわたしが聞いた歌を傷つけることはできない。” - ー “あの嫌なじいさんは、自分がむしろ好かれているのだと知ったらなんと言うだろうか。包み隠さないあの憎しみや侮りはむしろ気晴らしになるのだ。新聞記事の行間や本の表紙で蛇みたいな声をあげている憎悪に比べれば。ずるい笑みの奥に潜む憎悪に比較すれば。女? ああ、女か。 女はこうしなければ、女はそうしたいだろう、女はこうするだろう。”
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読書系ポッドキャストで、解説から読んだ方が理解度が高まるかもと言ってたのでまず解説から読んだ。確かに物語を先に読んでたらわからない部分が多かったと思う。何でこの人こんなに嫌われてるんだろう?とか。 作者自身が植民地からイギリスに渡ってきた移民らしく、それによる差別や偏見やらが作品...
読書系ポッドキャストで、解説から読んだ方が理解度が高まるかもと言ってたのでまず解説から読んだ。確かに物語を先に読んでたらわからない部分が多かったと思う。何でこの人こんなに嫌われてるんだろう?とか。 作者自身が植民地からイギリスに渡ってきた移民らしく、それによる差別や偏見やらが作品にも反映されてるのかもしれない。 自伝的な小説なのかどうかはっきりとはわからないが、主人公たちがことごとくお金がなく疲れてそうで生きづらそうで居場所がなさそうで人を信じていなさそうで、そこに関しては日本の片隅で隠れるように生きてる自分には少し響くものがあった。
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図書館で表題だけで借りた本。CDならジャケ買い的な。 1890年生まれ、ドミニカ出身、欧州在住。 植民地生まれの女性である作者が、自身の「どこにも身の置き場がない、どこにも属さない、利用され搾取され、人一倍義務を負わされることはあっても権利は全く認められない、異国の地で差別や不当...
図書館で表題だけで借りた本。CDならジャケ買い的な。 1890年生まれ、ドミニカ出身、欧州在住。 植民地生まれの女性である作者が、自身の「どこにも身の置き場がない、どこにも属さない、利用され搾取され、人一倍義務を負わされることはあっても権利は全く認められない、異国の地で差別や不当な扱いを受ける」経験を基に様々な困難に見舞われる人々を綴った14の短編集。 最後の解説にある彼女の半生を読むと、14全ての話に彼女の実体験がしっかりと挿入されている。 裏表紙には「したたかに生きる」とあったが読んでみてしたたかさは感じない。これをしたたかだの強いだの形容してしまうのは「まぁいろいろあるけど人間は強いからさっ」と問題をそのまんま地中に埋めてしまうような気がする。登場する女性達は確かに生き延びてはいるけれど(「シディ」の男性囚人は殺されている)それでも息苦しさからは今も昔もこれからも一度も解放されてはいない。でも時代は戦前でしょ?遠い異国だし。でもそこで話される人生は今も同じようにあらゆる場所で展開されている。キリスト教徒が女性のために、異邦人のために、異教徒のために周到に用意した地獄に生きる人々の物語。 真ん中までは「あー表題作が1番かー。まぁ悪くはないけど、うん。。」と読み進める。金色荘にてから急に文章が強い。あれ?次もいいなとロータスを読む。でまた次もいい。よそ者を探るではちょっと泣いてしまった。翻訳なので原文は分からないが、金色荘にてからの言葉選びが鋭利かつ時代がかってていい。 正気なんて保ってたら損じゃない?みんなみたいに心底意地悪に生きていけたらいいのに。ガラスの粉をまぶした空気の中で深呼吸。痛い。死んじゃう。でも呼吸は止められない。みたいな。 「あの人たちが本を焼いた日」★★ 「あいつらにはジャズって呼ばせておけ」★ 「心霊信奉者」 「マヌカン」 「フランスの刑務所にて」 「母であることを学ぶ」★ 「シディ」★ 「飢え」 「金色荘にて」★★ パリに対する巨大な反動。ここにいると人生は薄っぺらい、でも安全だ。 「ロータス」★★★ 上品でかわいらしいのだけれど、皮肉な性格 「ではまた九月に、ペトロネラ」★★★ じゃあこの子は?と蛇の目 「よそ者を探る」★★★ 花はどれも自分にとって代わろうとしている蕾を従えていた 「堅固な家」★★ きれいな人は死ぬべきではないわ。この世に少ししかいないんだから 「機械の外側で」★★★ とにかく親切で、かわいくて、気の毒な子
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