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お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロードジェンダー・フェミニズム批評入門
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/06/30 |
JAN | 9784163915609 |
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お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロードジェンダー・フェミニズム批評入門
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お嬢さんと嘘と男たちのデス・ロードジェンダー・フェミニズム批評入門
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商品レビュー
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10件のお客様レビュー
前作のような映画中心の批評を期待していたら、思っていたよりも英文学に関する批評が多い。マッドマックス、自分は絶対見ないだろうと思ってたけど、今すぐ見たい気持ちになる。
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あらすじ(Googleより)貞淑という悪徳、“不真面目な”ヒロインたち、 不条理にキラキラのポストモダン、 結婚というタフなビジネス…… 「男らしさ」「女らしさ」の檻を解き放て! 注目の批評家が贈る〈新しい視界がひらける〉本 ・ジュリエットがロミオにスピード婚を迫った訳とは?...
あらすじ(Googleより)貞淑という悪徳、“不真面目な”ヒロインたち、 不条理にキラキラのポストモダン、 結婚というタフなビジネス…… 「男らしさ」「女らしさ」の檻を解き放て! 注目の批評家が贈る〈新しい視界がひらける〉本 ・ジュリエットがロミオにスピード婚を迫った訳とは? ・フェミニズムと優生思想が接近した危うい過去に学ぶ ・パク・チャヌク映画『お嬢さん』の一発逆転!〈翻案の効用〉とは ・『マッドマックス』の主人公がもつケアの力と癒やし ・「マンスプレイニング」という言葉はなぜ激烈な反応を引き起こすのか ……etc. 閉塞する現代社会を解きほぐす、鮮烈な最新批評集! さえぼう先生のはやっぱり読みやすくて面白いですね。 みたことある映画の批評はなるほど確かにと思えるし、未鑑賞のものはみてみたいと思える。 あとがきにも書かれていたけど、昔よりもジェンダー・フェミニズム観点での批評、レビューが身近に見られるようになったし(自分がより関心を持つようになったのも大きいけど)、それに対してものすごい剣幕で突っかかるおじさんたちもよく見かける。今までそういう観点での意見は黙らされてきて、公に出てこなかったのかもしれないね。意識せずとも、より広くこういう観点での映画や本の見方が一般的になるといいな。 以下、引用 そこで私がフェミニストとして、そして研究者としていつも思っているのが、歴史が良いと言ってくれる側はどっちなのか考える、ということだ。今、自分の考えが周りの人にどう評価されるかを考えてはいけない。未来の人が自分をどう思うか考えねばならない。 キング牧師は生前、アメリカの白人たちから全く好かれていなかったし、多くのフェミニストや自由のために活動した人々もそうだった。今嫌われても、歴史が良いと言ってくれることは何かを考えてそれを優先するのが、学問や自由に仕える者の責務だと思う。歴史を学ぶことの醍醐味のひとつは、歴史に対して恥じない道は何かを考えられるということだ。それがうまくいくかはわからないし、結局考えた末にバカな選択肢をとってしまうこともあるかもしれない。しかしながら、未来のことを全く考えずに選ぶよりはずっとマシだ。(p.39-40) →歴史を学ぶ意義と今何を主張すべきか。この考え方大事。 日本語で「歴史修正主義」というと、ホロコースト否定論など歴史上の出来事を政治的意図のもとに歪める動きを指すことが多いが、歴史修正主義というのは本来、新史料の発掘や再解釈によってそれまでの歴史観の刷新をはかる、健全な歴史学の営みを指す言葉だった。(p.91) →ネガティブな意味しか知らなかった!そうなんだ! 自分が男であることをのびのび楽しむのは別に悪いことではないし、伝統的に男らしいとされている特質で、いわゆる暴力的な「有毒な男らしさ」ではない、誰にとっても美徳と思えるような特質はいくつもある。大事なのは、男の子が均質な集団ではなく個人差がとても大きいことを認識しつつ、男性であっても「優しさや慈しみの気持ち、豊かな表現力や傷つきやすさを見せること」(三二七頁)は全く問題がないのだと示すことだ。(p.128) →だいぶ前に読んだ『ボーイズ』これそうだよね。勘違いされやすいし、変にどうせ男性が全部悪いですごめんなさいみたいに捻くれる人いるけど、重要なのはここだと思う。 本稿では結婚をタフなビジネスとしてとらえている小説を二作、紹介したが、著者は結婚というのは現在でもビジネスだと考えている。別に愛し合っている人間同士が一緒になるのに、法的なお活は必要ない。契約としての法的な結婚が必要になるのは、税金とか、子どもの養育とか、財産の相続とか、お金や身分保障のためだ。こういう十九世紀の小説に描かれた物語は遠い昔のことのように思え、財産のために結婚するなどというのは過去のものに思えるかもしれない。でも、実は我々もリジーやシャーロットやエスターのように、日々、お金のために結婚しているのである。結婚はロマンティックなものではない。今も昔もビジネスだ。(p.178-179) →激しく同意。。
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映画や音楽をフェミニズム的に批評するとこんなにも新たな視点が得られる 好きなものは自分が選ぶわけじゃなく、自分がその対象から"選ばれた"のだ、という文章が印象的。この選ばれた責任感が全体に通底してて、作品への深い愛につながっている
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