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世界史の構造的理解 現代の「見えない皇帝」と日本の武器
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 2022/06/21 |
| JAN | 9784569852256 |
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世界史の構造的理解
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商品レビュー
3.5
23件のお客様レビュー
国家の興亡も革命の炎も、偶然ではなく人口・資源・技術・交易路といった構造のうねりの上に現れるという。文明を支える基盤条件を軸に、世界史を一本の力学として読み替える試みである。 古代帝国の拡張も、大航海時代の躍進も、背後にはエネルギーと流通の制約があった。近代の覇権交代もまた、...
国家の興亡も革命の炎も、偶然ではなく人口・資源・技術・交易路といった構造のうねりの上に現れるという。文明を支える基盤条件を軸に、世界史を一本の力学として読み替える試みである。 古代帝国の拡張も、大航海時代の躍進も、背後にはエネルギーと流通の制約があった。近代の覇権交代もまた、産業構造の転換が導いた帰結にすぎない。 英雄の物語を離れ、地図の裏に潜む条件を見るとき、歴史は過去の記録から未来を考える道具へと姿を変える。 その視座に立てば、日本の行末も見えてくる。人口縮小のもとで量的成長は終わり、経済は静かな成熟国家へ。軍事は抑止力を軸とする現実路線へ。社会は小規模・分散型へと再編され、価値観は成長より持続へと重心を移す。拡張ではなく収斂――構造が指し示す未来である。
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さてどこから書いたものか。 まずこの本を知ったきっかけは、ポッドキャスト「営農とサブカル」のジョンさんの紹介から。 世界の歴史と日本の状況を、物理、数学、要するに理系から見たらどういう解釈になるのか、というのがざっくりとしたコンセプトなのかと思う。 歴史のなかで国家や団体の栄枯盛...
さてどこから書いたものか。 まずこの本を知ったきっかけは、ポッドキャスト「営農とサブカル」のジョンさんの紹介から。 世界の歴史と日本の状況を、物理、数学、要するに理系から見たらどういう解釈になるのか、というのがざっくりとしたコンセプトなのかと思う。 歴史のなかで国家や団体の栄枯盛衰は、時代の最先端の兵器によって様相を変化させてきた。それは100年まえならマシンガンの登場が塹壕を作り、塹壕が戦線の膠着を作り、身動きした方が負けになるような世界が、戦車、毒ガスの登場によって塹壕が無効化された。その後航空機や空母、そして原爆が開発されて、ついに世界は西か東かというだけの争いになった。 地政学が示してきた、陸主体の国、海主体の国、そういう属性が、膨張を求めて緩衝地帯を作るために侵略を進めるか、守りに徹して戦力を温存するのかという、国の性質が、広範囲に高速に影響を及ぼす武器が出てきてからは全く変わってしまった。 さらには、冷戦以後は戦争ではなく経済や貿易によって見えにくい競争が始まり、もはやこの流れは一方通行で戻ることはできない。 そういう論理のもと、その見えにくい競争では何が起きていて、それの何が問題なのかを解き、深掘りしていく。 このところ平易な言葉で書かれた大衆向けの小説やエッセイを読んでいたので、物理学者の書いた文章にはすこしついていけず、難しいと感じた。これでも、著者は手加減していて初心者でもわかりやすくしているらしい。自分の読書体力の無さに少し戸惑った。また文章がどこまで行っても地続きで、前の章を踏まえた続きの文章になっていて、読みづらかった。 僕なりにまとめるなら、 ネット登場以降は地政学は役に立たなくなった。 自由にするとみんな同じになって、同じになると戦う場所も同じになる。 個人商店が立ち並ぶ商店街の近所にイオンができるとイオンに全ての客のがとられ、商店街は潰れ、商店街に行き来していた人がいなくなり、イオンの客が減り、イオンも潰れて地方経済は縮小し、東京に集中していく。
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エッセンスは前著現代経済学の直観的方法と重複している。 本書の序章と終章で論じられる日本の理数系武士団なるものに関してはあまり納得感がない。
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