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算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2022/06/16 |
| JAN | 9784000054157 |
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算数文章題が解けない子どもたち
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商品レビュー
4
24件のお客様レビュー
子供の学力についていろいろな知見を得られた 知識を覚えるだけでは死んだ知識になるので、生きた知識にするためにどうすべきか 目の前の問題をどのように解くかのフレームワーク=スキーマの更新が必要 一方で個々の要素だけを取り出して鍛えることはそれほど有効ではなく、複数の認知的要素を統合...
子供の学力についていろいろな知見を得られた 知識を覚えるだけでは死んだ知識になるので、生きた知識にするためにどうすべきか 目の前の問題をどのように解くかのフレームワーク=スキーマの更新が必要 一方で個々の要素だけを取り出して鍛えることはそれほど有効ではなく、複数の認知的要素を統合して鍛える必要がある
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読前は、教科の学力や例えば国語では、読む、書く、話す、聞くのように独立した領域があるのが学力のイメージで、何処かに重点を当てて指導にあたると考えていた。読後、基礎学力とは何か?という本書のテーマを考えた。本書の中で教科の内容を「生きた知識」として使うために必要な能力は、実行機能、...
読前は、教科の学力や例えば国語では、読む、書く、話す、聞くのように独立した領域があるのが学力のイメージで、何処かに重点を当てて指導にあたると考えていた。読後、基礎学力とは何か?という本書のテーマを考えた。本書の中で教科の内容を「生きた知識」として使うために必要な能力は、実行機能、作業記憶機能、視点変更能力、推論能力、メタ認知能力が必要である。(P10) これらを複合的に育てる視点を授業作りで持つには、一度達人テストを解いてみたいと,思った。またこのテストを活用して、授業作りの視点に生かすことは分析する時間はかかるが、必要なことだと感じた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトル+今アツい著者ということでメルカリで購入+読破。 懇談でも「うちの子、文章題が苦手で…」という声はよく聞く。全体的に話や出てくる言葉が難しいと感じる部分もあった(今井むつみ先生の本は基本そんな感じする)が、納得・共感できる部分も多くあった。 つまずきの原因として挙がっている中で、特に共感したのは、原因7「問題を読んで解くこと」に対する認識。この説明の中で、何のために算数を学ぶのか分かっていない、学習性無力感という言葉が出てくるが、自分なりに言い換えると、 算数のテストなんて適当に答えといたら良い(というか、丁寧に見直しまでしなくて良い) という子どもの思いが主原因だという点である。 著者は、本人のやる気の問題…といったものではなく、「1年生から学習を続ける中で、抽象的な算数の概念と自分のスキーマがぶつかって混乱する=つまずく」としている。 しかし、自分としては、やる気が低いと言い換えても良いのではないかと感じる。 それは子どもが悪いという単純な話では決してなく、そこまでやる気を高める環境を設定できなかった教師にも課題があるという認識のもとで言っている。 やる気を高めるということは、わかる・できるということに直結している。 わかる・できるから、丁寧に取り組む。 ここは教師として常に意識しておきたい。 イメージ化が苦手な子に対する支援、学力は単純にテストだけで測ることはできない、簡単なものばかり取り組むと誤ったスキーマを作ってしまう… この辺りも印象に残った。まぁ、読んでよかった。
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