トヨタ「家元組織」革命 世界が学ぶ永続企業の「思想・技・所作」

阿部修平(著者)

• 販売会社／発売会社: リンクタイズ/プレジデント社
• 発売年月日: 2022/05/31
• JAN: 9784833441308

商品レビュー

2024/04/16

#読了　#トヨタ「家元組織」革命　#豊田章男 氏の長年の親友である阿部修平氏(アナリスト)が書いた書籍。トヨタ経営を思想、市場・事業、マネタイズ・モデルの3軸で創業期から現在(2021年)を分析しながら特に豊田章男に判断、思考、行動を追いかけている。TPS手法の解説でなく経営手腕事例を知るのに良い内容だった。比較に東芝、日産、ホンダも登場させている。

2023/06/25

トヨタがリーマンショックやリコール問題からどうやって立ち直ったか、という答えを豊田章男社長に見いだし、経営論・組織論として表現しようとした本。といっても学問的・専門的なものではなく、ファンが書く偉人論的なもので、けどちゃんと参考になる内容も入っている本。
感想としては、日本では創業家出身者以外でこういう事例が出てこないとな、と思いました。本自体については、内容が間延びして少し繰返し感もあるので、もう少し論点絞ってコンパクトに出来たかなと思いました。

2023/01/13

トヨタの現社長、豊田章男氏を褒め称える本と感じた。
著者は社長の友人であるし。

いかに今の社長がいいか、という点にフォーカスして書かれており、いい例しか出していないと思った。
ただし、本書は2022年6月に出版されており、執筆時に下記の問題を折り込むのが難しかったためかもしれない。
しかし、直近で大きく取り上げられた下記問題への言及がなかったために、豊田章男氏をヨイショする本と感じてしまったのだ。
そのための星2である。

2021年9月　トヨタ、レクサス販売店における不正車検
2022年3月　日野自動車（トヨタの子会社）のエンジン不正問題

今の社長が就任して10年程度。
本書で書かれた「社長がやったいい例」の評価が続々と出てくるのは、これからの10年だろう。
今後、トヨタがどうなっていくのか、非常に興味深い。