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日本共産党 「革命」を夢見た100年 中公新書2695
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2022/05/23 |
JAN | 9784121026958 |
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4.5
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日本共産党の結党から現在までの100年間の歴史を理解するのに非常に良い教科書のような本。日本共産党はソ連共産党に対する従属から自主独立路線への転換、暴力革命路線から平和革命路線への変化を経て、ソビエト、中国いずれの共産党とも異なる変化を遂げた。 最近は野党連合政権を主張するなど閉...
日本共産党の結党から現在までの100年間の歴史を理解するのに非常に良い教科書のような本。日本共産党はソ連共産党に対する従属から自主独立路線への転換、暴力革命路線から平和革命路線への変化を経て、ソビエト、中国いずれの共産党とも異なる変化を遂げた。 最近は野党連合政権を主張するなど閉塞感の打破を模索しているが、党員の高齢化と減少やしんぶん赤旗の売上低下など、党財政は悪化の一途を辿る。民主集中制のような強力な党内統制は党員の獲得の足枷となっている。また、アメリカ帝国主義と大企業・財界を敵とみなすことや、日米安保条約の破棄などの主張は野党連合政権を困難なものにしている。 日本共産党の先行きは決して明るくない。
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大多数の国民にとって日本共産党はよくわからないけど何だかいかがわしい存在と認識されている。その『いかがわしさ』の原点を明らかにした労作である。 2023年の松竹氏除名の経緯を重大な関心を以て眺めていたが、1950年代の大混乱を知って様々な疑問や違和感が完全に氷解した。そしてこの政...
大多数の国民にとって日本共産党はよくわからないけど何だかいかがわしい存在と認識されている。その『いかがわしさ』の原点を明らかにした労作である。 2023年の松竹氏除名の経緯を重大な関心を以て眺めていたが、1950年代の大混乱を知って様々な疑問や違和感が完全に氷解した。そしてこの政党が今より党勢を拡大したり、ましてやマジョリティを握って自称共産主義とやらに移行する事は絶対にないと確信する。あまりにも民主主義に対する理解が一般国民と違いすぎる。 先の衆院選でも唐突に『自由時間の創出』と言い出したが、結果は『手取りを増やす』政策を訴えた国民民主に完敗した。民意が全く読めていないと言わざるを得ない。これも志位議長の鶴の一声だと思われる。いくら綱領改正で暴力革命を否定しても、こんな独裁的な組織なら綱領なんて1日で変えられるのだから信用される訳が無い。 山添政策委員長のような優秀で若い人が民主集中制などの旧弊を変えられれば民衆の支持を得られるようになると思うが、それはもう共産党ではないわな。
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一貫して「革命」を目指しつつも大きく変化した日本共産党の100年の歴史を追い、国際比較と現状分析を交え、同党の全貌を描く。 日本共産党の歴史が詳細かつ実証的に分析されており、日本共産党を理解するに当たって必読の書だといえる。 日本共産党が時代ごとに大きく方針等を変えてきたというこ...
一貫して「革命」を目指しつつも大きく変化した日本共産党の100年の歴史を追い、国際比較と現状分析を交え、同党の全貌を描く。 日本共産党の歴史が詳細かつ実証的に分析されており、日本共産党を理解するに当たって必読の書だといえる。 日本共産党が時代ごとに大きく方針等を変えてきたということ、特に1955年以降、民族民主革命論に基づく平和革命路線と自主独立路線などを内容とする宮本路線が定着したということがよく理解できた。 一部で言われているいまだに武力革命を目指しているとか、天皇制や自衛隊を完全否定しているというような日本共産党批判が的を射ていないということもよくわかった。 一方で、いつの時代も、民主集中制により派閥(分派)の存在を許さないという方針は堅持されており、党内抗争、あるいは分立、粛清が常に起こっていたということも事実である。そこが日本共産党が人々になかなか受け入れられない最大のネックになっていると思う。 著者の師である塩川伸明氏が共産主義(社会主義)について、「『負けたのは特定の社会主義にすぎない』という人は、往々にして、『社会主義Aは失敗したが、社会主義Bはまだ試されていない』という風に考えがちである。だが、それは社会主義の歴史を踏まえない見方である。1950年代半ばのスターリン批判以降、さまざまな国でさまざまな仕方でスターリン型社会主義からの脱却の試みが30年以上もの間続いてきたことを思えば、問題は、『社会主義Aも、社会主義Bも、社会主義Cも、社会主義Dも、社会主義Eも……失敗した後に、なおかつ社会主義Xの可能性を言えるか』という風にたてられねばならない。そして、これだけ挫折の例が繰り返されれば、もはや望みは一般的にないだろうと考えるのが帰納論理である」、また、「『真の(社会主義)』という言葉を使うのは慎重であった方がいい」と書いて(言って)いたことが紹介されているが、心に留め置くべき言説だと思われる。 なお、日本共産党が部落解放同盟と敵対している背景など、もう少し詳しく知りたいと思う部分もあった。
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