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国境で読み解くヨーロッパ 境界の地理紀行
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝倉書店 |
| 発売年月日 | 2022/05/02 |
| JAN | 9784254163643 |
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国境で読み解くヨーロッパ
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著者の加賀美雅弘氏は1957年生まれの地理学者。1983年に当時の西ドイツに滞在して以来ヨーロッパで地理学の調査を続けてきた方。2020年初頭にこの本の企画が立ち上がったが、おりしもコロナ禍の最中で現地に向かうことはならず、過去の調査や写真のストックから本書を作り上げた。冷戦前と...
著者の加賀美雅弘氏は1957年生まれの地理学者。1983年に当時の西ドイツに滞在して以来ヨーロッパで地理学の調査を続けてきた方。2020年初頭にこの本の企画が立ち上がったが、おりしもコロナ禍の最中で現地に向かうことはならず、過去の調査や写真のストックから本書を作り上げた。冷戦前と冷戦後にわたり何度も訪れている中から語られていて、時空を行き来する、BSの「世界ふれあい街歩き」の紙上版といった面持ちだった。街の景観はもとより街の歴史的経緯も語ってくれ、戦争などによって国境が移動した経緯も興味深かった。 取り上げているのは、ドイツ・フランス、ドイツ・ポーランド、ドイツ・チェコ、オーストリア・イタリア、スロヴァキア・ハンガリーなどの国境越えの旅や調査。それが冷戦時の1984年、冷戦後の1990年代、2000年代、2010年代にわたって紹介される。なかにはスロヴァキア・ハンガリー・オーストリアの三国国境地点も。・・地図を見ると三国境はいくらでもあった・・ドイツと2国が7つもあった。 特に印象的だったのは、ポーランドの国境。ポーランドは西はドイツ、東はソ連・ロシアに挟まれる格好で、時世により両国に分割されたり国境が西に東に移動しているのだ。第二次世界大戦のヤルタ会談での決めで、西のドイツ国境は、大戦前よりドイツ側に移動した。するとそれまでそこに住んでいたドイツ人を追放する政策がとられ800万人を超えるドイツ人が移動した。一方東の今のウクライナ、リビウがあるあたりはもともとポーランド人が多く住んでいて、第一次世界大戦後はポーランド領だったが、1939年の独ソ不可侵条約でソ連が併合した。大戦後もソ連はポーランドに返還せずソ連領にしてしまった。そのかわりポーランドに西のドイツ領をあてがったことから、リビウ周辺のポーランド人約100万人(150万とも)はポーランドに引き揚げ、多くはドイツ人の去った西端のポーランドに移住した。ポーランドの東端から西端に移動したのだ。以来新国境となったオーデル川をはさんで、ポーランドと東ドイツが向き合うのだが、同じ社会主義国でありながら、交流は芳しくなかったという。 その新国境沿いの現ドイツの町ゲルリッツはドイツの最東端の町で、大戦で多くの街が瓦礫となったドイツにはめずらしく戦火にあわず、約4000もの文化財指定の建物が残っている貴重な街となっているという。 またアウシュビッツは、今の地図をみるとポーランドなのだが、1815年から100年間は、ドイツ帝国、ロシア帝国、オーストリア=ハンガリー帝国の三国境だった。軍事的な要衝とされアウシュビッツに向け鉄道網が整備された。また海外植民地の少ないドイツは石油や天然ゴムが確保しにくく化学で合成しようとした。その大工場の地の最適な場所として探し求めた末みつけだしたのが、このアウシュビッツだった。その工場の労働力は常に強制収容所から供給された。1940年にポーランド政治犯を収容する施設として出発した収容所は、のちにソビエト人捕虜やユダヤ人を収容する施設に拡張された。そしてその輸送として活用されたのが、かつて帝政時代に整備した鉄道網だったのだ。 表紙上段は、ドイツ・フランス国境のライン川に架かる「両岸を結ぶ橋」。 フランス・ストラスブール側から対岸のドイツ・ケールを望む。 下段はクロアチアからスロヴェニアに入る国境。 朝倉書店 この本の紹介ページ https://www.asakura.co.jp/detail.php?book_code=16364 2022.5.1初版第1刷 2022.5.30第2刷 図書館
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国境を陸路で超えたのは、TGVに乗った時。当時は、EU時代ではないので、越境審査を体験。 また、オーストリアの方と話した時、同じ場所に住んでいたのに、国境線が変わり、祖父は、イタリア人だったと聞いたのは、驚きだった。
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1 ヨーロッパの国境の景観―地理学から見る国境の魅力 2 EUを象徴する国境を訪ねる(1)―ドイツ・フランス国境 3 EUを象徴する国境を訪ねる(2)―ドイツ・フランス国境 4 東西分断の国境を体験する―東西ドイツの国境跡 5 変わりゆく国境の姿を描く―ドイツ・チェコ国境 6 見...
1 ヨーロッパの国境の景観―地理学から見る国境の魅力 2 EUを象徴する国境を訪ねる(1)―ドイツ・フランス国境 3 EUを象徴する国境を訪ねる(2)―ドイツ・フランス国境 4 東西分断の国境を体験する―東西ドイツの国境跡 5 変わりゆく国境の姿を描く―ドイツ・チェコ国境 6 見えない境界を巡る―北イタリアの言語境界 7 国境に接する町を歩く―多文化都市ブラティスラヴァ 8 国境に消えた人々を追う―アウシュヴィッツ鉄道紀行 9 国境に紛争跡を探る―クロアチア国境 10 ヨーロッパを映し出す国境
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