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美しき愚かものたちのタブロー 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/06/07 |
JAN | 9784167918873 |
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美しき愚かものたちのタブロー
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美しき愚かものたちのタブロー
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商品レビュー
4.4
123件のお客様レビュー
戦闘機じゃなくてタブローを。 戦争じゃなくて平和を。 国立西洋美術館の礎となっている松方幸次郎が蒐集した松方コレクション。耳にしたことはあったが、詳しくは知らなかった。 日本に、ヨーロッパにも負けない西洋美術館を創りたいという松方の野望。 第二次世界大戦の最中、1人フランスで...
戦闘機じゃなくてタブローを。 戦争じゃなくて平和を。 国立西洋美術館の礎となっている松方幸次郎が蒐集した松方コレクション。耳にしたことはあったが、詳しくは知らなかった。 日本に、ヨーロッパにも負けない西洋美術館を創りたいという松方の野望。 第二次世界大戦の最中、1人フランスで、ドイツ軍から松方コレクションを守り抜いた日置。 敗戦国となった日本からフランスに留め置かれた絵画を取り戻しにいく田代。 二つの世界大戦に直面しながら、絵画という生活に必要不可欠ではないものに情熱を注ぎ、松方の野望を紡いでいく物語。 小説であり、どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションかははっきりとは分からない。だが今、国立西洋美術館が存在し、私は傑作の数々を実際に眼にすることができる。絵自体を楽しむことはもちろんだが、「なぜそこでその絵を見ることができるのか?」という部分に、とびきりのドラマがあることを知った。
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タブローって何かと思ったが、絵のことらしい。 第一次大戦を挟んで欧州と日本を行き来して美術品を収集した松方幸次郎と松方のアドバイザーとなった西洋美術史家の田代雄一という人物が中心で話が進む。 私の理解力がないせいかもしれないが、時代や視点が定まらないので、最初のうちは軸がとれずについていけなくなりそうになったが、後半はかなり引き込まれた。 松方コレクションは聞いたことがあったが、その裏にこんなドラマがあったとは。 あとがきを読むと、田代さんは実在の人物ではなく、おそらく矢代幸雄さんという人がモデルのこと。 しかしなんと言っても私の印象に残ったのは第二次大戦中、パリで松方コレクションを守っていたという日置釭三郎さんの話。この人は実在の人らしい。 日置さんを主人公とした話があれば読んでみたい。 #と思って調べたら秋月達郎さんの天国の門と言う本があるので、早速図書館で予約。 飛行機を乗り継いで50時間とか、シベリア鉄道で2週間とか、船で1ヶ月とかかけなくても 現代の私たちは半日くらい飛行機に乗れば、ルーブル美術館にもオランジェリー美術館にも行けちゃうんだから恵まれてるなーと思う。 (船旅1ヶ月はちょっと優雅で憧れるが。) でも生きているモネ先生に会うなんてことは逆立ちしても出来ないな、なんて思ったり。 読後、国立西洋美術館に行きたくなり、調べたらモネ展を開催しているようだったので、オンラインでチケット購入。そして翌日、美術館へ。私にしては珍しい行動力を見せたのは、松方さんの影響を少し受けてるのかしら? Wikiで見た『松方は1950年に死去するが、孫の松本健の回想によると、晩年はフランスからの返還に備えて受け取りサインを書く練習をしていた』という話が好き。サインさせてあげたかったなぁ。
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読み終えたいま モネ睡蓮のとき は展示方法なども含めてモネと松方幸次郎、2人への敬意を感じるし国立西洋美術館で行われている意味が分かったとき自然と涙が溢れた。そして日置釭三郎が命懸けで守ってくれたタブローがあることぜったい忘れたくないな。 来年のゴッホ展では「アルルの寝室」が日本...
読み終えたいま モネ睡蓮のとき は展示方法なども含めてモネと松方幸次郎、2人への敬意を感じるし国立西洋美術館で行われている意味が分かったとき自然と涙が溢れた。そして日置釭三郎が命懸けで守ってくれたタブローがあることぜったい忘れたくないな。 来年のゴッホ展では「アルルの寝室」が日本で見れますように。
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