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ヴェネツィアの陰の末裔 創元推理文庫
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ヴェネツィアの陰の末裔 創元推理文庫

上田朔也(著者)

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ヴェネツィアの陰の末裔 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2022/04/19
JAN 9784488554064

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ヴェネツィアの陰の末裔

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商品レビュー

3

4件のお客様レビュー

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2023/09/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

(とんでもなく長くなってしまった!そして辛口でごめんなさい) ヴェネツィアという舞台、剣士と魔術師の二人組で動く重めの契約あり設定(レジェンドオブマナの珠魅ぽいなあと思ってしまったので多少マイナスではあったけど)、主人公のバディは男性が魔術師で女性が剣士とRPGセオリーの逆で、二人に恋愛の香りがしない(途中まではね…)など要素要素はかなり私の好みの作品なのになんとなくノリきれず無念。 魔法のギミックや魔術師がどう生まれてくるのかという設定がどうも古臭くオリジナリティがなく感じてしまったこと(腕輪設定だけが目新しいかなとはおもったけどその戦略もそこまで活かしきれてないような気がしてしまった)、ヴェネツィアという深掘りすればどこまでも魅力的に描けそうな街をわざわざ舞台にした必然性をそこまで感じられなかったこと、視点がキャラクターごとに頻繁に変わってしまったところや、過去の記憶に入っていく流れが急だなという感覚、名前が覚えづらく誰が誰か混乱することが多かった(登場人物紹介もあるけど正直役に立たない)こと、細かいかもしれませんが主人公バディが「リザベッタ」「ベネデット」と似たような響きの名前のバディなのが混乱に拍車をかける、などで読みづらさ引っかかりを感じてしまい、読んでいてテンションが上がりきらず読み切るのが大変でした。 ただ、選考委員の「一人称視点の似たようなテンションの文で視野の厚みがない」みたいな選評もあり、投稿時は一人称で出版に際し三人称に書き直したのかなと思うと読者としてはどっちが良かったのかは判断しにくいですね。 主人公に魅力がなく好きになれないという感想も見かけて、そこも同意。リザベッタやイルデブランドの方が魅力的に見える。幼少期の記憶がない主人公なのでそこは仕方ないかな。 「魔女が敬虔なキリスト教徒に殺されたその次の日に魔法使いが敬虔なキリスト教徒のガラス職人(逃げると死罪とは全然知らなかったです)を殺す仕事を請け負った皮肉」の対比や、一人孤独に戦っていた主人公がいけ好かない仲間の魔術師の道具でからくも最終戦で助かるシーン、「目的は同じだったはずなのにその手段と理想の選択が180度違ってしまった二人」の話とかは鮮やかで好きだなと思いました。見せ方が少し違ったらかなり好きになってたと思う。 また主人公の師匠がいかにも師匠師匠した(変な書き方ですみません)「のじゃ」口調だったり悪役女魔術師の喋り方が「〜せぬ」みたいな喋りだったり妙な所でひと昔前のファンタジーぽいのが気になってしまって。好みの問題?ファンタジー最近読んでなかったけどこんなもん?と思ってたんですが、最後の選考委員の感想を読むと「話し言葉が世界観とマッチしない」みたいなものがあって、改稿でこうなったのかなと思うと強くツッこめなくなってしまった。 ラストの因縁も正直わからなくもないものの、ありがちかな。オスマントルコ側って野蛮な国よねみたいな視点から脱却するのいつになるのかなとも思わなくもない。あれこれやっといて結局万能アイテムで解決ってのも寂しいものがある。 「大事な半身」のはずの相棒の魔術師または剣士を亡くした・仲違いして裏切られたなどの人はどうなってしまうのか?みたいな話も多少盛り込んでいただけたら嬉しかったなあとも思います。何人か出てくるけどそこまで大きくダメージ受けてなさそうに見えてしまった。契約の重みだけは何度も作中で繰り返されるのに反して具体的なペナルティが見えないのがね。 せっかくのリザベッタも結局捕まってピーチ姫枠になっちゃうのがなあ…もったいない。 そして、これもまた完全に私の好みの話になってしまうのですが、そろそろ「血」「生まれ」「遺伝」「生まれ変わり(まあ西洋ファンタジーで仏教要素の輪廻転生概念出されるの正直好きじゃないんですが)」以外の、その人が選べない生まれつきなり神(作者)の見えざる手の要素がなくても魔法使いになれますってファンタジーが欲しいなと思ってるんですがやっぱり無理なのかなぁ。

Posted by ブクログ

2022/09/13

22/8/5〜23/1/7 腕輪での戦闘システムや、史実にファンタジイを絡めている点などが面白いものの、ストーリーが単調に感じられて読み進めにくかった。 なかなか気持ちが乗らず、間を空けてやっと読み終えたが、結末も小さくまとまっていてちょっとあっけないように感じた。 十字軍...

22/8/5〜23/1/7 腕輪での戦闘システムや、史実にファンタジイを絡めている点などが面白いものの、ストーリーが単調に感じられて読み進めにくかった。 なかなか気持ちが乗らず、間を空けてやっと読み終えたが、結末も小さくまとまっていてちょっとあっけないように感じた。 十字軍あたりの西洋史に詳しかったらもっと楽しめたのかも。

Posted by ブクログ

2022/06/21

ベネデットとリザベッタ、ヴェネツィアに仕える魔術師と護衛剣士。16世紀の権謀術数蠢く都市国家で、失った過去の記憶を探しながら陰の仕事をしていく彼らはどんな気持ちでいたのだろう。未来に夢を持つことがあったのだろうか

Posted by ブクログ

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