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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2022/04/22 |
| JAN | 9784065241660 |

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商品レビュー
4.2
42件のお客様レビュー
本当に良かった。 海外の文学とはこういうものなのかと最初は思ってたけどたぶん彼女の書き方故なんだろう。常に孤独が付き纏っていてハッピーエンドとかではない。なんかクスッとなるような文末だったりとにかく楽しい。長編ばかり読んでたけど短編っていいなと思った。 1番好きな本なに?と聞かれ...
本当に良かった。 海外の文学とはこういうものなのかと最初は思ってたけどたぶん彼女の書き方故なんだろう。常に孤独が付き纏っていてハッピーエンドとかではない。なんかクスッとなるような文末だったりとにかく楽しい。長編ばかり読んでたけど短編っていいなと思った。 1番好きな本なに?と聞かれた時の答えが決まった。
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これだけ多彩な経験をしてきた作者は何者なんだ。それにしても作中の人々は実に生き生きして大胆で優しく、とても悲しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一冊目と同じ渋い装丁がかっこ良い。表紙の、著者とおぼしき写真の女性の見上げた意志の強そうな目にインパクトを感じます。 全19編の短編集。どの話もそれほどの長さではないのに場面が立ち上がってくるようなくっきりした筆致で匂いや熱や空気感まで感じられそうなリアルさがあります。 ままならない習慣や関係性に翻弄されて、苦しくなるような状況にまとわりつくような湿ったものを感じるのに、読み心地はなぜかドライ。 それぞれの短編のラストが、まるで断ち切るような終わり方をするものが多く、さらにはそれが登場人物たちのこれからが思いやられるような、激しい孤独や断絶を感じされられるようなバッドエンドだからでしょうか。 しかし、ものすごく近い距離から人物を描いていると思ったら、急に視点が俯瞰になったりそのバランス感覚がすごいと思わされます。 小説というよりも本人の実話でしょう、ほぼ。と思う話が多いけれど(前著もそうだったような)、この方プロフィールを見ても、あまりにも職業遍歴や恋愛や婚外恋愛、結婚・離婚歴が多くて、人生何人分経験してらっしゃるの?と驚きを通り越して呆れるような途方もない気持ちにさせられます。 どれもすごかったけど「緊急救急室ノート、一九七七年」のドライさは日本人にはちょっとついていけないのではと感じ。 しかしあまりにも大変な人たちを続けざまにあしらわなければならない身になったらこうなるのかなとも。毒もここまであからさまというかバッサリ書かれるといっそ痛快な気もしてくる不思議さ。 そして「ミヒート」の主人公とその子どもの悲惨さ。社会的弱者の立場に置かれること、そして言葉が通じないということの残酷さに打ちのめされるような読み心地。この短編に描かれた障害者のあり様「この夜のすべてのトビーたち」に対する著者の目線の優しさを感じることでなおさらこの話の結末のやりきれなさが際立つように感じました。 「メリーナ」や「カルメン」も読後思わず、うっと声が出ました。 誰にでもはお勧めしにくい作品ですが、米英以外の海外文学を読みたい人がいたらちょっと紹介したい一冊。 もう一作翻訳があるようなので手に取りたいですね。
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