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女人入眼

永井紗耶子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2022/04/07
JAN 9784120055225

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商品レビュー

3.9

44件のお客様レビュー

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2024/04/07

読み始めた当初は進まずだったが、舞台が鎌倉に移ってからが早かった。鎌倉殿の13人を思い出しながら、鎌倉の大姫と義高をめぐり、あまりスポットがあたらない周子と海野幸氏目線の鎌倉をみる。 御台所政子の描写に圧倒される。 都で囲碁を打っていたら、鎌倉から蹴鞠が飛んできて、碁盤ごと倒す。...

読み始めた当初は進まずだったが、舞台が鎌倉に移ってからが早かった。鎌倉殿の13人を思い出しながら、鎌倉の大姫と義高をめぐり、あまりスポットがあたらない周子と海野幸氏目線の鎌倉をみる。 御台所政子の描写に圧倒される。 都で囲碁を打っていたら、鎌倉から蹴鞠が飛んできて、碁盤ごと倒す。碁盤での勝敗最早意味をなさない、なるほど。

Posted by ブクログ

2024/03/29

平家滅亡後、京では後白河院の亡き後も力を持つ丹後局は後鳥羽帝の跡目争いの布石として、鎌倉殿の娘大姫の入内を目論む。命を受け周子は鎌倉へと向かう。北条政子の異常にも思える娘への愛。そして様々な人達の思惑が入り乱れる中、周子は大姫の心に深く入りこんでいく。

Posted by ブクログ

2024/03/21

2024年3月21日読了。いわゆる「大姫入内」、鎌倉に派遣され源頼朝・政子の娘・大姫の帝との婚姻を進めるミッションを担った大江広元の娘・周子。彼女が出会う政治の闇と母娘の哀しさ。『鎌倉殿の十三人』で予備知識があると人物・時代背景がわかる上に北条家・比企家の確執など大河ドラマ以上に...

2024年3月21日読了。いわゆる「大姫入内」、鎌倉に派遣され源頼朝・政子の娘・大姫の帝との婚姻を進めるミッションを担った大江広元の娘・周子。彼女が出会う政治の闇と母娘の哀しさ。『鎌倉殿の十三人』で予備知識があると人物・時代背景がわかる上に北条家・比企家の確執など大河ドラマ以上に深く読み込める部分もあり面白かった。冒頭の「女人入眼」の話、女官桂が周子に問うた一言、終盤の碁盤のエピソードなど印象に残るとてもいいシーンもいろいろあるが、主人公周子はいかんせん鎌倉で大姫にべったり付いているだけなので、多くの事件を伝聞で知ったり人から聞いたりで、主人公がドラマを引っ張っていくという感じが薄いのが不満と言えば不満。まあ「世の無常」みたいなことがテーマなので、主人公がスーパーヒーローではいかんわけだが…。

Posted by ブクログ

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