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女人入眼
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女人入眼

永井紗耶子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2022/04/07
JAN 9784120055225

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商品レビュー

3.9

54件のお客様レビュー

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2026/01/31

【女人入眼=国造りの仕上げをするのは女性】という言葉は、この時代にピッタリだと思った。 大姫と北条政子の母子関係を軸に、女性の側から描かれる歴史のうねりが新鮮で面白い。歴史を彩る数々の哀しみが細やかに描かれているからこそ、“母”としての政子の激しさが際立っていた。政子の【女傑】の...

【女人入眼=国造りの仕上げをするのは女性】という言葉は、この時代にピッタリだと思った。 大姫と北条政子の母子関係を軸に、女性の側から描かれる歴史のうねりが新鮮で面白い。歴史を彩る数々の哀しみが細やかに描かれているからこそ、“母”としての政子の激しさが際立っていた。政子の【女傑】のイメージがより鮮明になった。 武力で動いていたように見える時代の陰にあった、女人たちの思惑と覚悟。権力者の陰に女人あり…確かに女性たちの存在が歴史を形づくっていたのだなあと実感させられる。 「鎌倉殿の13人」とは異なる人物像も興味深く、視点を変えることで見え方も変わる歴史の面白さを改めて感じた。

Posted by ブクログ

2026/01/10

『海の底奥を深めて我が思へる君には逢はむ年は経ぬとも』 万葉集から周子と大姫を通り過ぎて、私の元にまで届く思慕の情。詩歌ってすごい。 大奥以外で女性がメインの歴史小説に初めてふれて、大変面白かった。人の心は簡単ではなく、人の世はままならない。

Posted by ブクログ

2025/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『秘仏の扉』『木挽町のあだ討ち』以来、すっかりお気に入り作者さんになった、永井紗耶子さん。 今作も、胸を撃ち抜かれました。 タイトルから、仏教関連のお話を想像していたら、鎌倉時代の女の戦いのお話でした。 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が今でも大好きなので、登場人物が全員キャストさんで再現されました。 こちらの政子の方が、従来のイメージに近い、苛烈な御台様。 大姫への愛情は確かにあるんだろうけれど、あまりにも毒親であり、モンスターペアレント。 現代でも普通にいるよなあと思いながら読みました。 「私が泣くと、人が死ぬ」と言う、大姫様の言葉があまりにも辛い。 何も望まず(望みを口にできず)感情を殺して生きていくようになるよねえと思いました。 大姫様が周子様に送った和歌に涙しました。 どこまでも他人を慮って、思いやれる優しい姫様。幸せになって欲しかったです。 主人公の周子様もとても魅力的。 政子と対峙する場面は、緊張感あふれてハラハラドキドキしました。 義時の「鎌倉には鎌倉のやり方がある」との言葉。知っているよ、大河で嫌と言うほど見て来たからねーと身構えたら、案の定! スーパーヒーロー海野様の活躍が素敵でした。 海野様と周子様が、お似合いだとずっと思っていたので、ラストを読んで一安心。 また、永井さんの本を追いかけたいと思える素敵なお話でした。

Posted by ブクログ