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生者のポエトリー
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2022/04/05 |
| JAN | 9784087717921 |
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生者のポエトリー
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商品レビュー
4.1
31件のお客様レビュー
これまでに読んだものとは全く違う岩井作品。岩井氏は詩や俳句もお好きなのですね。少し前に読んだ『楽園の犬』の主人公、麻田健吾。彼が遺した辞世の句が重要な役割を果たしたのを思い出しました。その句があったからこそ、遺書が無事に息子の手に渡ったのでした。 オムニバス形式で語られる6つの...
これまでに読んだものとは全く違う岩井作品。岩井氏は詩や俳句もお好きなのですね。少し前に読んだ『楽園の犬』の主人公、麻田健吾。彼が遺した辞世の句が重要な役割を果たしたのを思い出しました。その句があったからこそ、遺書が無事に息子の手に渡ったのでした。 オムニバス形式で語られる6つの作品。ある人物の詩が、他の人の心を打ちます。そしてその人が書いた詩が また別の人の心に触れ…。普通の生活では言葉にできない心の叫び。それらが詩に乗って次から次へと人の心に伝播していく様子が語られます。 私は詩に触れる機会があまりありません。詩は個人的な叫びを凝縮したものだから、解釈が難しいな と思ってしまうのです。物語の中では、詩の作者のバックグラウンドがしっかり描かれていたのですが…。 手あたり次第に借りてきた岩井作品はここまで。図書館から予約本貸し出しOKのメールが届いたので、少し離れることになりそう。でも、まだまだ追いかけます、岩井圭也さん。
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私は詩を書く事はしませんが、読むのは好きなので最近ニュースで誰かの発言をポエム?という風に言われてしまうのがちょっと悲しいなと思っていました。 この本を読むと改めて詩とはなんなのかを考えさせられます。 そして誰にでも自分の気持ちを伝える場、表現できる場所があれば良いなと。 この本...
私は詩を書く事はしませんが、読むのは好きなので最近ニュースで誰かの発言をポエム?という風に言われてしまうのがちょっと悲しいなと思っていました。 この本を読むと改めて詩とはなんなのかを考えさせられます。 そして誰にでも自分の気持ちを伝える場、表現できる場所があれば良いなと。 この本を読めて良かったです。
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この作品のテーマは「詩」。 詩は短すぎて何が言いたいのかよくわからないので苦手。 もう少しわかりやすく書いて…と思ってしまい、詩の良さがわからない。 だから詩の世界を知りたいと思った。 全6編の短編。 トラウマを抱えて人前で言葉を発することができない青年や、親の都合で日本に来て...
この作品のテーマは「詩」。 詩は短すぎて何が言いたいのかよくわからないので苦手。 もう少しわかりやすく書いて…と思ってしまい、詩の良さがわからない。 だから詩の世界を知りたいと思った。 全6編の短編。 トラウマを抱えて人前で言葉を発することができない青年や、親の都合で日本に来て日本語が上手く話せないブラジル出身の少女など、それぞれの心の声が詩になり、詩によって6つの話が少しずつ繋がっていく。 正直、やっぱり私にはこの作品の中にある詩も良さがあまりわからなかった。 でもパッションはビシビシ伝わってきた。 自分の奥底に眠る深い想いが込められていた。 詩とカタチは違うけど、心の内側をさらけ出すという点では、ブクログレビューとも似てる部分があると思った。 私は文章が上手くないし、後から見ると恥ずかしくなるけど、その時に思った自分の正直な心の中を書いてる。 同じ本を読んでも人によって感じることは違って、レビューにはそれぞれの人の想いが詰まってる。 そう思うと詩に対する親近感も湧いてきた。 詩は特別なものでも難しいものでもなくて、誰でも自由に読んで良いんだと、詩への抵抗感もなくなった。さすが岩井さん! 詩が好きな人にはもっと刺さると思う。
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