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生者のポエトリー
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2022/04/05 |
JAN | 9784087717921 |
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生者のポエトリー
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商品レビュー
4.1
25件のお客様レビュー
この作品は詩をテーマにした連作短編集になります。この作品では様々な人たちが自らの思いの丈を、詩に込めて聴衆を前に披露します。詩を披露することで、それぞれの中で何かが変わっていきます。 「テレパスくそくらえ」場面緘黙症の青年 「夜更けのラテ蘭」浮気性な彼に悩まされる女子大生 「...
この作品は詩をテーマにした連作短編集になります。この作品では様々な人たちが自らの思いの丈を、詩に込めて聴衆を前に披露します。詩を披露することで、それぞれの中で何かが変わっていきます。 「テレパスくそくらえ」場面緘黙症の青年 「夜更けのラテ蘭」浮気性な彼に悩まされる女子大生 「最初から行き止まりだった」犯罪の前科のある青年 「幻の月」妻に先立たれた初老の男性 「あしたになったら」ブラジルから来日した女の子 「街角の詩」詩を集めた企画を取りまとめる非正規職員 言葉を吐き出すことって難しいですよね…。私にとっては難しくって、ほとんど詩を作ったことがないんですよね…。でも、この作品を読むと詩ってそんなに構えなくともいいのかなって!ちょっと作ってみたくもなります。多分できないでしょうけど(^-^;
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やっぱりこの作者の作品は熱量がある。思いが胸に迫る。一人でも多くの人に読んでもらうにはどうしたら良いんだろうね?
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読書備忘録778号。 ★★★★★。 素晴らしい物語でした。 これまで生きてきて、最も遠いところにあった詩というモノの持つ力を感じることが出来ました。 詩の持つ力で前を向いて生きていこうと藻掻く6人の物語から構成され、物語から物語へタスキのように魂の力が伝わっていきます。 顔...
読書備忘録778号。 ★★★★★。 素晴らしい物語でした。 これまで生きてきて、最も遠いところにあった詩というモノの持つ力を感じることが出来ました。 詩の持つ力で前を向いて生きていこうと藻掻く6人の物語から構成され、物語から物語へタスキのように魂の力が伝わっていきます。 顔面緘黙症の青年はコミュニケーションで苦しんできた思いをライブハウスでぶつける。 女子大学生は人を見下すことしか出来ない彼氏との決別をコミュニティFMでぶつける。 犯罪を犯した青年は暴力と犯罪でしか自己表現できなかった地区で育った思いを街頭ライブでぶつける。 妻に先立たれた高齢男性は妻に対する感謝を朗読会でぶつける。 外国にルーツを持つ少女は、日本も故郷もどちらも大切だということを母親にぶつける。 自治体の企画「街角の詩」。非正規公務員の青年は事務的に企画の担当をしているうちに自分の中に変化を感じる。この企画は絶対に成功させる!しかし企画は中止になった。青年は企画を引き取り、詩を世界にネット発信することにした。 ライブハウスで収録、コミュニティFMで収録、朗読会で収録、そして収録会を開催して収録。そして発信。 地球の裏側。内戦が続く街で、ネット越しに外国語で語られる詩を聴いた少女。内容は分からない。でもわかる。絶対に死んでたまるか! 胸をうたれました・・・。
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