社会に最先端の数学が求められるワケ(1) 新しい数学と産業の協奏

岡本健太郎(著者), 松江要(著者), 科学技術振興機構研究開発戦略センター(編者), 高島洋典(編者), 吉脇理雄(編者)

• 販売会社／発売会社: 日本評論社
• 発売年月日: 2022/03/30
• JAN: 9784535789593

商品レビュー

2023/03/13

図書館で借りた。
セミナーの講演集の形式になっている本。内容は非常に専門的で、数学セミナーや数理科学といったものを私は連想した。
タイトルから私は「一般庶民も数学を学び直すべき！」的な本かと思ったが、いやいや、専門家も超専門家、論文集と言ってもよく、そりゃあ最先端の数学を求められますわなぁ、と思った。
分野が幅広いのがこの本の特長。1巻だけでも、最適化問題・量子情報・暗号化・金融・力学系・確率論・グラフ理論と…広い。

私なんぞは一つ一つを理解することはできませんが、少しでもキーワードを拾って、知識を増やしていきたいと思いました。

2022/10/30

数学と社会の関わりについて説明した本で、このような本が普及してくれると大いに助かる。特に、将来就学を専攻したいと考えている高校生とその父母に特に進めたい。

2022/08/13

今は、「数理工学」という名称はあまり使われなくなったようだが、自然や社会のダイナミズムの定量的モデル化、数理的な原理や構造を利用した有用な工学システムの形成、不確定な未来に対し確率を飼いならすことでマネジメントする手法の開発など。どれも、数理という万能ツールが必要。