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土が変わるとお腹も変わる 土壌微生物と有機農業
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土が変わるとお腹も変わる 土壌微生物と有機農業

吉田太郎(著者)

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土が変わるとお腹も変わる 土壌微生物と有機農業

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 築地書館
発売年月日 2022/03/29
JAN 9784806716310

土が変わるとお腹も変わる

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2022/05/29

はじめに オーガニック給食実現の鍵は関係者のマインド・リセット 序章 カーボン・ゼロでは防げない地球の危機 土壌にカーボンを戻し有機農業で地球を冷やす 重労働低収量の有機農法から科学的に洗練された再生農業へ 世界ですでに始まっている再生農業革命 本書の構成と登場人物 COLUM...

はじめに オーガニック給食実現の鍵は関係者のマインド・リセット 序章 カーボン・ゼロでは防げない地球の危機 土壌にカーボンを戻し有機農業で地球を冷やす 重労働低収量の有機農法から科学的に洗練された再生農業へ 世界ですでに始まっている再生農業革命 本書の構成と登場人物 COLUMN1 再生農業とロデール研究所 第1章 有機農業で洪水と旱かん魃ばつを防ぐ ヨーロッパの洪水とオーストラリアの緑野を結ぶ土壌とは 気候変動で多発する洪水と旱魃 夏は緑─入植者たちが見たオーストラリアの原風景 土壌団粒によって高まる透水性と保水力 植物の吸水力を飛躍的にアップさせる助っ人、菌根菌 ニューヨークの空を暗黒に染めたダストボウル カバークロップ革命で土壌は簡単に作れる 団粒構造が構築されれば干上がった河川も蘇る COLUMN2 団粒構造を構築する接着剤グロマリン 第2章 土が健康なら無肥料で農業ができる 根からの液体カーボンと菌根菌ネットワークの共生進化 農業とともに始まった地球温暖化 耕起は真菌の身体を切り裂き土壌を壊す 締固めと耕起 耕せば耕すほど雑草は増える 生物多様性の九五%を占める目に見えない土の中の世界 リン酸肥料は不要 着目される菌根菌ネットワーク 根からの糖分と交換されるミネラル 菌根菌にカーボンを提供し光合成能力を高める共利関係 菌根菌ネットワークを養う栄養パーティーの主催者は植物 化学肥料と農薬で台無しにされる地下の饗宴 インクルーシヴの摂理─誰一人取り残されずメンバー全員の参加でミネラルは循環する 農業は土壌生物たちを育むアート─ハイテク・アプリよりも顕微鏡 COLUMN3 メタンへの濡れ衣 工場型畜産が問題 第3章 草本と偶蹄類の共進化が生み出した肥沃な土壌 野生動物の行動パターンを模倣して肉牛を飼育しながら地球温暖化を防ぐ 牛は地球温暖化の犯人なのか─草原の価値を見直す 地上部よりも根が多い草の高い適応力と過放牧による植生破壊 牛をたくさん飼うほど砂漠化が防げる─常識を覆すホリスティックな放牧マネジメント サバンナでのゲリラとの命がけの戦いの中から生まれた気づき 密集して絶えず移動する野生動物の群から、草を根こそぎにする家畜飼育へ 草は齧られると成長する─肥沃な土壌は偶蹄類が作り出した COLUMN4 科学的に検証できないが世界から注目 第4章 表土は根から放出される液体カーボンで作られる 化学窒素肥料と菌根菌 窒素施肥で失われる土壌カーボン 大半が無駄となり環境汚染や病気の原因となる化学窒素肥料 植物と菌根菌と半共生窒素固定菌チームの無駄がない有機態窒素固定 団粒構造と生物的窒素固定と液体カーボンの深いつながり 表土は根から構築されるカーボンによって構築される 表土形成と森林での木材形成とのアナロジー 真菌が繁殖する切り返さない方法で良質な堆肥づくりに成功 バクテリアと真菌のバランスが養分や土壌カーボン以上に重要 COLUMN5 バクテリアと真菌のバランスの破壊者・化学肥料と農薬 COLUMN6 スマート農業とグリーン・ウォッシュ 第5章 土壌カーボン・スポンジで地球を冷やす 緑・土壌・微生物による水循環の再生が地球を蘇生させる 土壌から失われたカーボンが大気中の二酸化炭素を増やす 土壌にカーボンを戻せば二酸化炭素を減らせる 微生物の構成が変われば生産性が五倍向上 地球の熱収支を制御するのは二酸化炭素ではなく水蒸気 樹木は自然のエアコン─アマゾンを冷やす夜間放射と気化熱 雨は微生物が降らせていた─アマゾンにある立体河川 裸地になると土埃と赤外線の再放射熱でより乾燥化が進む 乾燥化で内陸部に居座った高気圧でさらに加速する温暖化 土壌団粒とセットとなった植生からの蒸発散で地球を冷却 土壌カーボン・スポンジを作り地球を再生する 第6章 生物はプチ飢餓が常態 土壌にカーボンを再び戻すことが大気中の二酸化炭素を減らす 気候変動問題を解決する鍵は菌根菌と不耕起と都市自給 炭素を元の鞘に戻せば温暖化は防げる 砂漠での発見─自然界は微生物による相互協力とミネラル循環で成り立っている 土壌、食べ物、ヒト、地球のつながり 日々の選択が地球を救う─小食こそが肝要 COLUMN7 二酸化炭素の増加はジャンクフードを増やす 終章 消費を変えれば腸も健全化し土壌と地球も再生する EUのモデル 川下需要が牽引するデンマークの有機農業 調理員を教育することで経費をあげずにオーガニック給食を実現 テクノロジー重視の転換戦略は時代遅れ 鍵は公共、NGO、民間がコラボできる仕組みづくりとマインドのリセット

Posted by ブクログ

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