教養としての気象と天気 もっと話がおもしろくなる

金子大輔(著者)

• 販売会社／発売会社: WAVE出版
• 発売年月日: 2022/03/23
• JAN: 9784866214061

商品レビュー

2024/06/30

https://www.wave-publishers.co.jp/books/9784866214061/

2024/03/21

☆気象予報士試験には直接役立つ知識なし

☆風花（かざはな）　群馬の風との関係は？
クラスター（積乱雲が集結して大きな集団）、オーバーシュート（垂直に巨大化した積乱雲・強い上昇気流で天井を突き破るように成長）→元々は気象用語
日本式天気記号　21種
晴→雲量が２～８のとき　快晴→雲量が０、１　曇→９、10

地球の自転の影響で反時計回りの渦巻き☆YouTube動画で理解すること
1008hPa　平均的な気圧　980hPa→東京で２、３年に１度の台風

温暖前線→暖気が積極的で寒気にぶつかって行く・寒気の上に暖気が緩やかに上昇・乱層雲
寒冷前線→寒気が積極的で暖気にぶつかって行く・寒気が暖気の下に潜り込む・暖気を無理やり押し上げる・急激な上昇気流・積乱雲
停滞前線→同じような強さ・停滞している状態
寒冷前線は温暖前線より速度が速い→追いつく・追いついた部分が閉塞前線

十種雲形

大気の状態が不安定　上空に冷たい空気、地上に暖かい空気

日本周辺の気団（巨大高気圧）　シベリア、揚子江、小笠原、オホーツク海

風花（はあて）→晴れているのに雪が降っている・南関東ではまずない・北関東前橋ではたまにある

太平洋側の雪　シベリア高気圧が弱まっている状態・低気圧が日本の南岸を通過・南岸低気圧は北から寒気を巻き込んで発達

春一番　シベリア高気圧が弱まる時期・日本海側に低気圧が発生・南風が吹く
シベリア気団が弱まると、揚子江気団が成長
さらに季節が進むと小笠原気団とオホーツク海気団が日本でぶつかり合う→梅雨

秋雨前線　オホーツク海気団の勢力が強いまま・ずっと雨

日本海側で秋に時雨（しぐれ）　関東で夏の夕立が何回も続くような状態
→その後、雪シーズン

バタフライ効果　蝶の羽ばたきさえ天気に影響するたとえ

台風　低気圧なので気探求では反時計回り　赤道直下では発生しない（渦にならない）　赤道は超えない

日本で最大の１時間豪雨1999年10月27日佐原豪雨（千葉県香取市）　153ミリ

フェーン現象　山を越える空気の温度が上昇

積乱雲の中の冷たい空気が落ちてきて突風　ダウンバースト

気象庁が打ち上げるラジオゾンデ　高層気象観測

時々→現象が断続的・時間が予報期間の２分の１未満
一時→現象が連続的・時間が予報期間の４分の１未満

観天望気　スズメが水を浴びると晴、夕焼けは翌日晴、…

桜の開花予想　ソメイヨシノ（クローンだから同じタイミングで咲く）

在原業平　世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
☆「たえて」…「全く、全然」を意味し「なかりせば」は「もしなかったなら」
「せば…まし」反実仮想の表現、実際とは異なることを想像し語る際に使用
「のどけから」形容詞「のどけし（落ち着いている、ゆったり、のんびりしている）」の未然形

大阪府枚方市　渚院は惟喬親王(844～897)の別荘/惟喬親王は文徳天皇(850～858在位)の第一皇子/立太子争いにやぶれ憂いをはらはすためしばしば渚の院に来た
【伊勢物語】には親王一行が交野ヶ原に遊猟/渚の院で観桜や酒宴に興じ歌を詠むばかりであったと記してある。

2023/03/12

台風、天気、雲の種類などについてざっくりと解説されている。
天気予報でよく聞くワードについても解説しており、どのような意味なのかが理解できるようになる。
過去に発生した異常気象を具体例として挙げられているので、理解しやすく、楽しく読める。