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誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2022/03/05 |
| JAN | 9784309418797 |
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誰にもわかるハイデガー
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誰にもわかるハイデガー
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商品レビュー
3.5
22件のお客様レビュー
■評価 ★★★✬☆ ■感想 ◯ハイデガーは初見では意味不明だったが、この本や用語集を見ながら狙いを理解して、その狙いに向かって言葉やフレームワークが展開されているとすると、踏まえることでわかりやすくなった。 ◯原文から入門書では取り逃がすことがあるが、一方でわかるようにもなる。...
■評価 ★★★✬☆ ■感想 ◯ハイデガーは初見では意味不明だったが、この本や用語集を見ながら狙いを理解して、その狙いに向かって言葉やフレームワークが展開されているとすると、踏まえることでわかりやすくなった。 ◯原文から入門書では取り逃がすことがあるが、一方でわかるようにもなる。自分の言葉で置き換えてみて、最終的には原文にあたってみてそこから受ける雰囲気など、汲み取ったうえで話をしないと議論が深まらないなと感じた。
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筒井康隆著『誰にもわかるハイデガー』は、哲学の巨匠ハイデガーの思想を平易に解説し、読者がその骨格を掴むための絶好の入り口となる一冊です。 私自身、以下のフレーズに特に感銘を受け、改めて人間存在や死といった普遍的なテーマについて考えさせられました。 師弟関係が紡ぐ理解の速さ ハ...
筒井康隆著『誰にもわかるハイデガー』は、哲学の巨匠ハイデガーの思想を平易に解説し、読者がその骨格を掴むための絶好の入り口となる一冊です。 私自身、以下のフレーズに特に感銘を受け、改めて人間存在や死といった普遍的なテーマについて考えさせられました。 師弟関係が紡ぐ理解の速さ ハイデガーの思想がどのような歴史的背景や思想的伝統に基づいているのかを示唆しています。 フッサールという巨匠の教えを受け継ぎながらも、ハイデガーはそれを独自の視点で発展させ、現象学から解釈学へと哲学のパラダイムを転換させた点が魅力的です。師弟関係の中で生まれる新たな洞察や理解のスピードは、単なる知識の伝達を超えた創造性の源泉とも言えるでしょう。 人間存在と「現存在」 「現存在という言葉です。これは早く言ってしまえば、人間のことなんです。人間というのは常日頃、常に新しい自分の可能性というものを見つけて生き続けている存在なんですね。」 ハイデガーが提唱する「現存在」という概念は、私にとって非常に共感を呼び起こすものでした。 人は一瞬たりとも同じではなく、常に新たな可能性を探求し、変化し続ける存在であるという視点は、自己成長や日常の選択に深い示唆を与えてくれます。 死と未了性:存在の宿命と向き合う 「もし死後も意識をもつことができれば、そのときにこそ、人は、自分の未了性を自覚し、反省したはずだ。私はまだまだだった、」 このフレーズは、ハイデガーが提起する「死」を通して自己を見つめ直すという哲学的問いに直結しています。 死という普遍的な現実に直面することで、人は自らの未完の可能性―未了性―を認識し、今この瞬間にどのように生きるべきかを問い直すのです。 『誰にもわかるハイデガー』は、難解と思われがちなハイデガーの思想を、親しみやすく解説することで、読者に「存在するとはどういうことか」を問い直す機会を提供してくれます。 師弟関係を通じた知識の伝承、現象学と解釈学の対比、そして人間の絶え間ない変化と死という宿命――これらのテーマは、現代を生きる私たちにとっても大いに考えさせられる内容です。
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哲学の専門家ではない有名な作家が、1990年池袋でハイデガーについて解説した講演?を文字にしたもの。全体の3分の1は、『ふしぎなキリスト教』とかの大澤真幸先生の解説がついていて、「よくわかる上に、『存在と時間』のエッセンスをまことに的確に抽出している。(略)専門家ではない、『唯...
哲学の専門家ではない有名な作家が、1990年池袋でハイデガーについて解説した講演?を文字にしたもの。全体の3分の1は、『ふしぎなキリスト教』とかの大澤真幸先生の解説がついていて、「よくわかる上に、『存在と時間』のエッセンスをまことに的確に抽出している。(略)専門家ではない、『唯野教授』こと筒井康隆さんが、かくも正確に紹介できるとは。驚きである。」(p.106)と書いているから、専門家お墨付きのハイデガー紹介、ということになる。 『誰にもわかるハイデガー』というタイトルだし、『試験に出る哲学』のブックガイドでも紹介されていたので、読んでみた。何となく分かるけど、正直通勤電車の中でサラッと読んだだけでは、正直なんかよく分からなかった。でも本当に一瞬で読めてしまうくらいの分量なので、もう1回くらい読んだら、少しはもっと分かるのかもしれない、という感じ。要するに死(時間)を意識して生きることが実存(「自分の可能性を見つめて生きる存在のしかた」(p.47)、というまとめで良いのだろうか。 たくさんの用語がよく分からないのだけど、「企投」とか、実生活で出来ることなのかな。死を引き受けて存在することを了解するために、「今の自分を超えるために、絶え間なしに自分の可能性を自分に向かって投げかける。」(p.56)というのは、一見すると分かりやすいのだけど、そんな程度の理解でいいのだろうか。なんかよくない気がする。あとは確か『試験に出る哲学』で知ったことだと思うけど、ハイデガーがナチス党員になったという事実は、高校の倫理の中で実存主義ってかっこいいなと思っていただけに、やっぱり驚きというかガッカリしてしまう。「宿命という言葉は『存在と時間』の最後に近いところでですね、共同体の宿命だとか民族の宿命だとか書いているんです。そして、ここからどんどん展開していってハイデガーはナチスに入党してしまう」(p.96)ということだったらしい。 あとは大澤先生の解説のところから。まずテクストの読み方の話のところで、「笑いによってテクストに対して距離を取ることができれば、自然と、解釈に創造性が宿る」(p.111)、つまり「書かれていることを相対化しつつ、発展させるための想像力が発生する」(同)から、笑いを伴う読解にはより豊かな理解という効能がある、というのは面白いなと思った。あと最近、たまたま英語の授業でやった単語帳の中にsecureという単語があって、その近くにたまたまcureという単語もあったけど、この2つは「安全secureとは、cureがない状態という意味だ。(略)したがって『安全だ』とは、『cureを欠いている』ということになる。」(p.121)ということでこの2つがつながっている、というのを知った。あの単語帳は偶然?もしかして当然つながりを感じるべきだった?あとハイデガーのところで分かりやすいのは、「人が真に倫理的になるのは、つまり良心をもとうと真に決意するのは、このとき、終局的な〈出来事〉がすでに起きてしまったとき」(p.131)というのはすごいことだけど、その後の例が分かりやすかった。要するに締め切り前に慌てる、という、その感じでいいんだろうか。そして、「『過去』のところを、『現在』に置き換えることができたとしたらどうであろうか。未来に起きるはずの〈出来事〉をすでに起きてしまったこととして体験し、そこから、現在を、過去を見る視線でもって遡及的に見つめることができたとしたら、どうであろうか。(略)それはとても難しい。難しいが、不可能ではない。」(pp.136-7)で、その実例が、メシアはもう来てしまったというキリスト教、というのも何となく分かった。こういう未来のさらにその先から未来を見る、みたいな、こういう視点は日常でも活かせそうだけど…。 ということで、何となくは分かるし、よりよく生きるために自分の日常や生き方に活かせそう、とは思うけど、そもそもそういう打算的な視点が含まれていると実存とは言えない気もするし、そういう理解じゃダメなんだろうな、と思ってしまう点、本当に「わかった」ことになるのか、という懐疑的な気持ちを持って終わってしまう本だった。(26/09/28)
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