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小牧長久手仁義 三河雑兵心得 八 双葉文庫
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小牧長久手仁義 三河雑兵心得 八 双葉文庫

井原忠政(著者)

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小牧長久手仁義 三河雑兵心得 八 双葉文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2022/02/09
JAN 9784575670967

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商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

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2024/10/16

出世していき、下でもない上でもないある程度の立場になってしまってからの、難しさ。今まで同じ方向いてた人とズレが生じてしまったり。

Posted by ブクログ

2024/09/21

シリーズ初期の作品のような「爽快感」は少しずつ減ってきている印象もあります。 茂兵衛も、彼が率いる足軽衆も精鋭ぞろいとなり、窮地を機転と武勇で切り抜けるというハラハラドキドキする展開も多くはありません。 むしろ、子どもが生まれて「自分の評価が子どもの人生を左右する」ということ...

シリーズ初期の作品のような「爽快感」は少しずつ減ってきている印象もあります。 茂兵衛も、彼が率いる足軽衆も精鋭ぞろいとなり、窮地を機転と武勇で切り抜けるというハラハラドキドキする展開も多くはありません。 むしろ、子どもが生まれて「自分の評価が子どもの人生を左右する」ということに対する恐怖が、これまでの茂兵衛の大きな魅力であった思い切りのよい自由な言動を抑制してしまっていて、そのことに気付いている茂兵衛の自己嫌悪に読者も中てられているような気もします。 豊臣秀吉が発言力を増す中で、彼と闘うことを声高に主張する臣下に囲まれその対応に頭を抱える家康と、判断に私情をはさむようになってしまった(そして挟まざるを得ない状況に追い込まれたとも言える)茂兵衛の葛藤は共通する部分もあるのかもしれません。 いつかまた、茂兵衛が胸を張って活躍できる日が来るのを心待ちにしています。

Posted by ブクログ

2023/09/06

Audible読了 この巻は濃淡がはっきり出ている。 前巻から半ば「公」の人となった茂兵衛。相対するは乱世の奸雄、真田昌幸。はっきり言って政治オンチの茂兵衛とはアンマッチすぎて、読んでいてもちっとも面白くない。 一方で小牧・長久手の戦いでは、鬼武蔵こと森長可(もりながよし)を駆逐...

Audible読了 この巻は濃淡がはっきり出ている。 前巻から半ば「公」の人となった茂兵衛。相対するは乱世の奸雄、真田昌幸。はっきり言って政治オンチの茂兵衛とはアンマッチすぎて、読んでいてもちっとも面白くない。 一方で小牧・長久手の戦いでは、鬼武蔵こと森長可(もりながよし)を駆逐し、豊臣方を敗走に追い込む活躍を見せる。長可の名は、父・可成と、信長の長をもらったという織田家きっての猛将。それを配下の鉄砲隊の名手が眉間を撃ち抜くというのは、史実をきっちりと再現させている。戦国ファンでなくても狂喜するような展開だった。 日進市の県道57号線沿いにある岩崎城が出てくるのも、地元民としては縁があって誇らしい。 狂喜といえば、槍衾についても触れたい。足軽に槍を持たせて整列させ、横一列に進軍させる槍衾。これが鉄砲と並んで戦国最強だとか。槍さえ持てれば練度は不要。いよいよ乱世も、質より物量の時代に突入した感。 槍衾は1人でも列から逃げなければ良いだけ。そのため上司となる人間は、逃げだす者を容赦なく斬れと諭す茂兵衛。槍衾は勝つための凶器だ。その非情な狂気を垣間見て、ひとり寒くなった。さすがにサラリーマンになぞらえる気にもならない。 さてこれで豊臣と徳川は一旦休戦するも、関ヶ原は刻一刻と近づいている。どこまでいける足軽・茂兵衛課長。 この先、槍の活躍はあるのか。 楽しみと半々の複雑な期待を寄せている。

Posted by ブクログ