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小牧長久手仁義 三河雑兵心得 八 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2022/02/09 |
JAN | 9784575670967 |
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小牧長久手仁義
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
Audible読了 この巻は濃淡がはっきり出ている。 前巻から半ば「公」の人となった茂兵衛。相対するは乱世の奸雄、真田昌幸。はっきり言って政治オンチの茂兵衛とはアンマッチすぎて、読んでいてもちっとも面白くない。 一方で小牧・長久手の戦いでは、鬼武蔵こと森長可(もりながよし)を駆逐...
Audible読了 この巻は濃淡がはっきり出ている。 前巻から半ば「公」の人となった茂兵衛。相対するは乱世の奸雄、真田昌幸。はっきり言って政治オンチの茂兵衛とはアンマッチすぎて、読んでいてもちっとも面白くない。 一方で小牧・長久手の戦いでは、鬼武蔵こと森長可(もりながよし)を駆逐し、豊臣方を敗走に追い込む活躍を見せる。長可の名は、父・可成と、信長の長をもらったという織田家きっての猛将。それを配下の鉄砲隊の名手が眉間を撃ち抜くというのは、史実をきっちりと再現させている。戦国ファンでなくても狂喜するような展開だった。 日進市の県道57号線沿いにある岩崎城が出てくるのも、地元民としては縁があって誇らしい。 狂喜といえば、槍衾についても触れたい。足軽に槍を持たせて整列させ、横一列に進軍させる槍衾。これが鉄砲と並んで戦国最強だとか。槍さえ持てれば練度は不要。いよいよ乱世も、質より物量の時代に突入した感。 槍衾は1人でも列から逃げなければ良いだけ。そのため上司となる人間は、逃げだす者を容赦なく斬れと諭す茂兵衛。槍衾は勝つための凶器だ。その非情な狂気を垣間見て、ひとり寒くなった。さすがにサラリーマンになぞらえる気にもならない。 さてこれで豊臣と徳川は一旦休戦するも、関ヶ原は刻一刻と近づいている。どこまでいける足軽・茂兵衛課長。 この先、槍の活躍はあるのか。 楽しみと半々の複雑な期待を寄せている。
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2023.2.13 平八郎様分かってやってよ〜 2人がもめると切ないなぁ。 すぐに2人で議論しあって、お互いの言い分を分かった上で認め合えれば良いけど… けど、この時代での茂兵衛の感覚は日本のLGBTQの方達に匹敵する程の居心地の悪さなんだろうなぁ。 場合によっては命に関わるかもしれないし。。 そんな中、自分の考えを持っている茂兵衛は偉すぎる(><) 『死ぬ気』の一言が入っただけで、かくも盛り上がれる『侍という人種』を茂兵衛は奇異にも、滑稽にも、愛おしくも感じていた。
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人は現在にのみ生きることは許されない。過去を引き摺り、将来を思い悩みながら、愚図愚図と不器用に現在を生きるしかないのだ。禅坊主が言うように、「今、この時にのみ生きる」ということができたら、どんなに楽だろうか、と心底から思う。 人間関係は難しい。正論を言うは易く、行うは難し。
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