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〈叱る依存〉がとまらない
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〈叱る依存〉がとまらない

村中直人(著者)

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〈叱る依存〉がとまらない

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 紀伊國屋書店
発売年月日 2022/02/04
JAN 9784314011884

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商品レビュー

4.3

120件のお客様レビュー

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2026/06/30

「叱る」を避けたほうがいい理由に、効果がないのに弊害は大きいことが挙げられているが、子育て中にひしひしと感じていることだと思った。 子供を産む前、叱るのがよくないのは子供がかわいそうだから…みたいな道徳的な理由だと思っていたけれど、 叱るって想定以上に諸刃の剣で、そのくせ処罰感情...

「叱る」を避けたほうがいい理由に、効果がないのに弊害は大きいことが挙げられているが、子育て中にひしひしと感じていることだと思った。 子供を産む前、叱るのがよくないのは子供がかわいそうだから…みたいな道徳的な理由だと思っていたけれど、 叱るって想定以上に諸刃の剣で、そのくせ処罰感情の充足が得られるという厄介なものだった。 この本では叱らないための様々なアプローチや考え方が記載されているが、叱らずに導く方法にはあまり触れられていない。そもそも自分以外の人間をコントロールしようとすること自体が傲慢で不可能なことなのかもしれない。 処罰感情の充足で今最初に思い浮かんだのは、日本三國の平殿器。 でもこの人は罰を与える理由として「自分が」嫌な気持になったからと言っている。 これを大和に害があるだとか、正しくないだとか言わないだけマシなのか?いやいやそれは違う気がする。 「怒る」はだめで「叱る」は正しく扱えばいいのその先の「叱る」は思ってるほど万能じゃないと教えてくれる本だった。

Posted by ブクログ

2026/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・叱ってしまう人にも事情がある。 ・叱った時には報酬系が刺激され、依存状態に陥る。 ・叱られた方にどんな反応が起き、その結果どうなるのか?叱ることに効果はあるのか? など、わかりやすく解説されていた。 ただ、叱ることを手放すとして、何度もミスをする部下などにどのように叱らずに対応するべきか、については具体的紹介はなく、やられ損かい!とモヤモヤした。

Posted by ブクログ

2026/04/04

SNSの誹謗中傷や炎上騒動を見かけるたび、「厳しい世の中になったなあ」と思いつつ、ついつい注目してしまう。「悪を懲らしめる」勧善懲悪のストーリーは古来から人気コンテンツですが、これは人の中にある処罰欲求が反映されているからーー本書の指摘に冒頭からハッとさせられました。 本書にお...

SNSの誹謗中傷や炎上騒動を見かけるたび、「厳しい世の中になったなあ」と思いつつ、ついつい注目してしまう。「悪を懲らしめる」勧善懲悪のストーリーは古来から人気コンテンツですが、これは人の中にある処罰欲求が反映されているからーー本書の指摘に冒頭からハッとさせられました。 本書において、子供のしつけ、ミスをした部下への教育、マナーの悪い人へのバッシング...これらは「叱る」に分類されます。 ここで定義される「叱る」とは、「言葉を用いてネガティブな感情体験を与え、相手をコントロールしようとする行為」です。 危険なのは、「怒鳴ったわけでもないし、相手のため、周りのためを思って」という自己正当化です。これらは単に叱る側の感情の違いに過ぎず、相手に罰を与えるという点では大差ありません。本来は個人的な「処罰欲求」であるものを、「相手のため・社会のため」という大義名分にすり替えて正当化してしまう。これは脳のバグが引き起こす典型的なパターンです。 さらに深刻なには、叱られる相手与える弊害です。脳科学的な視点から見れば、「叱る」ことは学習性無力感やトラウマ、マルトリートメント(不適切な関わり)を招くだけで、決して学びや成長には繋がらないことを本書では強調しています。まさに「百害あって一理なし」なのです。 「苦しまないと成長しない」という根性論は誤りで、学びは「冒険システム(欲求・報酬系)」によって引き起こされるものだといいます。実践的対処法として重要なのは権力の行使ではなく対等なコミュニケーションであり、正解を押し付けないことです。 とはいえ、どこからが処罰欲求なのか境界線はあいまいです。集団の秩序を維持する上で、「罰より支援」という理想論が現実的なのかどうか、難しさもあります。しかし、炎上やバッシングがあたりまえの世の中から、健全な社会を取り戻すためには、「あなたのためを思って」という無自覚な正義感に陥っていないか、立ち止まって考えることが重要だと思いました。

Posted by ブクログ

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