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アリスが語らないことは 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2022/01/27 |
| JAN | 9784488173074 |
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アリスが語らないことは
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商品レビュー
3.7
71件のお客様レビュー
因果応報。読み終えた瞬間、まさにその言葉を思い浮かべた。 大学生のハリーは、父親ビルの事故死を知らされる。 急ぎ実家に戻ると、傷心の美しい継母アリスが待っていた。 その後の調査で、父が海辺の遊歩道から転落する前、 何者かのよって父は頭を殴られていたということがわかる。 しかし、...
因果応報。読み終えた瞬間、まさにその言葉を思い浮かべた。 大学生のハリーは、父親ビルの事故死を知らされる。 急ぎ実家に戻ると、傷心の美しい継母アリスが待っていた。 その後の調査で、父が海辺の遊歩道から転落する前、 何者かのよって父は頭を殴られていたということがわかる。 しかし、アリスは事件について話したがらず、ハリーは疑いを抱く。 まず、怪しさしかない継母のアリス。 父の死の真相を探るハリーの現在と、10代のアリスの様相を描く過去。 その二つの時間軸が交互に展開されていく構成。 なかなか読み応えはあった。 次の展開がどうなるのかというワクワク感はありつつも、 テーマとしてなのか、またここでもかと思わせる設定が幾つか出てくる。 その辺のモヤモヤ感は最後まで拭いきれなかったかもしれない。 老いと若さ。見た目に現れる非情さ。 大きな年齢の差というものは愛だけで乗り越えられるのか。 はたまたそれを愛と呼ぶのか、フェチズムと呼ぶのか。 苦手な人はとことん苦手であろう内容でもあった。
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ただのサスペンスではなく、ゾワゾワするような怖さ、サイコみがあってそれでいてセクシャルなサスペンス。過去と現在を交錯させて、小説ならではの仕掛けがある。最近こういう終わり方の物語を読んでなかったから面白かった!
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「そしてミランダを殺す」からの2冊目。こちらも面白かった!ピーター・スワンソンさん(あまり多くは語れませんが)落とし前きっちりつけるタイプの作家さんだと思います。ほかも読んでいきたい。
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