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永遠についての証明 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/01/21 |
JAN | 9784041120620 |
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永遠についての証明
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商品レビュー
4.2
69件のお客様レビュー
「数学」を軸にした青春と悲哀のドラマ。当方数学が大の苦手なんですが、凄く引き込まれました。 数学者という人達の一端が見れたのも興味深かった。人類がここまで進化しても解けない問題があるとか、世界の在り方を数学で解き明かすとか、数覚ゼロの自分でもロマンを感じますし、立ち向かう数学者...
「数学」を軸にした青春と悲哀のドラマ。当方数学が大の苦手なんですが、凄く引き込まれました。 数学者という人達の一端が見れたのも興味深かった。人類がここまで進化しても解けない問題があるとか、世界の在り方を数学で解き明かすとか、数覚ゼロの自分でもロマンを感じますし、立ち向かう数学者への敬意が芽生えます。 最近漫画で天才と秀才は両輪って話を見たけど、この物語は正にそういうストーリーでした。
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読み応えのある本で次の展開が気になり、寝る間も惜しんで、あっという間に読んだ。 章ごとに現在と過去が交互に出てきて、瞭司が亡くなってしまったことを知りながらも、「瞭司が死んじゃった」の言葉で感極まりました。涙が出てきました。 数覚を持つ瞭司に嫉妬する周りの方々の気持ちがよく表...
読み応えのある本で次の展開が気になり、寝る間も惜しんで、あっという間に読んだ。 章ごとに現在と過去が交互に出てきて、瞭司が亡くなってしまったことを知りながらも、「瞭司が死んじゃった」の言葉で感極まりました。涙が出てきました。 数覚を持つ瞭司に嫉妬する周りの方々の気持ちがよく表現されてましたね。 プルビス理論は、岩井圭也の架空の理論のようですが、コラッツ予想やリーマン予想、ムーンシャイン理論など実在のものに絡めて、瞭司が実在し、コラッツ予想を解決したかと思いました。
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【2024年191冊目】 数学と共に生きる瞭司は、明和大に特待生として入学し、同じく特待生として入学してきた熊沢や佐那と共に論文を発表することに成功する。大好きな数学、同じ視野を持ち、数学について存分に語れる仲間、数学に没頭できる環境に幸福を感じていた瞭司だったが、周囲はどんどん...
【2024年191冊目】 数学と共に生きる瞭司は、明和大に特待生として入学し、同じく特待生として入学してきた熊沢や佐那と共に論文を発表することに成功する。大好きな数学、同じ視野を持ち、数学について存分に語れる仲間、数学に没頭できる環境に幸福を感じていた瞭司だったが、周囲はどんどんと変わっていき――。 数学に限らずどの分野もそうですが、才能がある人とか、天才だと言われる人が、人間としてできているとか、生活能力があるかというと、それはまた別問題だったりします。と、同時に天才の周りの人達がその才能へ嫉妬心を抱くのも当然のことで、本著は終始一貫そういった大変「人間」らしさを突き詰めた作品だったなと思いました。 希望に溢れていた頃と、その後の衰退していく様と、残された人達の心の葛藤がかわるがわる表れるので、唸りながら読む羽目に。天才と普通の人の間にある難解さを見つめることになりました。 ただ、数学がしたいだけなのに、孤独から救い出してくれた仲間と共に歩みたいだけなのに、ままならない現実から逃れるために酒に逃げて、そのままこの世からも去ることになってしまったという、あまりにもあまりにな悲劇。誰が悪いとか、悪くないとか、そういうことではなく、恐ろしいほどのボタンのかけ違い。 これ、デビュー作ですか。人間を知りすぎてるのでは。見事でした。
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