商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2022/01/21 |
JAN | 9784041120620 |
- 書籍
- 文庫
永遠についての証明
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永遠についての証明
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商品レビュー
4.2
67件のお客様レビュー
【2024年191冊目】 数学と共に生きる瞭司は、明和大に特待生として入学し、同じく特待生として入学してきた熊沢や佐那と共に論文を発表することに成功する。大好きな数学、同じ視野を持ち、数学について存分に語れる仲間、数学に没頭できる環境に幸福を感じていた瞭司だったが、周囲はどんどん...
【2024年191冊目】 数学と共に生きる瞭司は、明和大に特待生として入学し、同じく特待生として入学してきた熊沢や佐那と共に論文を発表することに成功する。大好きな数学、同じ視野を持ち、数学について存分に語れる仲間、数学に没頭できる環境に幸福を感じていた瞭司だったが、周囲はどんどんと変わっていき――。 数学に限らずどの分野もそうですが、才能がある人とか、天才だと言われる人が、人間としてできているとか、生活能力があるかというと、それはまた別問題だったりします。と、同時に天才の周りの人達がその才能へ嫉妬心を抱くのも当然のことで、本著は終始一貫そういった大変「人間」らしさを突き詰めた作品だったなと思いました。 希望に溢れていた頃と、その後の衰退していく様と、残された人達の心の葛藤がかわるがわる表れるので、唸りながら読む羽目に。天才と普通の人の間にある難解さを見つめることになりました。 ただ、数学がしたいだけなのに、孤独から救い出してくれた仲間と共に歩みたいだけなのに、ままならない現実から逃れるために酒に逃げて、そのままこの世からも去ることになってしまったという、あまりにもあまりにな悲劇。誰が悪いとか、悪くないとか、そういうことではなく、恐ろしいほどのボタンのかけ違い。 これ、デビュー作ですか。人間を知りすぎてるのでは。見事でした。
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登場人物たちの行動や心理のリアルさや、数学への熱意の表現が素晴らしく、その文才に圧倒されました。主人公2人が永遠の中で再会したことに胸が熱くなりました。
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これ、読みたかったんですよねぇ…!やっと手にすることができました。でも、私、数学苦手っ…というか、数字が好きじゃないんですよね…そんな私でも読めるのか、心配もありましたが、無事に読み切ることができました。やっぱり、岩井圭也さんの作品だなぁ~と実感しました。 「数学」じゃなく...
これ、読みたかったんですよねぇ…!やっと手にすることができました。でも、私、数学苦手っ…というか、数字が好きじゃないんですよね…そんな私でも読めるのか、心配もありましたが、無事に読み切ることができました。やっぱり、岩井圭也さんの作品だなぁ~と実感しました。 「数学」じゃなく「数覚」か…これもスゴイ!第一、「数覚」なんてこれまで生きてきて初めて知る言葉…!!その「数覚」の才能に恵まれた三ツ矢瞭司は、熊沢勇一、斎藤佐那とともに、協和大学数学科の特別推薦生としてその門をくぐる。三ツ矢瞭司の「数覚」は超越しており、熊沢勇一や斎藤佐那、顧問の小谷教授をも引き付けるが、逆にその才能には敵わないと距離をおかれる様になり、孤独に苛まれつつも「数学」から離れられなかった三ツ矢瞭司は…。 私には「数覚」なんてものがなくてよかった!なんて、単なる負け惜しみだけれど…。「天才」と呼ばれる人には「凡人」の私には想像もできないほどの苦しみもあるんだなぁ…と思ったりしました。三ツ矢瞭司のことを忘れず、何かできないかと奔走する熊沢勇一と斎藤佐那…彼らには、数学でつながった消えない友情があるのでしょうね!読めてよかったです。
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