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青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集 ブックスならんですわる01
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
| 発売年月日 | 2022/01/19 |
| JAN | 9784750516929 |

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青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集
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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
ヴァージニア・ウルフの短編集で、執筆年は1900年代から1930年代くらいのあいだ。 ヴァージニア・ウルフは相当昔、高校生の頃にたぶん『ダロウェイ夫人』を読んだだけだったと思う。ほぼ印象は残っておらず、自分の文学地図の中でジョイスの影に隠れてしまった印象がある。 本書を読ん...
ヴァージニア・ウルフの短編集で、執筆年は1900年代から1930年代くらいのあいだ。 ヴァージニア・ウルフは相当昔、高校生の頃にたぶん『ダロウェイ夫人』を読んだだけだったと思う。ほぼ印象は残っておらず、自分の文学地図の中でジョイスの影に隠れてしまった印象がある。 本書を読んでみると、なかなか新鮮だった。「まさにモダニズム」なのである。 従来のコンテクストを超え、新奇で根本的価値設定を再探究するかのような味わいがあり、読んでいてワクワクする。これは音楽で言うとシェーンベルク、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、初期のショスタコーヴィチ、サティ及びフランス6人組といった面々の清新な作風に通じるものがある。絵画ではもちろん、ピカソ、ブラック、マティス、未来派、シュルレアリスムなど。 もはやそれらは100年も前のムーブメントであって今では「古典」と呼ぶべき一群ではあるが、そのスパイシーさ、フレッシュさは、今なお色あせているわけではない。まさに欧米芸術の黄金時代だったのだと思う。 さてウルフのこの短編集では、様々な「試み」がなされ、それぞれに完成度が高い。従来の「物語」は破壊されて、スケッチ風のシーン、コトバの放逸な実験が繰り広げられている。たとえば20世紀後半のヌーヴォー・ロマン、シモンやブランショなどは「さらに先へ」行ったのかもしれないが、ここでウルフが投げかけた問題提起はすべて解消されたわけではなく、相変わらずそれは無限の可能性を秘めて屹立しているように見える。 このモダニズム小説は、日本で言うと初期の横光利一におおむね反映されているような気がする。 ヴァージニア・ウルフの邦訳は近年割と手に入りやすいようなので、改めて読んでみたい。
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ヴァージニア・ウルフの本は2冊目。 ウルフは「意識の流れ」という文学的手法を使ったことで有名。 調べてみたら、意識の流れとは、人物の思考や感情が、川の流れのように途切れなく変化していく様子を表現する方法。出来事を客観的に書くのではなく、人物の主観的な視点から、思考や感情の動きを...
ヴァージニア・ウルフの本は2冊目。 ウルフは「意識の流れ」という文学的手法を使ったことで有名。 調べてみたら、意識の流れとは、人物の思考や感情が、川の流れのように途切れなく変化していく様子を表現する方法。出来事を客観的に書くのではなく、人物の主観的な視点から、思考や感情の動きを直接的に書くことが特徴。 という説明があったけど、個人的には客観的に感じちゃったな。 思考や感情が途切れなく変わっていくところがのめり込めなかったのか、フィルターを通して世界を見ているような、夢の中にいるような、そんな感覚がずっと続く。 話は入ってきにくかったから読み切れるか心配だったけど、読み心地は嫌いじゃない。 意識の流れを使ったものから、ファンタジー、ゴースト・ストーリー的な作品など、短編20作。
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物語の起点から語られる事象は、ウルフの研ぎ澄まされた感性の紡ぎや意識の流れに揺蕩い、想像の羽織を纏う。羽毛の白を湛えた月の光、闇を紡ぐ木々、星々を薄紗で覆う空、紫の星のような花々…詩のように美しい短篇たち。愛おしい世界。 ウルフのさまざまな彩り世界が堪能出来る美しい短篇集。透明さ...
物語の起点から語られる事象は、ウルフの研ぎ澄まされた感性の紡ぎや意識の流れに揺蕩い、想像の羽織を纏う。羽毛の白を湛えた月の光、闇を紡ぐ木々、星々を薄紗で覆う空、紫の星のような花々…詩のように美しい短篇たち。愛おしい世界。 ウルフのさまざまな彩り世界が堪能出来る美しい短篇集。透明さの純度の高さが、ウルフにしか見えない世界を紡ぎだします。詩のような散文のような言葉の連なりがとても好き。 「ラピンとラピノヴァ」「青と緑」「外から見たある女子学寮」「憑かれた家」「壁の染み」などお気に入り。(2022年2月3日読了)
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