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ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力 光文社新書1176
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2022/01/19 |
JAN | 9784334045852 |
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ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力
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ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
畢竟この本が言いたいことは、物事を結びつける力をつけること、結論が出ない問題をそのまま考え抜くことなんだと思う この本だとヘーゲル哲学をビジネスに繋げて説明してたから、哲学をどのように実世界に繋げればいいかわかった
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今、ヘーゲル「精神現象学」にトライ中。もちろん素人がいきなり読むのはムリだと言うことは分かってるつもりで、何冊かの入門書を事前に読んでおいたのだが、半分で敢えなく挫折(それでも数ヶ月かかった)。一年のブランクを経て再度チャレンジ、ようやくラスト近くの「宗教」章まできたが、解説書...
今、ヘーゲル「精神現象学」にトライ中。もちろん素人がいきなり読むのはムリだと言うことは分かってるつもりで、何冊かの入門書を事前に読んでおいたのだが、半分で敢えなく挫折(それでも数ヶ月かかった)。一年のブランクを経て再度チャレンジ、ようやくラスト近くの「宗教」章まできたが、解説書では理解できても原書はナニを言っているのかさっぱり、というところが大半で読むのが苦痛。一旦柔らかめのヘーゲル本で頭をリセットし、自分の現在地を確認すべく本書を購入した次第。 著者は若手のヘーゲル研究者。内容は現代的テーマが多く取り入れられ肩肘張ったところがなく、ビジネスをはじめとする実践の場での活用と、ヘーゲル哲学のザッピングという「二兎」を追う著者の狙いは一応成功していると感じた。 例えば第1章の生き方の指針を「社会と個人、普遍と個別」のどちらに求めるべきかという問題は、「精神現象学」の「精神」章で何度も立ち現れてくる重要なテーマであり、カントとの対立軸の置き方も明快で非常にわかりやすい。また、弁証法がどっちつかずの「スッキリしない」方法論であることを逆手にとり、常に思考し続けることを要求するものだと論ずる点も、「現象学」で四苦八苦している僕にとって「すぐに分からなくてもいいんだ」と思える点で福音となるものだった。 ただ、違和感を感じる部分もなくはない。例えば第5章「認識」で、確かにヘーゲルはカント的「感性/悟性」の二元論に飽き足らないものを感じており、カントが分裂させた「対象」と「認識」とを再統合する試み(それが「現象学」執筆の一契機となったようだ)を行ったのだろう。そしてそこから「生のデータというものは存在せず、全ての情報は何らかの処理が加わったものだ」と言う警句を導くことも可能なのかもしれない。しかしそうすると、普通はデリダとかドゥルーズとかの「差異」を扱った思想家の方が先に連想されるのではないだろうか。「ほんとにヘーゲルってそんな現代的な視点持ってたの?」と訝しく感じる読者も多いと思う。もちろん、この警句が現代の情報リテラシーをめぐる議論において極めて重要であることは論を俟たないのだが… ともあれ、著者が提示する「どっちつかずで前後撤回を繰り返しながら前に進む」と言うヘーゲル像は、僕の浅薄な「現象学」の読みで得たイメージと間違いなく合致する。もう少し頑張ってヘーゲルを続けてみよう、という気持ちになることができた。
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どっちつかず、の気持ち悪さに耐えられるかの重要性を学べる一冊。ビジネス書の延長として読める手軽さも魅力。
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