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母の待つ里

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/01/26 |
JAN | 9784104394067 |


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商品レビュー
3.9
94件のお客様レビュー
人の生死やふるさとについて自分事として考えさせられる
本書は、見知らぬ山里をふるさとに見立て、そこで一人暮らす老婆を母親に仕立てる一見荒唐無稽な仕掛けによって、ふるさとでの親子体験を完璧な疑似ストーリーとしてメンバーに提供するカード会社のプレミアムサービスがあり、このサービスを高額な料金を支払ってまで利用する都会暮らしで、それなりの...
本書は、見知らぬ山里をふるさとに見立て、そこで一人暮らす老婆を母親に仕立てる一見荒唐無稽な仕掛けによって、ふるさとでの親子体験を完璧な疑似ストーリーとしてメンバーに提供するカード会社のプレミアムサービスがあり、このサービスを高額な料金を支払ってまで利用する都会暮らしで、それなりの社会的地位も経済力もある男女3人、最終的には4人になるが、彼らそれぞれの物語である。4人に共通しているのは、帰るべきふるさとを持たず、すでに両親がないことに加え、そろそろ老境に差し掛かっての孤独感や疎外感、寂寥感や虚無感そして何より心の拠り所のなさを抱えていることであろうか。無償の愛と真心、嘘のない言動で接してくれるかりそめの母親との一夜限りの交歓を通じて、4人は現実生活の中での自然と不自然、自由と不自由、幸福と不幸について深く考える機会を得る。終盤に自然といえば至極自然な想わぬ結末が待っているが、それが奇しくもサービスの利用者達をつなぐことにもなる。母親役を完璧に演じ切った老婆が最後に独白する寝物語が重く切なく心に響く。人の生死やふるさとについて自分事として考えさせられる著者らしいハートウォーミングな感動作である。
fugyogyo
半生を都会でがむしゃらに生きてきた男女3人。ふと提供された架空のふるさと体験サービス。自然と母親が、渇いた、空虚なこころを埋めてくれる。親孝行は、親が生きているうちにやるべき。幸福とは何か、生きるとは何か、立ち止まって考えさせられる物語。2025.7.16
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浅田次郎氏の魅力というか文章のうまさをこれでもかと出し惜しみなく楽しめます。読み終わって…夢を見ていたような。 ふるさとのサービスで、それぞれ違うタイプの3人が里帰りをして母と交流して、忘れられなくてもう一度母に会いに来てしまう。中毒性の高いサービスです。一回50万円かかってるん...
浅田次郎氏の魅力というか文章のうまさをこれでもかと出し惜しみなく楽しめます。読み終わって…夢を見ていたような。 ふるさとのサービスで、それぞれ違うタイプの3人が里帰りをして母と交流して、忘れられなくてもう一度母に会いに来てしまう。中毒性の高いサービスです。一回50万円かかってるんだよ! 何が良くて来てるんだろう…と考えた。自らだまされにいく、アトラクション感覚で疑心暗鬼で申し込んでいきながら、見事にだまされるというか。感動するというか。 お母さん役の人がとびきり魅力的だったから?キャラクター頼みなのかな。 なんで村の人、特にお母さん役の人はそんなことを引き受けたんだろう。なんで呑み込みが早いんだろう。 謎がいっぱい過ぎて整理できない。答えは本の中にあるんだけど。お母さんとの出会いで人生変わっていく人達。また、地方の過疎化問題に光を当てていて、とても味わい深かった。
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