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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/01/26 |
JAN | 9784104394067 |
- 書籍
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母の待つ里
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母の待つ里
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商品レビュー
3.9
72件のお客様レビュー
仮に父母の生家があったにしても、この歳になれば誰しも付き合いはなくなるだろう。東京は人間関係が淡白で、血縁などは大切にするどころか、しがらみとされる場合の方が多いと思う。 たとえば、それぞれの人生を歩む兄と妹が、何年かに一度だけ親族の結婚式や葬式で顔を合わせたとしても、べつだん不...
仮に父母の生家があったにしても、この歳になれば誰しも付き合いはなくなるだろう。東京は人間関係が淡白で、血縁などは大切にするどころか、しがらみとされる場合の方が多いと思う。 たとえば、それぞれの人生を歩む兄と妹が、何年かに一度だけ親族の結婚式や葬式で顔を合わせたとしても、べつだん不仲だと言うわけではない。 そして悲しいことには、濃密な付き合いを避けてきた分だけ、孤独な老後が待っている。病院にも施設にもそうした老人が溢れており、むろん自分自身もその運命を辿っているのである。 だからそこ、この村に憧れた。村人たちは、何もないところだと口を揃えて言うが、東京に生まれ育った人間から見れば、ここには何もかもがあったから。
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私には分からない。 母でもない人に、しかも一泊二日で母として慕う状況になるのか? 言いたいことと書いてあることにギャップが大きすぎる。設定に無理があって、読んでて何か気持ち悪い。
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人の優しさが沁みます。 次郎兄ィの話は、本当に深くて、「事実は小説より奇なり」と言われる、その事実の如く、単なる小説ではないように、生命(こころ)に響きます。 終盤は本当に哀しい話で、その哀しさを受け止めて糧として、生き続けたちよさんの想いを継いで、三人と一組の夫婦の義兄弟妹が、...
人の優しさが沁みます。 次郎兄ィの話は、本当に深くて、「事実は小説より奇なり」と言われる、その事実の如く、単なる小説ではないように、生命(こころ)に響きます。 終盤は本当に哀しい話で、その哀しさを受け止めて糧として、生き続けたちよさんの想いを継いで、三人と一組の夫婦の義兄弟妹が、古里で暮らしている話も、読んでみたいです。 読後感が切ないけれども充たされた想いもあり、ドラマ化を信じてます。 ありがとうございます✨
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