1,800円以上の注文で送料無料

自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

清田隆之(著者)

追加する に追加する

自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

定価 ¥1,540

605 定価より935円(60%)おトク

獲得ポイント5P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

12/8(日)~12/13(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 扶桑社
発売年月日 2021/12/14
JAN 9784594089535

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

12/8(日)~12/13(金)

自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

¥605

商品レビュー

3.9

30件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/09/09

『男らしさと笑い』は自身も学生時代非常に苦労した覚えがあり、当時は何を話してるのかあまり理解できてなかったと思う。 "男らしさ"と"笑い"が密接に結びついてる理由に、まさに話にオチをつけることがその話題に潜む問題を場当たり的に解決してしま...

『男らしさと笑い』は自身も学生時代非常に苦労した覚えがあり、当時は何を話してるのかあまり理解できてなかったと思う。 "男らしさ"と"笑い"が密接に結びついてる理由に、まさに話にオチをつけることがその話題に潜む問題を場当たり的に解決してしまう都合の良さがあるからなんだと腹落ち。 皆、自身が持つ悩みや寂しさみたいなものを持っているもののそれを直に晒すのは男らしくない。なので、それを上記のように笑いに変えることにより、消化させることができる。 しかも芸人などを見てもわかるように、"面白さの獲得"はホモソーシャルの序列を決定するうえで重要な武器であるという側面もある。 フェミニズムの考え方を知ったことで、上記のようなホモソーシャルの構造を理解できたことはとても収穫。 他にも「無能がバレる恐怖。権力欲。処女信仰。面白くなりたい。女性への侮蔑と神格化。不妊治療。DVとモラハラ。離婚して父子家庭。マウンティングやマンスプレイニング。」どれも詳しく読んでみるとなにかしら自分にも引っかかる部分があり頭がぐらぐらする。 自分がいかにホモソーシャルど真ん中の考えをもって生きてきたかがよくわかる。序列社会に生きることをやめて自身にとっての価値を見つめることで浄化していきたい。

Posted by ブクログ

2023/07/30

10人の市井に生きる男性たちのインタビュー。当たり前だが同じような人生などなくそれぞれ面白い。捉え方は筆者の意図と違うだろうけど個人的には現代社会人男性列伝ともいうべき楽しさがある。特に女性関係が派手な方の話は不謹慎ながら面白かった。もっともインタビューに応じるだけあって問題や悩...

10人の市井に生きる男性たちのインタビュー。当たり前だが同じような人生などなくそれぞれ面白い。捉え方は筆者の意図と違うだろうけど個人的には現代社会人男性列伝ともいうべき楽しさがある。特に女性関係が派手な方の話は不謹慎ながら面白かった。もっともインタビューに応じるだけあって問題や悩みはあっても社会的には成功もしくは上手く順応している方々であるので響かない人もいるかもしれない。

Posted by ブクログ

2023/07/01

読んでいて思い出したのが、昔の元上司(男性)。 哲学の本を読んでいると職場で豪語していたと思いきや、こちらが何の反応もしないでいると「すごいって言ってよ!(要約)」と怒ってきた。面倒くさい上に、思い通りに誉めてもらえないと不機嫌になるって本当にダサくて格好悪いな、と感じたのを今で...

読んでいて思い出したのが、昔の元上司(男性)。 哲学の本を読んでいると職場で豪語していたと思いきや、こちらが何の反応もしないでいると「すごいって言ってよ!(要約)」と怒ってきた。面倒くさい上に、思い通りに誉めてもらえないと不機嫌になるって本当にダサくて格好悪いな、と感じたのを今でも覚えている。 中盤の出版社勤務の男性による話。 『僕にも自分を大きく見せようとするところが少なからずありましたが、そういうのも無駄なんだなって。女の人って面と向かっては男を否定しない。「すごいですね/へぇ~」と言われて男はそれを自分が肯定された、受け入れられたと捉えてしまう事が多い。実態としては単に面倒くさいから誉めてるだけですよね』 →こ、れ、だ、よ!!!元上司!!! 職場の後輩部下♀に甘えてんじゃねえぞ!と当時のやり取り時に言ってやりたい。 続けて語っていたのが『女性にとっていちいち性的な扱いをされるのは本当に鬱陶しい事なんだということが段々とわかってきた。女性を同じ人間として扱ってないことにつながるんだなって』 →マジでこれ。もし男性が性的な目で見られることがしょっちゅうだったらこの苦しみを分かってもらえると思うが、別に苦しんでほしい訳じゃない。あとバレてないと思ってるだろうが、女性側はこういうのすぐ気付く。気付かない振りしてるだけ(面倒くさいから)。 ◎不妊治療で悩む妻を持つ男性の話。 話し合いはしているけど、『「奥さんはなぜそこまで子どもが欲しいのか」という根本的な質問をするのはなんか怖い』との言葉。 →これか。怖いから踏み込む気になれないってやつ。分かる気もしなくもないけど、振り返って損失に気付いたときには何もかも取り戻せなくてダメージがでかいやつ。 ◎DV加害者である男性の話。 『男という立場を利用して楽をしていた部分が確実にあった』 →家事も育児も見ない振りをしていれば楽だが、それは対等な関係でも何でもなく、もはやパートナーとしての資格を自分から放り出しているようなもの。後悔先に立たず。

Posted by ブクログ