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脳科学者の母が、認知症になる 記憶を失うと、その人は“その人"でなくなるのか? 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2021/12/04 |
| JAN | 9784309418582 |

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脳科学者の母が、認知症になる
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商品レビュー
4.1
22件のお客様レビュー
科学者としての率直な物言いが心地よい。身近な親族の認知症を考えるために手に取ったけど、この姿勢にはとても救われる。科学者、偉い! 「…しかし、そのように最初はやわらかい言い方で指示ができても、くり返し忘れられ、なかなか実行がされないと、しびれをきらして、私がやってしまうこともある...
科学者としての率直な物言いが心地よい。身近な親族の認知症を考えるために手に取ったけど、この姿勢にはとても救われる。科学者、偉い! 「…しかし、そのように最初はやわらかい言い方で指示ができても、くり返し忘れられ、なかなか実行がされないと、しびれをきらして、私がやってしまうこともあるし、「私がなせここまで下手に出なければならないのだろう」と思ってしまうこともある。指示の出し方は難しい。…認知症のせいにしているが、母が食べないのは、本当に単純に、私の料理がまずい可能性もある。しかし、その可能性は除いて話を進めよう。」←最高です!
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職業病、認知症の方にはよく接しますし、認知症の方と接しない日は休日しかありません 認知症のことは、きっとかなり知っている方だと思います 確かに、知っていることは多くありました それでも改めて考え直すことがあったり、その人らしさってなんだろうって考えることだったりそれはとても大切...
職業病、認知症の方にはよく接しますし、認知症の方と接しない日は休日しかありません 認知症のことは、きっとかなり知っている方だと思います 確かに、知っていることは多くありました それでも改めて考え直すことがあったり、その人らしさってなんだろうって考えることだったりそれはとても大切なことだと思います その人らしく生きていく それは、認知症になってもならなくても叶えていきたいものでもある その人らしさというものを、周りが奪ってはいけないなと思います
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これはなかなかおもしろかったなあ。認知症の話は半分以下で、脳科学の話の方が多かった。そして、その中でも特に、著者が研究している感情の話が多く、そこのところがよく理解できたと思う。まず著者は断りを入れる。母を「症例」として見るのではなく、徹底的に母という「個」に向き合うことによって...
これはなかなかおもしろかったなあ。認知症の話は半分以下で、脳科学の話の方が多かった。そして、その中でも特に、著者が研究している感情の話が多く、そこのところがよく理解できたと思う。まず著者は断りを入れる。母を「症例」として見るのではなく、徹底的に母という「個」に向き合うことによって、「認知症」という病いの普遍に触れようと試みたと。個別を探究することで普遍につながっていくのだ。個別から普遍へ、これが最近の僕の中のキーワードでもある。そして、感情が意思決定に際して重要であるということ。感情が価値判断を行わせている。扁桃体に障害があると優先順位が決められず、いつ何をするかを決めることができない。感情がないと理性的に行動できないというのだ。理性で感情をコントロールするのとは違うのだ。いやあ、おもしろい話だなあ。認知的不協和の話などもこのあたりに出てくる。今日聞いた池谷裕二先生の講演会でも、その辺の話はされていた。本書読みながらちょっと疑問に思ったこと。こっくりさんで自分が動かしているのにそれに気づかず、神様のお告げだと言っているのと、カンニングして100点とって喜んでいるのは同じ仕組みだろうか。うしろめたさがないというか、本当にうれしそうにするのはどうしてなのだろう。これで親にほめてもらえるとか思うのだろうか。自分で一生懸命考えて分かった、できたときの方がうれしいと思うのだが。それから、僕の場合、痛いの共感は赤の他人でもむちゃくちゃ強いのだけれど。テレビドラマなどを見ていての話だから、感情移入しているため、それは他人と思っていないのかもしれないか。まあとにかく、認知症になっても感情は残っているということだ。そして、その人らしさはその感情によって表せられる。感情を司っているのは進化の過程において脳の中では古い部分にあたるわけだが、人が生き物として生きていくにあたっては、理性の部分よりもより重要であるということは肝に銘じておこう。僕の周りでは、父がレビー小体型認知症と言われて、2年半ほどの入院で亡くなった。幻視とかもあったようだが、どちらかというと身体的な問題(すぐこけるなど)が大きかった。母は、腰が痛いと言って入院して、二度の転院の末、2ヶ月ほどで亡くなっている。義父は胃癌を患った後、10数年で前立腺癌が見つかり、その後も生き続けたが、最終的には、どのタイプか不明だが認知症の症状が強くなり入院。義母のストレスがたまってきたことも原因で入院を早めた。その後、2ヶ月ほどで亡くなった。そんなことがあるので、病院に入ると体は弱るとしか思えなくなっている。義母はまだ健在で一人暮らしをしている。というわけで、いまのところ認知症の介護の苦労をほとんど知らない。これから後、義母が、妻が、いやひょっとすると自分がそうなるかもしれない。そのときにどんな生活が待っているのか。悲しんだり、イライラしたり、いろんな感情がわき上がってくることだろう。相手の感情にうまく寄り添って行ければいいと思う。とは言え、気にしていても仕方ないので、大らかに感情を表現できるように、とりあえず小説を読んだりドラマを観たりを続けていくことにしよう。確か同じ著者の新刊「感情労働の未来」で、お母様が認知症を患って9年ほどで亡くなったと書かれていたと思う(図書館に返したので確認できない)。亡くなられるまでのその数年間、幸せに過ごされていたことを祈るばかりです。
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