脳科学者の母が、認知症になる の商品レビュー
母が認知症になったかも、まさに今その状態で、少しでも認知症の事を知りたくて読んでみた。 さっき口にした物をこれ何かなと聞いたり、どこに何がしまってあるか忘れたりしているけれど、会いに行った日には、今日は来てくれてありがとうね。と言って帰り際握手してくる。この行動がまさにうちの母...
母が認知症になったかも、まさに今その状態で、少しでも認知症の事を知りたくて読んでみた。 さっき口にした物をこれ何かなと聞いたり、どこに何がしまってあるか忘れたりしているけれど、会いに行った日には、今日は来てくれてありがとうね。と言って帰り際握手してくる。この行動がまさにうちの母らしさだな思う。 これから困る事も多くなるだろうけど、大変な事ばかりじゃないかもと少し気持ちが軽くなった。
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科学者としての率直な物言いが心地よい。身近な親族の認知症を考えるために手に取ったけど、この姿勢にはとても救われる。科学者、偉い! 「…しかし、そのように最初はやわらかい言い方で指示ができても、くり返し忘れられ、なかなか実行がされないと、しびれをきらして、私がやってしまうこともある...
科学者としての率直な物言いが心地よい。身近な親族の認知症を考えるために手に取ったけど、この姿勢にはとても救われる。科学者、偉い! 「…しかし、そのように最初はやわらかい言い方で指示ができても、くり返し忘れられ、なかなか実行がされないと、しびれをきらして、私がやってしまうこともあるし、「私がなせここまで下手に出なければならないのだろう」と思ってしまうこともある。指示の出し方は難しい。…認知症のせいにしているが、母が食べないのは、本当に単純に、私の料理がまずい可能性もある。しかし、その可能性は除いて話を進めよう。」←最高です!
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職業病、認知症の方にはよく接しますし、認知症の方と接しない日は休日しかありません 認知症のことは、きっとかなり知っている方だと思います 確かに、知っていることは多くありました それでも改めて考え直すことがあったり、その人らしさってなんだろうって考えることだったりそれはとても大切...
職業病、認知症の方にはよく接しますし、認知症の方と接しない日は休日しかありません 認知症のことは、きっとかなり知っている方だと思います 確かに、知っていることは多くありました それでも改めて考え直すことがあったり、その人らしさってなんだろうって考えることだったりそれはとても大切なことだと思います その人らしく生きていく それは、認知症になってもならなくても叶えていきたいものでもある その人らしさというものを、周りが奪ってはいけないなと思います
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これはなかなかおもしろかったなあ。認知症の話は半分以下で、脳科学の話の方が多かった。そして、その中でも特に、著者が研究している感情の話が多く、そこのところがよく理解できたと思う。まず著者は断りを入れる。母を「症例」として見るのではなく、徹底的に母という「個」に向き合うことによって...
これはなかなかおもしろかったなあ。認知症の話は半分以下で、脳科学の話の方が多かった。そして、その中でも特に、著者が研究している感情の話が多く、そこのところがよく理解できたと思う。まず著者は断りを入れる。母を「症例」として見るのではなく、徹底的に母という「個」に向き合うことによって、「認知症」という病いの普遍に触れようと試みたと。個別を探究することで普遍につながっていくのだ。個別から普遍へ、これが最近の僕の中のキーワードでもある。そして、感情が意思決定に際して重要であるということ。感情が価値判断を行わせている。扁桃体に障害があると優先順位が決められず、いつ何をするかを決めることができない。感情がないと理性的に行動できないというのだ。理性で感情をコントロールするのとは違うのだ。いやあ、おもしろい話だなあ。認知的不協和の話などもこのあたりに出てくる。今日聞いた池谷裕二先生の講演会でも、その辺の話はされていた。本書読みながらちょっと疑問に思ったこと。こっくりさんで自分が動かしているのにそれに気づかず、神様のお告げだと言っているのと、カンニングして100点とって喜んでいるのは同じ仕組みだろうか。うしろめたさがないというか、本当にうれしそうにするのはどうしてなのだろう。これで親にほめてもらえるとか思うのだろうか。自分で一生懸命考えて分かった、できたときの方がうれしいと思うのだが。それから、僕の場合、痛いの共感は赤の他人でもむちゃくちゃ強いのだけれど。テレビドラマなどを見ていての話だから、感情移入しているため、それは他人と思っていないのかもしれないか。まあとにかく、認知症になっても感情は残っているということだ。そして、その人らしさはその感情によって表せられる。感情を司っているのは進化の過程において脳の中では古い部分にあたるわけだが、人が生き物として生きていくにあたっては、理性の部分よりもより重要であるということは肝に銘じておこう。僕の周りでは、父がレビー小体型認知症と言われて、2年半ほどの入院で亡くなった。幻視とかもあったようだが、どちらかというと身体的な問題(すぐこけるなど)が大きかった。母は、腰が痛いと言って入院して、二度の転院の末、2ヶ月ほどで亡くなっている。義父は胃癌を患った後、10数年で前立腺癌が見つかり、その後も生き続けたが、最終的には、どのタイプか不明だが認知症の症状が強くなり入院。義母のストレスがたまってきたことも原因で入院を早めた。その後、2ヶ月ほどで亡くなった。そんなことがあるので、病院に入ると体は弱るとしか思えなくなっている。義母はまだ健在で一人暮らしをしている。というわけで、いまのところ認知症の介護の苦労をほとんど知らない。これから後、義母が、妻が、いやひょっとすると自分がそうなるかもしれない。そのときにどんな生活が待っているのか。悲しんだり、イライラしたり、いろんな感情がわき上がってくることだろう。相手の感情にうまく寄り添って行ければいいと思う。とは言え、気にしていても仕方ないので、大らかに感情を表現できるように、とりあえず小説を読んだりドラマを観たりを続けていくことにしよう。確か同じ著者の新刊「感情労働の未来」で、お母様が認知症を患って9年ほどで亡くなったと書かれていたと思う(図書館に返したので確認できない)。亡くなられるまでのその数年間、幸せに過ごされていたことを祈るばかりです。
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妻から、ママが最近認知症っぽい感じだと心配そうに言う事が増えた事から、ふとこの本を手に取ってみた。 脳科学者としての客観的な分析と実の母への娘の感情とが鮮やかに書かれててこの人しか書けない本。 アルツハイマーの進行により母が母でなくなる恐怖を感じながら、認知症とは?その人らし...
妻から、ママが最近認知症っぽい感じだと心配そうに言う事が増えた事から、ふとこの本を手に取ってみた。 脳科学者としての客観的な分析と実の母への娘の感情とが鮮やかに書かれててこの人しか書けない本。 アルツハイマーの進行により母が母でなくなる恐怖を感じながら、認知症とは?その人らしさとは?を真剣に考えながら必死で乗り越えていく、まさに血の通った学者の経験談。 愛情だけで越えられない綺麗事で済まない苦労はあるはずだが、この本の内容を知る事で介護する人される人にとって少しでも助けになるのではと感じた。 自分の両親も妻の両親もいい歳だから他人事ではない。少しでも心の準備をする為に良い出会いだった。
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脳科学者である筆者の母がアルツハイマー型認知症になった。 その様子を観察して詳しくその状況を記述し、その原因を冷静に分析している。 実際には一緒に暮らしていく中では、かなり感情的な揺れ動きはあったのだろうと思う。 認知症になってもその人らしさは残っているというのがこの本の結論。
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知識で知っていても、実際に身近な人が認知症になるとやっぱり違うもんだなと思う。その人がどうしてそう言うのか、どうしてそんな態度をとったのか、脳科学の観点から発見したことや、認知症に対して実体験を通して語ってくれているので、とても共感しやすかった。
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一昔前のアイヌ民族では呆けた老人と言葉が通じなくなったとき神用語を話すようになったと、神様のような存在になったと考えることによって仲良く暮らしたらしい。 アイヌ民族のようにあれたら認知症介護も随分気が楽になれるでしょうね。
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とても勉強になった本です。 私は認知症を専門として デイサービスを運営しているので、実感として感じることができました。 専門家として認知症のお母さまを見ている視点が書かれており、支援方法や冷静な視点で考察している様子や、脳の専門家として冷静さを失う内容もあり、とても面白く読みす...
とても勉強になった本です。 私は認知症を専門として デイサービスを運営しているので、実感として感じることができました。 専門家として認知症のお母さまを見ている視点が書かれており、支援方法や冷静な視点で考察している様子や、脳の専門家として冷静さを失う内容もあり、とても面白く読みすすめることができました。 少し気になったのが、多少の専門的知識がないと読みすすめるのにつまずくかと思います。 とはいえ、この本はかなり認知症の的を得ている本なので一読ありです。
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娘、家族としての感情が飾らずに書いてありました。脳についての知識も難しすぎることでなく、基本のあたりを触れてくれているので抵抗なく読みやすかったです。 自分の家族がそうなったら…と思いながら読んでしまうが、失われないその人らしさについてこうしえ形にしてもらうと、励まされる気がしま...
娘、家族としての感情が飾らずに書いてありました。脳についての知識も難しすぎることでなく、基本のあたりを触れてくれているので抵抗なく読みやすかったです。 自分の家族がそうなったら…と思いながら読んでしまうが、失われないその人らしさについてこうしえ形にしてもらうと、励まされる気がします。その後の状況など、著者のSNSで追いました。
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