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脳科学者の母が、認知症になる の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2024/01/15

一昔前のアイヌ民族では呆けた老人と言葉が通じなくなったとき神用語を話すようになったと、神様のような存在になったと考えることによって仲良く暮らしたらしい。 アイヌ民族のようにあれたら認知症介護も随分気が楽になれるでしょうね。

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2023/11/05

とても勉強になった本です。 私は認知症を専門として デイサービスを運営しているので、実感として感じることができました。 専門家として認知症のお母さまを見ている視点が書かれており、支援方法や冷静な視点で考察している様子や、脳の専門家として冷静さを失う内容もあり、とても面白く読みす...

とても勉強になった本です。 私は認知症を専門として デイサービスを運営しているので、実感として感じることができました。 専門家として認知症のお母さまを見ている視点が書かれており、支援方法や冷静な視点で考察している様子や、脳の専門家として冷静さを失う内容もあり、とても面白く読みすすめることができました。 少し気になったのが、多少の専門的知識がないと読みすすめるのにつまずくかと思います。 とはいえ、この本はかなり認知症の的を得ている本なので一読ありです。

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2023/10/11

娘、家族としての感情が飾らずに書いてありました。脳についての知識も難しすぎることでなく、基本のあたりを触れてくれているので抵抗なく読みやすかったです。 自分の家族がそうなったら…と思いながら読んでしまうが、失われないその人らしさについてこうしえ形にしてもらうと、励まされる気がしま...

娘、家族としての感情が飾らずに書いてありました。脳についての知識も難しすぎることでなく、基本のあたりを触れてくれているので抵抗なく読みやすかったです。 自分の家族がそうなったら…と思いながら読んでしまうが、失われないその人らしさについてこうしえ形にしてもらうと、励まされる気がします。その後の状況など、著者のSNSで追いました。

Posted byブクログ

2023/09/12

脳科学者である著者の母親が認知症になり、色々なことが出来なくなり、忘れていく母を間近に生活し、『その人らしさ』が失われていくのかどうかを考察する。 脳科学のプロでも、やはり一緒に暮らしている身内の大切な人が認知症になったかも知れない、と感じると、不安や現実から目を逸らしたり、と...

脳科学者である著者の母親が認知症になり、色々なことが出来なくなり、忘れていく母を間近に生活し、『その人らしさ』が失われていくのかどうかを考察する。 脳科学のプロでも、やはり一緒に暮らしている身内の大切な人が認知症になったかも知れない、と感じると、不安や現実から目を逸らしたり、といった行動をとってしまうものなのか、と意外に感じました。 でも、認知症と診断されてからは、脳科学者として脳の仕組みと照らし合わせながら、娘として母親の言動を観察し、言動の裏に隠れた母らしさを探しているところに、深い愛情と絆を感じました。 傍から見て、おかしな発言、行動をとっていても、その当人にとっては意味のある事、何かの記憶や感情と結びついている故の行動であるのだということが様々な事例や色々な研究の引用により、よく分かりました。 科学者、研究者としての視点だけではなく、身近な存在にある人の行動を毎日みていることから、この本では脳の仕組みや働き、何が脳の働きを阻害するか、また認知症によってどんな行動を引き起こされるか等、専門的なことを分かりやすく、母やその他の症例を交えて分かりやすく伝えてくれました。

Posted byブクログ

2023/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こういう見方もあるのか。感情の動きもまた個性である。それはそう。思い出もなくなってもその人らしさが残っているのは私も感じた。祖母は私が母になった時も祖母らしかったし、どちらのどなたでしょうかといったときも祖母らしかった。

Posted byブクログ

2023/08/18

アルツハイマー型認知症の母親と脳科学者の娘、そして父親の三人の生活。 同居ゆえのたいへんさはさらっと。 認知症についてプラス思考で書かれている。 ……同居できる幸せ、見守れる幸せ。もちろんきれいごとじゃすまないのだが、ちくちくと気が咎める。

Posted byブクログ

2023/07/27

養老ブックガイドから。脳関係を立て続けに。こうやって読んでいくと、違う立場から見える共通点、みたいなのが浮かび上がってきて興味深い。

Posted byブクログ

2023/04/15

母が脳科学者ではなくて、著者が脳科学者である 認知症になっても、本人が失敗してもいいから、「自分に選択の余地があって責任を持って生活できること」が幸せを感じ、活動的になる秘訣だ、と。 主体性の感覚が得られている時は幸福感を抱いて安心できると。

Posted byブクログ

2023/03/18

身近な家族が認知症になることは、本人、そして家族も辛いことだと思う。 認知症のお母様の行動を脳科学者としての立場から分析されていて興味深い本だった。

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2023/02/11

認知症に関する本を何冊か読んできたが、この本は今まで読んだ本とは視点が違い、興味深く読んだ。 著者が脳科学者であり、自身の母親が認知症になった事がきっかけとなり、認知症について脳科学の知識と照らし合わせて考察している。 「能力」は無くなっても「感情」は残る。 文庫版あとがき、...

認知症に関する本を何冊か読んできたが、この本は今まで読んだ本とは視点が違い、興味深く読んだ。 著者が脳科学者であり、自身の母親が認知症になった事がきっかけとなり、認知症について脳科学の知識と照らし合わせて考察している。 「能力」は無くなっても「感情」は残る。 文庫版あとがき、を読むと、著者も母親の事を理解しつつも実際一緒に生活するのは大変なんだな、としみじみ思った。

Posted byブクログ