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1R1分34秒 新潮文庫
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1R1分34秒 新潮文庫

町屋良平(著者)

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1R1分34秒 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2021/11/27
JAN 9784101034416

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商品レビュー

3.5

33件のお客様レビュー

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2026/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

敗戦から、次の試合までの心の機微を描くというこの小説は非常に面白く感じた。特にボクシングに対して自信を失っている様がいい。素直ではないが、何で勝ちたいのかを最後までマイペースに追う様もよかった。

Posted by ブクログ

2026/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 純文学的スポ根小説。ストーリー自体は特に突飛なものではない。初戦をKO勝ちで飾ったはものの、その後は負けがこんで苦悩する主人公。ボクシングをする意味、勝利の意味、敗北の意味、そしてボクサーである自分の存在や生の意味、何もかもの輪郭が曖昧になっていく。しかし新たなトレーナー、ウメキチとの出会いによって、彼は大きく変わっていく。ぼやけた事物の輪郭に目を凝らすことを諦め、単なる逃避か、最後の希望か、彼はウメキチに全てを託すことに決める。そしてラストシーン、1R1分34秒、彼は遂にKO勝ちを収めることになる。  この小説の本質は主人公が勝ち取った勝利にあるわけではない。町屋良平が巧みに描く、情けのない、何処にも辿り着かない内省の反復。その輪廻や無力感から抜け出そうと藻掻く、人間の生々しい喘ぎ。主人公の語りこそ冷徹だが、ウメキチよって引きずり出される彼の裸の叫びは、人間という生物の愚かさ、そして美しさを思い出させてくれる。

Posted by ブクログ

2026/06/08

男性ボクサーが主人公ということで読む前はハードルを感じていましたが、読んでみるとただひたすらに個人の視線から語られていてこちらも没頭できます。空間があるというか、Z軸の広がりも感じる、密度のある言葉がひしっと並べられています。その空間の中で試合をし、反省をし、信じ、傷つける主人公...

男性ボクサーが主人公ということで読む前はハードルを感じていましたが、読んでみるとただひたすらに個人の視線から語られていてこちらも没頭できます。空間があるというか、Z軸の広がりも感じる、密度のある言葉がひしっと並べられています。その空間の中で試合をし、反省をし、信じ、傷つける主人公が動き回っていて、私も彼と同じ部屋に座り彼の視点を共有しているような読み心地でした。 本自体の短さもあり、濃くてもすっと読める作品かと思います。

Posted by ブクログ

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