商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/11/27 |
JAN | 9784101034416 |
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商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
ウメキチに出会ってから加速的に面白くなった! 主人公が自分自身、ボクシング、勝利に 真正面から向き合っていく姿がかっこいい。 中途半端じゃない真剣だからこその恐怖。 ウメキチも、ガールフレンドも、友人も 最高だったなぁー! 河辺で友人の前でシャドウするシーンと 対戦相手が決まっ...
ウメキチに出会ってから加速的に面白くなった! 主人公が自分自身、ボクシング、勝利に 真正面から向き合っていく姿がかっこいい。 中途半端じゃない真剣だからこその恐怖。 ウメキチも、ガールフレンドも、友人も 最高だったなぁー! 河辺で友人の前でシャドウするシーンと 対戦相手が決まってガールフレンドに恐怖を吐露して次の日、別れを告げるシーンが好き!
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ヒリヒリするボクサーのはなし。 男の物語。 『人生クライマー』をみたばかりなんだけど、それも、誰も登ってない崖を登りたい。 クライマーをやめられない。 ボクサーをやめられない。 町田康の解説がよかった。
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無気力負け組から負け組への脱却 そんな小説だったような気がしました。 ボクシングを題材とした場合、一般的なイメージとしてはギラギラした生とか、(入子型の)自分の存在意義の模索などをストーリー展開に絡めてくるようなものが多い気がします。 「あしたのジョー」とか、寺山修司の「あゝ荒...
無気力負け組から負け組への脱却 そんな小説だったような気がしました。 ボクシングを題材とした場合、一般的なイメージとしてはギラギラした生とか、(入子型の)自分の存在意義の模索などをストーリー展開に絡めてくるようなものが多い気がします。 「あしたのジョー」とか、寺山修司の「あゝ荒野」「ミリオンダラー・ベイビー」「キッズ・リターン」最近なら「春に散る」 勝ち組と負け組のコントラストがはっきりしていて、その狭間で苦悩する登場人物たちが印象的であったりします。 ただ、主人公のボクは物語の中で、意欲の輪郭もみえないような状態でボクシングをしているところからスタートします。 対戦相手を憎むどころか(一般的なボクシングものは対戦相手もしくは自分と相対的な何かを憎むことが多い)、親友にも近い感情を持ってしまっています。 他人を憎めない者は、勝ち組とか負け組とかそのような仕分けは存在しないのかもしれません。 それはそれで、生きていくモチベーションや羅針盤をおのれの中で作りにくいのかもしれません。 他人を憎むということは、自分を相対化しやすくする効果があると思いますので。 なかなかチャレンジングなことをやってそうな小説だと思いましたが、わたしにはちょっと合いませんでした。
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