![アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001976/0019764775LL.jpg)
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アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2021/11/17 |
JAN | 9784309300160 |
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アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?
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商品レビュー
3.7
47件のお客様レビュー
経済には心がないという言葉に衝撃を受けた。確かにそう思うと、自分を取り巻く理不尽な環境に納得がいく。 女性が排除された経済の世界。自分が漠然と思っていたことを論理的に説明がされていて、世の中の捉え方について勉強になった。
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このタイトルを思いついただけで勝ちでしょう。 本書の骨子は「経済人」偏重の市場経済に女性の存在が無視されているという、社会のあり方に異議を申し立てる。フェミニストは上野千鶴子のようなもっと狭義のジェンダーの違いから受ける不利益にフォーカスするものであるという先入観があったので、...
このタイトルを思いついただけで勝ちでしょう。 本書の骨子は「経済人」偏重の市場経済に女性の存在が無視されているという、社会のあり方に異議を申し立てる。フェミニストは上野千鶴子のようなもっと狭義のジェンダーの違いから受ける不利益にフォーカスするものであるという先入観があったので、経済との関連で論じるものはとても新鮮。新しい社会のあり方、寛容さへの期待みたいなものを感じる。(今ちょうど観終わった「不適切にもほどがある」と共通するテーマ) 少し具体的なところでは2008年金融危機への解説が秀逸。デビット•ボウイの逸話との絡め方と専門用語なしの人間の情動的な反応による説明が、腹落ち度高い。ここだけでも読む価値あるかな。
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経済学は「愛の節約」を研究する学問になった。社会は利己心で成り立っている。アダム・スミスの見えざる手から経済人は生まれた。愛は私的な領域へと追いやられた。社会に漏れださないように、しっかり管理しなくてはならない。そうしないと、愛が枯渇してしまうから。 経済学は愛を節約しようとした...
経済学は「愛の節約」を研究する学問になった。社会は利己心で成り立っている。アダム・スミスの見えざる手から経済人は生まれた。愛は私的な領域へと追いやられた。社会に漏れださないように、しっかり管理しなくてはならない。そうしないと、愛が枯渇してしまうから。 経済学は愛を節約しようとした。愛は社会から隔離され、思いやりや共感やケアは分析の対象から外された。そんなものは社会のとみとは関係ないからだ。
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