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クジラのおなかに入ったら
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ナツメ社 |
| 発売年月日 | 2021/11/16 |
| JAN | 9784816371059 |

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商品レビュー
3.8
16件のお客様レビュー
ストランデイング、漂着・座礁・混獲・迷入の総称で、海生哺乳類である鯨類が陸上に打ち上げられることをいう。 著者はこのストランデイングの専門家で、『ストランデイングネットワーク北海道』の中心人物である。彼女がストランデイングの専門家になった経緯や、現在の研究についてが解りやす...
ストランデイング、漂着・座礁・混獲・迷入の総称で、海生哺乳類である鯨類が陸上に打ち上げられることをいう。 著者はこのストランデイングの専門家で、『ストランデイングネットワーク北海道』の中心人物である。彼女がストランデイングの専門家になった経緯や、現在の研究についてが解りやすくかみ砕かれた形で書かれている一冊だ。 導入、序盤はやや文章がこなれていないこともあり、やや読みにくい部分もあったものの、終始前向きで研究者としての矜持が隅々にまで行き渡っている良書になっている。研究者として、フィールドワークのあり方を真摯に取り組んでいる様子にとても好感を覚える。 要所要所を押さえつつ、広く浅く解説されているので、入門書として申し分ない本だと思う。ただイラストこそ豊富だが、写真が少ないために具体的なイメージがつかめないのが惜しむべき部分だろうか…… 鯨類を専門にしているが、それだけを知っているだけでは不完全で、集めたデータは統計学で解析しなければ意味がないし、クジラは海生哺乳類であるから哺乳類の知識も必要で、食餌である海生生物についての知識も必要だ。また、捕鯨という文化について無知であってはならないし、ストランデイングという偶発的な事態で研究を進めるためには、現場からの理解と協力も必要でコミュニケーション能力も必須である。当たり前といえば当たり前なことなのだが、こうして第一線で活動している人の言葉となると、なかなかに重い。 しかし、こういう研究者によって未来は切り開かれるのだろうと感じた。
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クジラ、イルカ、シャチ この辺りの海のでかい生物が好き。 この生き物の生態が明かされるまでに 多くの人々の苦労と研究があったんだなということが垣間見える内容だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館で、おすすめの本として紹介されていたため、借りて読了。 浜辺に打ち上げられたクジラやイルカの死体を解体し、食性について研究する松田さんの話。 私も大学を検討する際、一時期は水産系に興味があったことを思い出した。東農大のオホーツクキャンパスで勉強するの楽しそうだな〜と漠然と思っていた。 あまり現実的じゃなかったので、すっかりそのことを忘れていたが、高校生でこの本に出会っていたら、私もやりたい!と目指した可能性もあるかも…と思えるくらい、松田さんの研究が楽しそうに感じた。 ▼初めて知ったこと ・クジラのひげ板は産まれてから代謝で入れ替わらないため、窒素安定同位体比を調べることにより、何年ごろ何を食べていたか知ることができる。 ・魚の耳石は歳をとるごとに年輪ができるので、どのくらい成長した魚なのかわかる。 ・胃の中のイカのビークで、イカの種類を判別することにより、食性が調べられる。 中でも印象に残っているのは、イカのビークを判別する際、分かるところまでであきらめることである。自分しか見てないから、誰にもバレることはないが、自分の研究結果が世界の次の研究につながるので、嘘があってはいけない。 松田さんのように、好きなことをとことん追求することに憧れる!研究にもクジラにも興味が持てる、とても面白い本だった。
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