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正しい愛と理想の息子 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2021/11/20 |
JAN | 9784334792688 |
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正しい愛と理想の息子
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商品レビュー
3.9
17件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
寺地さんの小説で、初めて暴力的なシーンや詐欺という反社会的な描写に出会った。暗くて救いようのない主人公かと思いきや、最後は大切なことに気づかせてくれる、やっぱり寺地さんの小説だと思った。 幼い頃から貧困にあえぎ、10代で詐欺に手を染め、お金のためなら他者への共感力や思いやりとは無縁になってしまえた青年が、相棒やその認知書の母を通して、慈しみの情が芽生えていたことに気づいてゆく。 こどもをないがしろにして他者へ貢献してしまう母親、理想を押し付けてしまう母親。こどもは親の関心が得られない寂しさや、呪縛から逃れられず大人になってから苦しむ。 誰かに見守られながら泣きたい日もある。解説の原田ひかさんも書かれているが、若くもなく老いには遠い30歳代の登場人物はむずかしい。 寺地さんの作品は、むずかしい年代の葛藤に焦点を当て、どうしようもない闇にすら一筋の光を与えられる力がある。もっと好きになってしまった。
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テンポも良く面白かったので一気に読めました 好き嫌いは人によって分かれる話かもしれませんが、私は好きな話です ハセが灰嶋の手下にやられた時、身を呈して助けに入ったヨボヨボの善一郎、ハセに老人専門のリーズナブルな便利屋さんをやったら?と言ってくれた典子さん、素敵だなと感じました。 ...
テンポも良く面白かったので一気に読めました 好き嫌いは人によって分かれる話かもしれませんが、私は好きな話です ハセが灰嶋の手下にやられた時、身を呈して助けに入ったヨボヨボの善一郎、ハセに老人専門のリーズナブルな便利屋さんをやったら?と言ってくれた典子さん、素敵だなと感じました。 人間老いてくると非力になっていきますが、お年寄りが与えてくれるもの、教えてくれるものがたくさんあるんだなと思いました。
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クールな観察眼をもつようでいてどこかおとぼけで 人から求められることを求めていて でも、騙したり利用したりズルくて 人間らしい主人公だなと思いました。 最後は民生委員に通告するまでのすっかり良い人みたくなってはっぴーえんどな感じが、よかったです。 新たな希望も見えてきて 清々しく読み終えることができました!
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