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ゲストリスト ハヤカワ・ミステリ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2021/11/04 |
JAN | 9784150019730 |
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アイルランドの孤島で開かれた結婚式で起きる殺人。 花嫁はオンライン雑誌の創設者。 花婿はサバイバル番組に出ている人気者。 招待客はみんななんだか暗い過去がある人たち。 誰が殺されたのか? 誰が殺したのか? 最後の方まで分からないところが面白い。 複数人の視点で物語は進んでいく。 意外と混乱しなかった。 殺された人がこの人やったら納得するなって思いながら、ゆーっくりと明らかになっていく。 ちょっと、もうそろそろ答えを教えてよ、、ってなるけど、それでも面白かった。 ちょっと偶然がすぎるかな?(;´ェ`) いい大人がなにやってるのってイラッとした(笑) 起きて当然のようなことが…やっぱり起きるのか…。 ここまで登場人物たちが過去に接点あるなら逆にもうちょっとカオスになって欲しかった。 複数人は殺されるのかと思っていた。 前半が一番楽しかったな〜! だんだん結末が見えてきた時に、殺された人の正体をまだ明かさずに引き延ばしていたところが読んでいてしんどかったかも。 とはいえ、また2度読みするとまた楽しいかも。 こんな人たちの集まる結婚式に呼ばれたらヤバイ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ルーシー・フォーリーの初翻訳。もしかしたらデビュー作かも。かなり評価は迷ったけど、星4寄りの星5で。 アイルランド沖の孤島で行われる有名俳優と若き女社長の結婚式。 嵐が近づく中、いよいよ式も盛り上がってきたところに停電が。そして響き渡る悲鳴。どうやら誰かが殺されたようだが。。。という冒頭に始まり、おおよそ5人の視点で物語は進む。 おそらく一番評価が割れるところだと思うが、誰が殺されたのか、本当に最後の最後まで伏せられた状態で進む(途中ダレるかどうかで評価が分かれそう)。中編だったら、文句なしの作品だったかもしれない。 殺した犯人ではなく、殺されたのは誰なのか、そこに特化したスリラーであり、そこまでの過程が5人の視点と現在の状況とで交互に示される。それぞれに抱える事情があり、後半その事情の矛先が同じ方向を向いた時、悲劇が起こる。 それぞれの視点で明かりが消えた時、一体誰が殺されるのか。ラストのたたみかけが非常に良く、色々と予想はしやすいのだが楽しめた。 そして、明かりが消えた。
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華やかな結婚式が開かれるかと思っていたが……嵐に閉ざされた孤島、そう上手く行くはずはない。何かが起きる。起きないわけがない。 登場人物達の思いにうっすら滲んでいた「秘密」、それがある時から滲みを超え、堰を切ったように溢れ出し、止められなくなる。 終盤、短い感覚で語り手が入れ替わ...
華やかな結婚式が開かれるかと思っていたが……嵐に閉ざされた孤島、そう上手く行くはずはない。何かが起きる。起きないわけがない。 登場人物達の思いにうっすら滲んでいた「秘密」、それがある時から滲みを超え、堰を切ったように溢れ出し、止められなくなる。 終盤、短い感覚で語り手が入れ替わる部分にはゾクゾク、ワクワク(というのも何だけど……)したものを感じた。ドラマを観ているかのよう。 地の文が現在形であるところも、そのゾクゾク感が増すポイントだった様に思う。 読みながら彼らの胸の内の慟哭や憤怒に胃がキリキリした。そして、興奮したりして手がつけられない状態の人々(ディナーの場面だったか、学生時代のノリでバンバンやってるところ、後半である人物が担ぎ出されていくところとか)の不気味さ、怖さも印象に残った。内輪のノリで騒ぎまくって周囲が見えなくなっている、というような? 終わり方が若干ぼやっとしている気がしなくもないけれど、個人的には面白かったと思う。
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