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美徳のよろめき 新装版 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2021/10/19 |
JAN | 9784101050539 |
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美徳のよろめき 新装版
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商品レビュー
3.5
21件のお客様レビュー
前半は面白かった。書き回しがひねりにひねっていて、訳された海外文学のような味わい。しかし、後半がより哲学味を帯びていて難解。よくわからなかった。不倫というスリルに対してあくまでもドライで居続ける土屋とハラハラを共有出来ないことに対する物足りなさを感じた主人公の暴走、というか、堕胎...
前半は面白かった。書き回しがひねりにひねっていて、訳された海外文学のような味わい。しかし、後半がより哲学味を帯びていて難解。よくわからなかった。不倫というスリルに対してあくまでもドライで居続ける土屋とハラハラを共有出来ないことに対する物足りなさを感じた主人公の暴走、というか、堕胎を経て尚そんな様子であってもうどうにもならんと見切りをつけたとこまでは。不倫の床や搔爬される屈辱が曖昧にぼかしを入れたような表現なのは敢えてなのかしら。直接表現が好ましいわけじゃないけどぼかしを入れられ過ぎてよく飲み込めないところがあった。 『禁色』や『仮面の告白』とはまた違うのか?もっと没入感があった気がする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
女の本来なら知らぬが故に妖艶に見えるところを書き起すことで醜い葛藤や目的が見えていて女の美しさとは秀逸に醜い部分を隠すことで成り立つのだと思った。 最初は見知らぬ世界の感覚を知るために(遊ぶために)昔自分に好意を持ってくれた人に近づいたが、なかなか自分の思いのままに動いてくれない男に対して焦燥感に見舞われる。 女が一方的に不誠実な世界を味わい最終的に捨てるだけのつもりが、どちらがどちらを思いのままに動かせるか。というバトルに変わっていった。だが男の方が常に一枚うわてだった。 アドバイスをもらいに仙人のような男の元を尋ねた時に「この考えは男の考えだわ。」といいアドバイスを投げやりにした時、三島由紀夫の女への皮肉を感じた
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手紙を破り捨てるラストの勢いの良さが良かった。 三島由紀夫の美しい語彙にひたすら酔いしれることのできるお話だった。
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