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大鞠家殺人事件

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2021/10/12 |
JAN | 9784488028510 |


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商品レビュー
3.6
34件のお客様レビュー
戦時下の昭和18年、陸軍少将の娘•中久世美禰子は大阪•船場で婦人化粧品販売を営む大鞠家に嫁ぐ。だが夫は軍医として出征。残された美禰子は丁稚奉公制度が色濃く残る商家で、姑や小姑からの嫁いびりに遭いながらも毅然と大鞠家を守っていた。敗戦の気配漂う昭和20年、大鞠家を惨劇が襲う… 江...
戦時下の昭和18年、陸軍少将の娘•中久世美禰子は大阪•船場で婦人化粧品販売を営む大鞠家に嫁ぐ。だが夫は軍医として出征。残された美禰子は丁稚奉公制度が色濃く残る商家で、姑や小姑からの嫁いびりに遭いながらも毅然と大鞠家を守っていた。敗戦の気配漂う昭和20年、大鞠家を惨劇が襲う… 江戸時代から商業の中心地として栄えた船場。排他的なプライドに厳しい身分制度、“船場言葉”と呼ばれる独特の大阪弁が物語を彩り、読み応え十分。大胆にも自身の犯行を仄めかす人物の独白から始まるプロローグの近未来、跡取り息子が忽然と失踪した明治末期、そして大鞠家で連続殺人事件が起こる戦火の昭和、それぞれ異なる時代の出来事が最終的に繋がってクロニクルを織りなす面白さがある。 フーダニットは予想がつくものの、時代背景や文化風習と結びついたホワイダニットがよきかな。深夜に出没する“赤い髪の小鬼”といった殺人事件以外の不可解な謎も魅力的。 詳細は言えないが古典名作のオマージュ要素もあり、ニヤリとさせられる小道具や場面がチラホラ。それらが単なる賑やかしではなく、物語と有機的に融合している点が素晴らしい。古き良き“探偵小説”愛好家の方にオススメしたい本格ミステリ。 このミステリーがすごい! 8位 本格ミステリ・ベスト10 6位 ミステリが読みたい! 3位 リアルサウンド認定国内ミステリーベスト10 2位 日本推理作家協会賞 受賞(2022年) 本格ミステリ大賞 受賞(2022年)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
正統派昭和時代の推理小説でした。 場所は船場、時代は明治から始まり、事件は戦中、空襲後の焼け野原の戦後が解決偏となっていて面白かったです。 探偵役の女性たちは著者の既存の作品の登場人物だったようで、その探偵の登場だけが唐突でしたが、後は映画にもなりそうな懐かしい設定のミステリーでした。 この手のミステリーでは謎解きが強引だったりするのは仕方ないのですが、そこも含めて王道を行っていると思いました。
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大阪大空襲の最中に大鞠家で起こった連続殺人。その前にも一家の嫡男が行方不明になったり、軍服の男が突然現れたりと、「どうやってこれらの謎を解くのか?」という風に読んでいたが、終盤の謎解きで明かされたトリックや意外な犯人などにすごく驚いた。そしてその動機はものすごく悲しいものだった...
大阪大空襲の最中に大鞠家で起こった連続殺人。その前にも一家の嫡男が行方不明になったり、軍服の男が突然現れたりと、「どうやってこれらの謎を解くのか?」という風に読んでいたが、終盤の謎解きで明かされたトリックや意外な犯人などにすごく驚いた。そしてその動機はものすごく悲しいものだった。新年を迎えて読むに相応しい一冊だった。また、作中に出てくる海外の古典ミステリーのオマージュも凝ってて良かった。今度はそれらの元になった作品を読んでいきたい。
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