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噛みあわない会話と、ある過去について 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2021/10/15 |
| JAN | 9784065258910 |
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噛みあわない会話と、ある過去について
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商品レビュー
3.9
927件のお客様レビュー
人間関係の微妙なズレや心の内面に迫る短編集で、各話が持つ後味の悪さが印象的です。登場人物たちの視点を通じて、無自覚な言動がどのように他者を傷つけるのか、またその逆もあることを再確認させられます。特に、友人との関係や過去の思い出がどのように変化するのかを描く「ナベちゃんのヨメ」や、「パッとしない子」に見られる人間関係の葛藤は、読者に共感を呼び起こすでしょう。さらに、社会的立場の逆転や記憶の変化をテーマにしたエピソードもあり、日常の中に潜む怖さや不思議さを感じさせます。全体を通して、心の奥に潜む感情や記憶に向き合うことの重要性を教えてくれる作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
短編集でどれも自分に刺さって面白かった。 この人の書く本好きだなとか好みはあるけど凪良さんの作品は自分の頭の中のものを高度な語彙で作品化しているもののように感じる。もし自分が本を書くならこんな感じなのかなと思ってしまうくらい作品の世界観が好きで親近感も感じる。
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四編からなる短編集。 ・ナベちゃんのヨメ 本人が幸せならばそれでいい。少し無責任に感じるけど、そう思うしかない。ナベちゃんとヨメの関係は、少し盲目的に感じたが、少なからず恋人関係には、依存的な要素が生じるものだと思っている。だから盲目的になるし、ヨメのためにかつての友達と関係を断...
四編からなる短編集。 ・ナベちゃんのヨメ 本人が幸せならばそれでいい。少し無責任に感じるけど、そう思うしかない。ナベちゃんとヨメの関係は、少し盲目的に感じたが、少なからず恋人関係には、依存的な要素が生じるものだと思っている。だから盲目的になるし、ヨメのためにかつての友達と関係を断つことになる。恋に盲目的になっている人間とそれを客観的にみる外野の人間とが話すから会話が嚙み合わなくなる。 ・パッとしない子 こういうことって人生において、少なからずあるだろうなと思った。 簡単に言えば、すれ違い、ということだろう。 おそらく佐藤先生は、すれ違ってしまったと思っただろう。実際、たすくんにその話をされるまでは、まったく心当たりがなかったのだから。自分の発言が、態度がどこに敵を作ってしまっているのか分からない。この話で言えば、たすくんが有名人となってしまったことが、佐藤先生とっての不幸だったのだと思う。そのせいで、たすくんの負の感情が再燃するきっかけがおそらく普通に生きていくよりも多く生まれてしまったのだから。物語の最後の最後まで、佐藤先生は自分が悪いとは感じていない。不運な事故に巻き込まれてしまったという感覚だろう。 でも、おそらく一生佐藤先生は、この日の出来事を忘れないだろう。おそらく一生、後味の悪かったこの一日を思い出してしまうだろう。なにか悪いことをしたわけではないのに。 ・ママ・はは これは、ホラー。 世にも奇妙な物語のような読み味。頭の中であの音楽が流れてきた。 毒親、とは言いきれないのかもしれないが教育って難しいと感じた。 私はいつまであなたの娘でいなきゃいけないのという言葉が印象に残った。 子供はいつまで親の子供でいなければいけないのだろう。私は、おそらく一生なのだと思う。私は、成人し、すでに社会に出て働いている。でも時折帰省すれば、変わらずあのころのように親は親でいる。この間帰省した時には、ある会社の情報漏洩のニュースを挙げ、変なメールが来ていないか、気をつけろ、あれをしろと言ってくる。よくある日常会話であるが、何か心配をされるたびに、おせっかいを焼かれるたびに、この人たちはいつまででも私の親なのだなと感じる。 私の母は、昔の母のままだと思う。たぶん。 ・早穂とゆかり 本著の中で、一番胸に刺さった。 私の学生時代を思い返してしまった。おそらく私は、早穂側の人間だったと思う。 今思い返して、そう思ってしまうくらいだから、早穂と同じように私のことを疎ましく思っていた人間もかつていたのではないかと思う。あの学生時代を思い返せば、大半のことに悪気はないのだ。とにかくその場その場を楽しく過ごしたいのだ。楽しく過ごせるのであれば、その話題は、材料はなんでもいいというのが本音だと思う。早穂たちがしていたことは、いじめではないと思う。されたほうがいじめと感じたら、いじめだという意見もあると思う。が、当時にいじめと思っていじめをしている人間はいないと思う。いたとしたら、相当な悪人なのだなと思ってしまう。だからこそ、学生時代の人間関係は、難しいのだと感じる。本著は、女子同士の話であるが、男子のほうが悪意のない悪意は、多いと思う。その場の笑いのために出過ぎたことをする。調子に乗ってしまうのだ。パッといない子と同じような構図で話が進むこの話であるが、やはり早穂にとって、一番の不運は、このような機会が発生してしまったことなのだと思う。そうでなければ、おそらく早穂はそこらへんのいわゆる一軍といわれる人間と同じように生活し、たまに飲み会でゆかりのことが話題上がり、少しだけ悪態をつくだけだったろう。学生時代と同じように。だからこんなようなことが起きるのだ。
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短編集。どの作品も、あ、そういう気持ち、あるかも…そういうこと言っちゃうかも…という嫌な人の気持ちを浮き彫りにされる作品!
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