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噛みあわない会話と、ある過去について 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2021/10/15 |
| JAN | 9784065258910 |
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噛みあわない会話と、ある過去について
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商品レビュー
3.9
779件のお客様レビュー
しんどい。パッとしない子のみ読了。短編だけど心当たりがありすぎて深く落ち込んだ。それでいてなお、美穂と同様に、繊細で傷付きやすい性格をこちらに八当たりしないで欲しいという気持ちも湧き起こる。ひとの数だけ思い出がある。私は人と人とが分かり合えるなんて幻想だと思ってるので、合わないな...
しんどい。パッとしない子のみ読了。短編だけど心当たりがありすぎて深く落ち込んだ。それでいてなお、美穂と同様に、繊細で傷付きやすい性格をこちらに八当たりしないで欲しいという気持ちも湧き起こる。ひとの数だけ思い出がある。私は人と人とが分かり合えるなんて幻想だと思ってるので、合わないなって人とは距離をとって生きていきたい。そしてなるべく人に優しく謙虚に生きていきたい。
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登場人物の表情や内側で思っている気持ちの描写がリアルで怖かったし鳥肌がたちました。 自分でも無意識のうちに、悪気なく相手が嫌な気持ちになることを言ってしまっている気がします。 後から発言を後悔することもあるけれど、たぶん何気なく言っていることの方が多いんだと思います。 そして自...
登場人物の表情や内側で思っている気持ちの描写がリアルで怖かったし鳥肌がたちました。 自分でも無意識のうちに、悪気なく相手が嫌な気持ちになることを言ってしまっている気がします。 後から発言を後悔することもあるけれど、たぶん何気なく言っていることの方が多いんだと思います。 そして自分も過去に言われたことの内容や嫌なことをされた人も行動も言語も今でもハッキリ覚えてます。 過去の失言は今からは変えることはできません。 この本を読んで人に対しての言葉遣いや自分の発言を 気をつけようと思いました。 この本怖いな感じたのは自分にも当てはまる部分があったからだと思います。読んでいて息がしにくかったです。 あなたの過去は大丈夫ですか?☺️
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ここに来ても親子関係が目につく。 成人式の着物のくだりについては、親のお金であることに間違いないんだからここまで根に持つ方に今回は疑問を持つ。 ただ、最終的には子は地元に戻るもの、そうでなければ親を捨てたもの同然という母の考えに通ずるものはあって溜息。 決定権は親にあり子の気持ちなんてないのが当たり前。 それが今の歳になって急にこちらが答えたくもないことに関して意見を求められる矛盾。 いい記憶ばかりを選択してわるい記憶は捨て去る都合の良さがニンゲンだよね 逃げずに反省して吸収して捨て去れば十分 "子育ての正解は、成長期した子どもが、大人になってから親の子育てを肯定できるかどうか。 大人になった子どもに自分がやってきたことを肯定してもらえないと、いざ対等な状態になっだ子どもに見捨てられることになるよ。保護者と被保護者はいずれ、介護だなんだで逆転するんだしさ。" 人間の記憶も相当に不確かで改竄に改竄が重なっていると思う。 今私の持つ記憶だってどれが本当かわからない。 たまに、究極にそう感じて心がはやることがある。一体今ある記憶の何が正しいのだろうと。 それにしても、途中から物語はほん怖になってきてびっくりした、これそのままほん怖でドラマ化できる笑 小説の主人公って大抵、気持ちよくページを進める手を後押しするためにも明らかな性格難ありを持ってくることってないのに、この小説はたびたび登場する。 おかげで人間の嫌なところをまざまざと見せつけられて、共感性羞恥の塊の物語だったりする。 それが、この本の良さ。 子育てをしていると、やはり、余裕がないから自分の心を優先にしてしまうのだと思った
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