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台所太平記 改版 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2021/09/22 |
JAN | 9784122071117 |
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商品レビュー
4
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※このレビューにはネタバレを含みます
谷崎潤一郎の、文豪、磊吉の家で働く代々の、個性豊かな女中たちを描いた話。 癇癪までもが結婚で治るなど、女性の幸せは結婚で決まる的な、古い考え方満載だが、当時の捉え方、地域による文化や考え方の違いなどがよくわかる。 磊吉夫妻は、迎えた女中たちの結婚の仕度など面倒をみたり、後々まで彼女たちのことを気にかけたりしてくれる雇い主で、彼らのもとで働けるのは女中たちにとってはラッキーだったことと思う。
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→「坊津と谷崎潤一郎」 https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/082486d52563f99b24073ca686dda4dc
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純文学の谷崎などと気構えず、気軽に読める、個性豊かで楽しい女中さん列伝。 山口晃さんによる挿し絵が楽しい。 特にウサギ耳の被り物をしている磊吉がクセになる可愛らしさ 笑 文豪千倉磊吉の屋敷で働く女中さんたちが主役。 姉御肌で、困っている同郷の娘を放っておけずに、次々と女中部屋に...
純文学の谷崎などと気構えず、気軽に読める、個性豊かで楽しい女中さん列伝。 山口晃さんによる挿し絵が楽しい。 特にウサギ耳の被り物をしている磊吉がクセになる可愛らしさ 笑 文豪千倉磊吉の屋敷で働く女中さんたちが主役。 姉御肌で、困っている同郷の娘を放っておけずに、次々と女中部屋に泊めてしまう初(はつ)。 「女中部屋と云いましても、せいぜい畳数四畳半くらいで、そこに多い時は七八人もの娘たちが鮪のように折り重なって寝るのですから、その騒ぎと云ったらありません。」 凄い様子だ 笑 彼女たちは鹿児島弁で話すから、方言も紹介されている。 鹿児島弁が分からないのをいいことに、初が磊吉に向かって 「いっけつんもなかじじっこ」(いけすかない爺さん)なんて言ったという話も。 こらこら、ご主人様に向かって 笑 梅(うめ)の癲癇を診察した医者が、電気パーマの熱が発症の原因だと診断するシーン。 そんな診断ってある??笑 しかも「最も完全な治療法は、早く結婚することである」だなんて。 時代だなぁ。。。 他にも、小夜(さよ)の気味悪さや節(せつ)との件に谷崎らしさ?がちょっぴり見え隠れしたり、最後まで飽きさせない。 これって、やっぱり谷崎家のことかな? 永観堂からそう遠くない所に越した…や、熱海の山王ホテルなど、谷崎家がモデルとなっているのは間違いなさそう。 小説の体をなした随筆なのかな。 愛情深い眼差しで女中さん達がのびのびと描かれていた。
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